冨岡 義勇 かっこいい。 【鬼滅の刃】かっこいい技ランキングTOP10!

「鬼滅の刃」冨岡義勇の半々羽織がかっこいい|錆兎の着物と柄が一緒なのはなぜ?

冨岡 義勇 かっこいい

第6位 蟲の呼吸 蝶ノ舞「戯れ」 第6位に選んだのは胡蝶しのぶが使う蟲の呼吸から蝶ノ舞「戯れ」。 他の鬼殺隊たちのように斬り刻む技ではなく、刀に仕込んでおいた毒で身体を突き刺し鬼を死に至らしめます。 そのスピードは鬼でさえ見えない程のスピードで気が付けば何か所も突き刺され……正直なところバッサリと斬られるよりも恐ろしい技です。 第5位 音の呼吸 肆ノ型「響斬無間」 第5位に選んだこの技は上弦の陸「妓夫太郎」との戦闘で天元が使った技です。 妓夫太郎が使った血鬼術に対してその技を相殺するために発動、ヌンチャクのように鎖でつながった刀を振り回して広範囲に斬撃を放ちます。 この技を使った時にかっこよかったのは危険な位置にいた炭治郎を蹴りで安全な位置に飛ばしつつ技を繰り出した事です。 第4位 術式展開 破壊殺 第4位は鬼殺隊の技ではなく、猗窩座が煉獄との戦いで繰り出した破壊殺。 技の名前、構え、見た目、全てにおいてかっこいいわざとなっています。 この破壊殺は「羅針」から始まり「空式」「乱式」「滅式」と放ち、最後は煉獄の奥義を交わし「滅式」で猗窩座の拳が煉獄の身体を突き抜ける事になりました。 第3位 水の呼吸 拾ノ型 生生流転(せいせいるてん) 第3位に選んだのは炭治郎が放った水の呼吸拾ノ型・生生流転!打ち込むごとに威力がどんどん上がっていく技になっており、水の呼吸で最後の型となるだけあって最強の技になっています。 (拾壱ノ型は冨岡のオリジナル技なので)ただし使用中は攻撃の威力だけに集中するためデメリットも多い技でもあります。 第2位 ヒノカミ神楽 日雲の龍・頭(かぶり)舞い 第2位に選んだのは比較的最近使われた炭治郎の超大技、日雲の龍・頭舞い!ド派手に描かれた技の見た目と共に上弦の鬼にも通用するその威力が魅力的。 単一動作ではなく舞うように戦うその姿はまさに神楽でした。 第1位 全集中・水の呼吸 拾壱ノ型「凪」 第1位に選んだのは冨岡義勇が下弦の伍「累」との戦いで使った全集中・水の呼吸 拾壱ノ型「凪」。 本来水の呼吸は拾までしかなく、この拾壱は冨岡が自ら編み出した独自技になっています。 この技は攻撃技では無いのですが、冨岡の間合いに入った技を全て無にするという強力な技でした。 かっこいい技ランキングまとめ 以上が私の付けたかっこいい技ランキングTOP10になります!みなさんの好きな技は何位に入っていたでしょうか?これからも繰り出される新たな技にも期待です!.

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鬼滅の刃 水柱冨岡義勇のかっこいいとこ4選!どれくらい強いのか?

