不 登校 克服 期間。 別室登校の期間 ~不登校を脱するまで~

どうやら不登校の原因が先生にあるらしい。親ができる事とは?

不 登校 克服 期間

合わせて人気のページ• 不登校克服に向けて、子どもの気力は少しずつ回復する まず、不登校の克服を考えておく前に知っておいていただきたいことがあります。 それは、 「不登校の子どもの気力は、少しずつ回復する」ということです。 不登校の子どもは、「このままではいけないという思い」を抱えています。 しかし、 子どもが自分だけで気持ちを切り替えて学校復帰に向かうことは、なかなか難しいものです。 気持ちを切り替えられずに、自分を責めながらも動くことのできない時間が続くと、無気力に陥ります。 例えば、朝に起きてこなかったり、ゲームやネットに時間を費やしたり、自室から出てこなかったり…。 そんなお子さんは、親から見ると、「怠けている」「甘えている」ように見えるかもしれません。 しかし、不登校という状況は、子どもから自信、意欲、積極性、希望などを奪うものなのです。 そのような状況を克服するには、時間を味方につけなくてはいけませんん。 不登校の期間が長ければ長いほど失った気力も大きく、回復にも時間がかかります。 親御さんには、「不登校の克服には時間がかかる」ことを、最初に理解してほしいと思います。 逆に、 「時間をかければ、お子さんは次の一歩に進める」と考えられるようになれば、気が楽になるのではないでしょうか。 不登校克服のよくあるきっかけ9選 に通っている生徒さんの中には、不登校を克服して学校復帰や進学をされた方が多くいらっしゃいます。 不登校を克服した人には、どんなきっかけがあったのでしょうか。 ここからは、 キズキ共育塾の生徒さんから聞いた、不登校の克服につながったきっかけを9つご紹介します。 お子さんの参考となれば幸いです。 なお、「よくある」きっかけですので、「次のきっかけがなければ不登校を克服できない」という意味ではなく、ご紹介する以外にもきっかけは様々に存在することはご安心ください。 「今の学校」には嫌な思いを持っていても、昔の友達と話すうちに、「自分は一人じゃない」「楽しく過ごせる場所がある」「学校が嫌でも、それが全てじゃない」などと思えるようになったことで、元気を回復して不登校を克服していきます。 特に例に上がるのが、美容師さん、服屋・雑貨屋・喫茶店の店員さんなどです。 そうした方々の場合、基本的には「お客さん」として丁寧に接してくれますし、学校や不登校について詳しく聞かれることもないので安心してお話しできるということもあります。 単純に「自信がつく」こともありますが、「学校に戻ってうまくいかなくなっても、自分には受け入れてくれる場所がある」という安心にもつながるためです。 また、そこでできた仲間に不登校の相談をすることもできます。 学校外で仲間をつくる場所には、習い事以外にも、ボランティアやアルバイトがあります。 習い事・ボランティア・アルバイトともに、探す際には、内容そのものに加えて、「どのような年代の、どういった人たちがいる団体か」も併せて検討しましょう。 また、ライブなどで「同じ人を応援するファン同士」の友達ができると、その交流も克服のきっかけになります。 イベントに直接参加できなくても、「うまくいっていない人への応援メッセージ」が込められた歌や作品は多く、それらに触れるだけでも元気になることがあります。 克服のノウハウを聞くことができるだけでなく、「不登校で悩んでいるのは自分だけではない」と知るだけでも安心につながります。 相手も不登校経験者なので、コミュニケーションに不安があっても取り繕う必要はありません。 不登校経験者とは、趣味の集まりなどで偶然出会うことがあります。 例えば、ネットで参加者を募集しているボードゲーム大会などです(ただし、インターネット上には悪質な大人が潜んでいる場合があるので、気をつける必要があります) 偶然ではなく、より積極的に出会いたいのであれば、や各種フリースクールなど、不登校に関係する人たちが集まる場に出かけていってもいいでしょう。 また、直接会わなくても不登校経験者のブログを読むことで励まされることもあります。 一人で海外に行くことで価値観が広がることもあれば、そこで友達ができることもあります。 一人でチャレンジできた体験が自信につながったという生徒さんもいました。 環境をガラッと変えてみたい、海外に抵抗がないといったお子さんには、海外もオススメです(不登校だからといって、海外に行けないということはありません)。 海外に行くのが不安な場合は、国内の島留学や、実家から離れた地域へのホームステイなどもあります。 適応指導教室とは、不登校の小中学生を対象とする、「(今の)学校への登校再開」が主な目的な、公的な不登校支援の仕組みです(自治体によっては、名称が異なります)。 お子さんに「(今の)学校への登校再開」への抵抗感がない場合は、学校の先生などを通じて、利用方法を確認してみましょう。 結果として、テストの成績がよくて自信につながった、文化祭に行ったらクラスのみんながやさしくしてくれたなど、「できない」「自分なんて歓迎されない」と思い込んでいたことが解消されたため、登校できるようになった、いうケースです。 その場合には、病院やカウンセリングに通うことが有効です。 たとえば、うつや統合失調症などの精神疾患や、心身症、発達障害などです。 「適切な治療」や「専門的な支援」を受けることで、不登校だけに限らず人生が快方に向かいます。 不登校と発達障害の関係については、コラム「」をご覧ください。 「家庭と学校」以外の場は、大きな意味を持つ ご紹介したきっかけのいくつかは、「『家庭と学校』以外の場で人間関係をつくる」ものです。 家族ももちろん大切ですが、家族の中だけでの狭い人間関係の中で長い時間を過ごすことは、子どもの心身にあまりよくありません。 なるべくならば、 「お子さんが家族以外の人と交流できる場」を持ちましょう。 どこに行けばいいかわからない人は、フリースクールやのような不登校支援機関が利用しやすいと思います。 カウンセラーや学校の先生とお話することも、「外部の人との接触」の第一歩の一つです。 カウンセラーや先生が地域の交流機関を教えてくれることもあります。 外出も困難な場合には、カウンセラーや不登校体験者などのブログを読むことをオススメします。 不登校克服の期間〜人によって大きく異なる〜 最初に、不登校の克服には時間がかかるとお話しました。 では、具体的にどのくらいの期間が必要なのでしょうか? 不登校克服の期間は、当然ですが人によって異なるため、一概には言えません。 早い場合には1~3か月で「次の一歩」に進むことができます。 なお、「次の一歩」とは、「外出ができるようになった」「週に1回、保健室登校ができるようになった」なども含み、「今の学級への復帰」とは限りません(保健室登校については、コラム「」をご覧ください)。 遅い場合には、年単位で時間がかかることもあります。 また、一度不登校を克服したとしても、再び不登