冨岡 義勇 かっこいい

一つ前の席に座り、気だるげに窓の外を見ている幼馴染の横顔に、ため息が出た。 [chapter:かっこいい] 俺にはよく分からない。 自分にとって義勇は仲の良い友達で、大切な幼馴染。 それは揺るがない。 …前世から。 死んでからも長い間この世に留まっていた俺が特別なんだろう。 義勇の方には、以前の記憶は全く無い。 でもそんなことはあまり関係ない。 俺も義勇も今は今世を懸命に生きている。 今世でも知らぬ間に無二の友達になっている。 それが全てだ。 ただ、今度はお互い、平穏に暮らせたら。 それだけだ。 なのに。 なんでこいつはこんな目に遭っているのか。 幼馴染の淀んだ瞳が目に入り、錆兎は教室の天井を見上げ、ふぅーーと息を吐き出した。 1度目ははお互いが小学1年の時。 学校帰り、突如消息を絶った義勇は、1週間後、義勇自ら逃げ込んだという県外の民家で保護された。 連れ去った犯人は中年の男だったらしい。 幼い義勇は男の隙をつき、マンションの2階から飛び降りて逃げた為、左手首を骨折し擦り傷も酷かったが、何より痛まかったのは全身を覆う人為的な痣だった。 当時何も分かっていなかった俺は、やっと帰ってきた義勇に会いたくて見舞いに行き、その痣を見つけて激昂した。 義勇がどこの誰とも知らぬ大人に、ひたすら殴りつけられていたと勘違いしたから。 義勇は俺の言葉を肯定も否定もせず、ただじっと床を見つめていた。 義勇の白い手首に、大きな手形がくっきりと残っていた。 2度目は小学3年の時。 俺の家でテレビゲームをする約束をしていた義勇は、予定の時間より2時間遅れてやってきた。 来たは良いものの、なかなか上がろうとせず目も合わせない様子に、なぜか胸が騒いだ。 俺の母親は、義勇の首元に無数に浮き上がる赤い痕を見て、真っ青になった。 義勇は微かな声で一言、 「女の人が、」 とだけ言った。 後にも先にも、大きな事件はその2回だったが、いわゆる『とっても可愛い男の子』だったらしい義勇は、それ以外にも何度か嫌な目にあっていたとか。 小3の終わりに俺と義勇は剣道を習い始めて、義勇の母親と仲の良かった俺の母親は、絶対に義勇を1人にしないよう俺に言いつけた。 「でも、中学に上がる頃にはもう大丈夫よ。 今だけよ。 」 嘘だった。 残りの小学校生活は、2人剣道もメキメキ上達し、平和に過ぎていったのだが。 中学生ともなるとお互い忙しい。 剣道部が無かった為に、学校では別々の部活に入ったせいで、一緒に帰ることも減っていた。 俺も義勇も身体能力がかなり高く、中学生ともなると力も付き、義勇の家族は、もう一人でも心配ないだろうと判断して、俺に今までのお礼を言ってくれた。 油断大敵だった。 同じ帰り道の部員がいなかったらしい義勇は、暗い道を一人で帰っていたのだが、その付近に住む変質者に完全に目を付けられ、毎夜毎夜走って巻いていたらしい。 俺がそれを知ったのは、1年半後の中2の秋だった。 烈火のごとく怒る俺に、義勇は、 「ちゃんと巻けていたし、大丈夫だった。 」 と言い訳していた。 校内も辛かった。 入学して間もないある日、昼休みに通りかかった教室から聞こえた声に、ゾッとした。 「1年の冨岡くんて綺麗な顔してるよね。 」 「ねー。 ペロペロしたい。 」 3年生が話しているのが聞こえた。 冗談なのか、本気なのか。 2つも上の先輩の真意は、俺達にはまだ分からず。 ゆっくりと隣の義勇を見た。 義勇もゆっくりとこちらを見、目が合った。 小学3年のあの日、玄関に立ちすくんでいた時と同じ顔だった。 別に、綺麗な顔をしているらしい義勇が、ミーハーな女子に目をつけられているだけの話で、それほど深刻な問題でもなく。 どちらかと言えば、周りには嫉妬されるぐらいの事だ。 ただ、一緒に育って来たから分かる。 小さな頃に負った2つの傷からは、未だにジクジクと血が流れている。 俺はせめて、これ以上広がらないように見守っている。 俺の嘘つきな母親の予想も虚しく、中学に上がってからは、女子も、変質者も、時には体育会系の年上男子まで寄ってくる。 髪が長いのが余計悪いんじゃないかと思い至り、1度かなり短くさせてみたが、ダメだった。 冨岡くんのうなじヤバくない? そんな声がチラホラ聞こえて、夏にも関わらず慌ててネックウォーマーを着けさせた。 そうするとまた誰かが、 耳が可愛い。 噛みつきたい。 と言った。 「お前、蝿取り紙か?」 「…全く笑えない…。 」 辛そうに義勇が唸った。 ほんとうに、俺にはよく分からない。 義勇は確かに整った顔なんだろうが、 義勇は義勇だ。 義勇でしかない。 別に他人と変わらない。 身勝手な好意で、義勇の真っ当な幸せの邪魔をするな。 勘弁してくれよ…。 義勇は周りを避けるように、人前では笑わなくなった。 それが自己防衛だった。 もう、何を言われても動じなくなった。 そして現在。 高校2年に至る。 同じクラスで窓際、すぐ前と後ろの席になったのは、長い付き合いでも初めてだ。 5限目の古典はほとんどの生徒が寝ており、教師は前の席から順番に肩を叩いて起こしている。 義勇は起きているのに、間違って叩かれていたが、本人は見事に無反応だった。 「義勇」 小声で声を掛けると、「ん?」と、こっそり振り向く。 「今日ちょっと付き会え。 稽古も無いし。 」 高校に入ってからは2人とも道場での稽古を本格的にやっており、部活には入っていない。 行きたい所を伝えると、コクリと頷いて、こちらに微笑んだ。 …俺にまで笑わなくなったら、どうしよう。 前に向き直る義勇の後ろ姿を見る。 小さい頃の屈託のない笑顔は、前世も今世も変わらない。 俺は義勇の笑顔が好きだった。 鬼殺の道を目指し、自分を律して稽古に励む中で、義勇の優しさは俺を支えてくれた。 支えられたのは俺の方だと義勇は言うんだろうが。 そうなんだろう。 無意識にお互い無償で与え合う、友達とはそういうものだ。 前世は前世。 今世は今世。 今世は平和だが、楽に生きれる訳じゃない。 前世を思うより、今を必死で生きなければ。 俺だって、しんどい時もある。 前世は前世。 今世は今世。 それでも、 今世でも笑って俺を支えて欲しかった。 高校へは自転車通学の為、電車に乗るのは久しぶりだった。 ちょうど学生の帰宅の便だったのか混んでいたので、端に乗り込んで、2人で俺のスマホで動画を見ていた。 スっと義勇の表情が無くなる。 血の気を無くして、明らかに様子がおかしいのに、無表情だけは完璧に崩れない。 すぐに気付いた。 義勇の内腿を丸々した指が這っていた。 徐々に上へと伝っていくのを捉えた俺は その汚ない指を、 何の躊躇も無く、へし折った。 「う、ぇ、ぐ、、ゴホ」 個室から、義勇が嘔吐いているのが聞こえる。 すぐ次の駅で降りて、とりあえず人の居なさそうな場所と思い、トイレまで連れてきた。 吐くほど不快なら、無表情で平気なフリをするなと怒りが湧いてくる。 激痛で何も言えない痴漢男はそのまま放って来た。 何も文句など言えやしないだろう。 バタン、と個室から出てきた義勇の顔は、相変わらず血の気が無い。 「…錆兎…迷惑かけた…ごめん、」 イライラする。 ゴツッッ… 湧いた感情のまま、謝る義勇の顔を力の限り引っ叩いてやったから、義勇の頭が、思い切り壁にぶち当たった。 「お前、ふざけるな。 ごめんだと?お前は完全に被害者で、俺はその加害者を退治してやっただけだ。 お前の事で死ぬほど腹が立ったからな。 迷惑って言うのはなんの事だ?こんな事に巻き込んで、か?お前、俺に失礼すぎるぞ。 それは俺の行動を完全に無下にしているだろ。 」 完璧な不意打ちを食らった義勇は口から血を 流しているが、知るか。 「俺には世話になりたくないって言ってるのか?本当にふざけるな。 」 助けるのは当たり前で、助けられるのも当たり前じゃないのか? 既視感があった。 ずっと昔もこうやって叩いたような。 なぜだったか。 姉への冒涜だと叱ったのだったか。 それと同時に俺は寂しかったんじゃないか。 死ねば良かったという義勇に対して。 ーー俺にまで壁を作るんじゃない。 「困ったら、当たり前に頼ってこいよ! この馬鹿野郎が!!」 義勇は目を見開いて俺をじっと見て、 そして何故だか分からないが、 嬉しそうに破顔した。 帰りの電車で、義勇がポロリと言った。 「…さっきの奴の手、あいつみたいだった。 」 小1の時のあいつの手と。 全部の指を折ってやるべきだったと言えば、また笑った。 もうちょっと自衛してほしい。 昼休みの後、またしても古典の授業だった。 窓の外を見ている幼馴染の目は、淀んでいるように見えた。 義勇は男らしい奴だし、剣道も本当に強いのだ。 その気になればどんな奴でも撃退できるんじゃないのか。 他人を傷つけたがらないこの幼馴染は、勝負事にあまり向いていない。 ふぅーーと息を吐いた。 古典教師がこちらの列に向かってくる。 いつものように前から順番に生徒の肩を叩いて起こしている。 そして、また、起きている義勇まで叩こうとしているのを見て呆れた俺は、ふと、教師の目が光るのを見た。 あぁ、こいつ。 と、唐突に理解した。 肩に手を置いた、その小指が、 つぅーっと義勇の首元を撫でた。 義勇は淀んだ瞳のまま、外を見てピクリとも動かなかった。 ーーあぁ、腹が立つ。 この男にも、義勇にも。 「触るな。 変態が。 」 低くそう言って、思い切りそいつを睨みつけた。 目を見開いて、義勇がゆっくり振り返る。 教師はビクッとしたが、すぐに、何の事だとシラをきる。 「こいつに触るなって言ったんだ。 」 義勇の肩をぐいと掴み、今度ははっきりと大きく言う。 クラスメイトが変な目で見ている。 それはそうだ。 この教師が一人一人肩を叩いていたのは義勇に触るカモフラージュだったなんて、誰も気付かない。 変なのは俺の方だ。 全くもってどうでもいいが。 目力と口の動きだけで伝えた。 殺すぞ。 お前みたいなのが居るからーー 教師はポカンと俺を見ていたが、次の瞬間、逆上したのか俺の胸ぐらを掴みに来た。 俺は弾こうとしたが、出来なかった。 義勇が教師の手を掴む方が早かった。 ギリギリと音が聞こえるほどの力で手首を掴まれて、教師が呻き、その場に座り込む。 義勇は椅子から立ち上がり、容赦なく握り潰している。 「俺が錆兎に言った。 あんたが首を触ってくると。 」 ………お前は。 そんなゴミを見るような目が出来たんだな。 嘘なんか付けたんだな。 クラス中が凍るような空気、作れたんだな。 手首折る気か?俺でも指だったぞ。 ーーほんと、お前って奴は…… 「気色悪い。 」 言葉少なに義勇は言った。 その後、この騒ぎに他の教師が駆けつけて引き剥がすまで、義勇は手を離すことも、蔑んだ目を止めることもしなかった。 校長と担任は義勇の事情を知っていた為、俺たち2人は少しのお咎めで済んだ。 「……」 「……」 無言で校門までの道を歩く。 はぁ とため息が出た。 義勇はやっぱりそういう奴だ。 自分の為には動けない。 大事な奴のためにはなんでもする。 そういう人間だ。 そんなの自己満足じゃないか? される身にもなってみろ。 …と言っても、この性格は直らないだろう。 無意識だろうし、なにより相当の頑固者だ。 無自覚に優しい奴なんだ。 前世と全く変わらない。 …やっぱり今でも俺の支えだ。 と思った。 「なぁ、錆兎…」 義勇が静かに言う。 「俺のこと不幸だと思ってるだろうけど、」 話しながら遠くを見ている。 「割とそうでもないんだ。 」 ふっと笑う。 「お前がすごい剣幕で叱ってくれたりするし。 」 「毎日楽しいよ。 」 「俺はさ、」 「錆兎ぐらいかっこいい奴は、 いないと思うんだ。 」 昔とは違う、 今のお前の笑顔で、 幼馴染は微笑んだ。 ………かっこいいのはお前だよ。 もうなんか、なんでもいい。 なんでもいいから、笑ってろ! [newpage] [chapter:おまけ] 「最初のやつは、覚えてない。 ほとんど記憶がない。 ただ、手だけ覚えてる。 丸々肥えた手だった。 あとは、ずっと上に乗られてて、苦しかった。 苦しくて死ぬと思った。 それしか覚えてない。 」 「次のやつは、鮮明に覚えてる。 まつげの一本まで。 髪が長かった。 全身舐めまわされて気持ち悪かった。 ほんとうに気持ち悪かった。 」 「私のことは気持ち悪いですか?」 日差しの暖かい冬の日の午後、腕の中に小柄な少女を抱いて布団に包まっていた。 「いや、全く。 」 しのぶは満足そうに頷く。 「ですよね。 なら、例え世の中の女性全てを気持ち悪く感じたとしても、私さえ居れば何も問題無いという事ですよね。 」 「…なるほどな。 」 「大丈夫ですよ。 私があなたの外堀も内堀も全部埋めて守ってあげますから。 」 聞き方によっては語弊がありそうなセリフだが、俺のためにわざとそうやっていったんだろう。 「お前もかっこいいな。 」 「…錆兎さん?は、前世の記憶は無いんですか?」 お前も、が指す人物を察して、聞いてくる。 「無いな。 錆兎は覚えてない。 」 「そうなんですね…」 「そこは問題じゃないんだ。 覚えてても覚えてなくても、錆兎との関係は変わらなかった。 」 前世は前世。 今世は今世だ。 半年前の駅のトイレを思い出す。 無意識に左頬に手を当てていた。 今世も全くブレない錆兎。 むしろ昔より…… 考えていたら、思わずくくくと笑ってしまった。 「1人で幸せそうですねぇ。 」 冷たい目を向けられた。 「そうだろうな。 」 こんな心の傷など何でもないんだ。 男友達にはなかなか言えないが。 「俺はかなり幸せだからな。

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鬼滅の刃/冨岡義勇【かっこいい】3大ポイント+αまとめました!

冨岡 義勇 かっこいい

一つ前の席に座り、気だるげに窓の外を見ている幼馴染の横顔に、ため息が出た。 [chapter:かっこいい] 俺にはよく分からない。 自分にとって義勇は仲の良い友達で、大切な幼馴染。 それは揺るがない。 …前世から。 死んでからも長い間この世に留まっていた俺が特別なんだろう。 義勇の方には、以前の記憶は全く無い。 でもそんなことはあまり関係ない。 俺も義勇も今は今世を懸命に生きている。 今世でも知らぬ間に無二の友達になっている。 それが全てだ。 ただ、今度はお互い、平穏に暮らせたら。 それだけだ。 なのに。 なんでこいつはこんな目に遭っているのか。 幼馴染の淀んだ瞳が目に入り、錆兎は教室の天井を見上げ、ふぅーーと息を吐き出した。 1度目ははお互いが小学1年の時。 学校帰り、突如消息を絶った義勇は、1週間後、義勇自ら逃げ込んだという県外の民家で保護された。 連れ去った犯人は中年の男だったらしい。 幼い義勇は男の隙をつき、マンションの2階から飛び降りて逃げた為、左手首を骨折し擦り傷も酷かったが、何より痛まかったのは全身を覆う人為的な痣だった。 当時何も分かっていなかった俺は、やっと帰ってきた義勇に会いたくて見舞いに行き、その痣を見つけて激昂した。 義勇がどこの誰とも知らぬ大人に、ひたすら殴りつけられていたと勘違いしたから。 義勇は俺の言葉を肯定も否定もせず、ただじっと床を見つめていた。 義勇の白い手首に、大きな手形がくっきりと残っていた。 2度目は小学3年の時。 俺の家でテレビゲームをする約束をしていた義勇は、予定の時間より2時間遅れてやってきた。 来たは良いものの、なかなか上がろうとせず目も合わせない様子に、なぜか胸が騒いだ。 俺の母親は、義勇の首元に無数に浮き上がる赤い痕を見て、真っ青になった。 義勇は微かな声で一言、 「女の人が、」 とだけ言った。 後にも先にも、大きな事件はその2回だったが、いわゆる『とっても可愛い男の子』だったらしい義勇は、それ以外にも何度か嫌な目にあっていたとか。 小3の終わりに俺と義勇は剣道を習い始めて、義勇の母親と仲の良かった俺の母親は、絶対に義勇を1人にしないよう俺に言いつけた。 「でも、中学に上がる頃にはもう大丈夫よ。 今だけよ。 」 嘘だった。 残りの小学校生活は、2人剣道もメキメキ上達し、平和に過ぎていったのだが。 中学生ともなるとお互い忙しい。 剣道部が無かった為に、学校では別々の部活に入ったせいで、一緒に帰ることも減っていた。 俺も義勇も身体能力がかなり高く、中学生ともなると力も付き、義勇の家族は、もう一人でも心配ないだろうと判断して、俺に今までのお礼を言ってくれた。 油断大敵だった。 同じ帰り道の部員がいなかったらしい義勇は、暗い道を一人で帰っていたのだが、その付近に住む変質者に完全に目を付けられ、毎夜毎夜走って巻いていたらしい。 俺がそれを知ったのは、1年半後の中2の秋だった。 烈火のごとく怒る俺に、義勇は、 「ちゃんと巻けていたし、大丈夫だった。 」 と言い訳していた。 校内も辛かった。 入学して間もないある日、昼休みに通りかかった教室から聞こえた声に、ゾッとした。 「1年の冨岡くんて綺麗な顔してるよね。 」 「ねー。 ペロペロしたい。 」 3年生が話しているのが聞こえた。 冗談なのか、本気なのか。 2つも上の先輩の真意は、俺達にはまだ分からず。 ゆっくりと隣の義勇を見た。 義勇もゆっくりとこちらを見、目が合った。 小学3年のあの日、玄関に立ちすくんでいた時と同じ顔だった。 別に、綺麗な顔をしているらしい義勇が、ミーハーな女子に目をつけられているだけの話で、それほど深刻な問題でもなく。 どちらかと言えば、周りには嫉妬されるぐらいの事だ。 ただ、一緒に育って来たから分かる。 小さな頃に負った2つの傷からは、未だにジクジクと血が流れている。 俺はせめて、これ以上広がらないように見守っている。 俺の嘘つきな母親の予想も虚しく、中学に上がってからは、女子も、変質者も、時には体育会系の年上男子まで寄ってくる。 髪が長いのが余計悪いんじゃないかと思い至り、1度かなり短くさせてみたが、ダメだった。 冨岡くんのうなじヤバくない? そんな声がチラホラ聞こえて、夏にも関わらず慌ててネックウォーマーを着けさせた。 そうするとまた誰かが、 耳が可愛い。 噛みつきたい。 と言った。 「お前、蝿取り紙か?」 「…全く笑えない…。 」 辛そうに義勇が唸った。 ほんとうに、俺にはよく分からない。 義勇は確かに整った顔なんだろうが、 義勇は義勇だ。 義勇でしかない。 別に他人と変わらない。 身勝手な好意で、義勇の真っ当な幸せの邪魔をするな。 勘弁してくれよ…。 義勇は周りを避けるように、人前では笑わなくなった。 それが自己防衛だった。 もう、何を言われても動じなくなった。 そして現在。 高校2年に至る。 同じクラスで窓際、すぐ前と後ろの席になったのは、長い付き合いでも初めてだ。 5限目の古典はほとんどの生徒が寝ており、教師は前の席から順番に肩を叩いて起こしている。 義勇は起きているのに、間違って叩かれていたが、本人は見事に無反応だった。 「義勇」 小声で声を掛けると、「ん?」と、こっそり振り向く。 「今日ちょっと付き会え。 稽古も無いし。 」 高校に入ってからは2人とも道場での稽古を本格的にやっており、部活には入っていない。 行きたい所を伝えると、コクリと頷いて、こちらに微笑んだ。 …俺にまで笑わなくなったら、どうしよう。 前に向き直る義勇の後ろ姿を見る。 小さい頃の屈託のない笑顔は、前世も今世も変わらない。 俺は義勇の笑顔が好きだった。 鬼殺の道を目指し、自分を律して稽古に励む中で、義勇の優しさは俺を支えてくれた。 支えられたのは俺の方だと義勇は言うんだろうが。 そうなんだろう。 無意識にお互い無償で与え合う、友達とはそういうものだ。 前世は前世。 今世は今世。 今世は平和だが、楽に生きれる訳じゃない。 前世を思うより、今を必死で生きなければ。 俺だって、しんどい時もある。 前世は前世。 今世は今世。 それでも、 今世でも笑って俺を支えて欲しかった。 高校へは自転車通学の為、電車に乗るのは久しぶりだった。 ちょうど学生の帰宅の便だったのか混んでいたので、端に乗り込んで、2人で俺のスマホで動画を見ていた。 スっと義勇の表情が無くなる。 血の気を無くして、明らかに様子がおかしいのに、無表情だけは完璧に崩れない。 すぐに気付いた。 義勇の内腿を丸々した指が這っていた。 徐々に上へと伝っていくのを捉えた俺は その汚ない指を、 何の躊躇も無く、へし折った。 「う、ぇ、ぐ、、ゴホ」 個室から、義勇が嘔吐いているのが聞こえる。 すぐ次の駅で降りて、とりあえず人の居なさそうな場所と思い、トイレまで連れてきた。 吐くほど不快なら、無表情で平気なフリをするなと怒りが湧いてくる。 激痛で何も言えない痴漢男はそのまま放って来た。 何も文句など言えやしないだろう。 バタン、と個室から出てきた義勇の顔は、相変わらず血の気が無い。 「…錆兎…迷惑かけた…ごめん、」 イライラする。 ゴツッッ… 湧いた感情のまま、謝る義勇の顔を力の限り引っ叩いてやったから、義勇の頭が、思い切り壁にぶち当たった。 「お前、ふざけるな。 ごめんだと?お前は完全に被害者で、俺はその加害者を退治してやっただけだ。 お前の事で死ぬほど腹が立ったからな。 迷惑って言うのはなんの事だ?こんな事に巻き込んで、か?お前、俺に失礼すぎるぞ。 それは俺の行動を完全に無下にしているだろ。 」 完璧な不意打ちを食らった義勇は口から血を 流しているが、知るか。 「俺には世話になりたくないって言ってるのか?本当にふざけるな。 」 助けるのは当たり前で、助けられるのも当たり前じゃないのか? 既視感があった。 ずっと昔もこうやって叩いたような。 なぜだったか。 姉への冒涜だと叱ったのだったか。 それと同時に俺は寂しかったんじゃないか。 死ねば良かったという義勇に対して。 ーー俺にまで壁を作るんじゃない。 「困ったら、当たり前に頼ってこいよ! この馬鹿野郎が!!」 義勇は目を見開いて俺をじっと見て、 そして何故だか分からないが、 嬉しそうに破顔した。 帰りの電車で、義勇がポロリと言った。 「…さっきの奴の手、あいつみたいだった。 」 小1の時のあいつの手と。 全部の指を折ってやるべきだったと言えば、また笑った。 もうちょっと自衛してほしい。 昼休みの後、またしても古典の授業だった。 窓の外を見ている幼馴染の目は、淀んでいるように見えた。 義勇は男らしい奴だし、剣道も本当に強いのだ。 その気になればどんな奴でも撃退できるんじゃないのか。 他人を傷つけたがらないこの幼馴染は、勝負事にあまり向いていない。 ふぅーーと息を吐いた。 古典教師がこちらの列に向かってくる。 いつものように前から順番に生徒の肩を叩いて起こしている。 そして、また、起きている義勇まで叩こうとしているのを見て呆れた俺は、ふと、教師の目が光るのを見た。 あぁ、こいつ。 と、唐突に理解した。 肩に手を置いた、その小指が、 つぅーっと義勇の首元を撫でた。 義勇は淀んだ瞳のまま、外を見てピクリとも動かなかった。 ーーあぁ、腹が立つ。 この男にも、義勇にも。 「触るな。 変態が。 」 低くそう言って、思い切りそいつを睨みつけた。 目を見開いて、義勇がゆっくり振り返る。 教師はビクッとしたが、すぐに、何の事だとシラをきる。 「こいつに触るなって言ったんだ。 」 義勇の肩をぐいと掴み、今度ははっきりと大きく言う。 クラスメイトが変な目で見ている。 それはそうだ。 この教師が一人一人肩を叩いていたのは義勇に触るカモフラージュだったなんて、誰も気付かない。 変なのは俺の方だ。 全くもってどうでもいいが。 目力と口の動きだけで伝えた。 殺すぞ。 お前みたいなのが居るからーー 教師はポカンと俺を見ていたが、次の瞬間、逆上したのか俺の胸ぐらを掴みに来た。 俺は弾こうとしたが、出来なかった。 義勇が教師の手を掴む方が早かった。 ギリギリと音が聞こえるほどの力で手首を掴まれて、教師が呻き、その場に座り込む。 義勇は椅子から立ち上がり、容赦なく握り潰している。 「俺が錆兎に言った。 あんたが首を触ってくると。 」 ………お前は。 そんなゴミを見るような目が出来たんだな。 嘘なんか付けたんだな。 クラス中が凍るような空気、作れたんだな。 手首折る気か?俺でも指だったぞ。 ーーほんと、お前って奴は…… 「気色悪い。 」 言葉少なに義勇は言った。 その後、この騒ぎに他の教師が駆けつけて引き剥がすまで、義勇は手を離すことも、蔑んだ目を止めることもしなかった。 校長と担任は義勇の事情を知っていた為、俺たち2人は少しのお咎めで済んだ。 「……」 「……」 無言で校門までの道を歩く。 はぁ とため息が出た。 義勇はやっぱりそういう奴だ。 自分の為には動けない。 大事な奴のためにはなんでもする。 そういう人間だ。 そんなの自己満足じゃないか? される身にもなってみろ。 …と言っても、この性格は直らないだろう。 無意識だろうし、なにより相当の頑固者だ。 無自覚に優しい奴なんだ。 前世と全く変わらない。 …やっぱり今でも俺の支えだ。 と思った。 「なぁ、錆兎…」 義勇が静かに言う。 「俺のこと不幸だと思ってるだろうけど、」 話しながら遠くを見ている。 「割とそうでもないんだ。 」 ふっと笑う。 「お前がすごい剣幕で叱ってくれたりするし。 」 「毎日楽しいよ。 」 「俺はさ、」 「錆兎ぐらいかっこいい奴は、 いないと思うんだ。 」 昔とは違う、 今のお前の笑顔で、 幼馴染は微笑んだ。 ………かっこいいのはお前だよ。 もうなんか、なんでもいい。 なんでもいいから、笑ってろ! [newpage] [chapter:おまけ] 「最初のやつは、覚えてない。 ほとんど記憶がない。 ただ、手だけ覚えてる。 丸々肥えた手だった。 あとは、ずっと上に乗られてて、苦しかった。 苦しくて死ぬと思った。 それしか覚えてない。 」 「次のやつは、鮮明に覚えてる。 まつげの一本まで。 髪が長かった。 全身舐めまわされて気持ち悪かった。 ほんとうに気持ち悪かった。 」 「私のことは気持ち悪いですか?」 日差しの暖かい冬の日の午後、腕の中に小柄な少女を抱いて布団に包まっていた。 「いや、全く。 」 しのぶは満足そうに頷く。 「ですよね。 なら、例え世の中の女性全てを気持ち悪く感じたとしても、私さえ居れば何も問題無いという事ですよね。 」 「…なるほどな。 」 「大丈夫ですよ。 私があなたの外堀も内堀も全部埋めて守ってあげますから。 」 聞き方によっては語弊がありそうなセリフだが、俺のためにわざとそうやっていったんだろう。 「お前もかっこいいな。 」 「…錆兎さん?は、前世の記憶は無いんですか?」 お前も、が指す人物を察して、聞いてくる。 「無いな。 錆兎は覚えてない。 」 「そうなんですね…」 「そこは問題じゃないんだ。 覚えてても覚えてなくても、錆兎との関係は変わらなかった。 」 前世は前世。 今世は今世だ。 半年前の駅のトイレを思い出す。 無意識に左頬に手を当てていた。 今世も全くブレない錆兎。 むしろ昔より…… 考えていたら、思わずくくくと笑ってしまった。 「1人で幸せそうですねぇ。 」 冷たい目を向けられた。 「そうだろうな。 」 こんな心の傷など何でもないんだ。 男友達にはなかなか言えないが。 「俺はかなり幸せだからな。

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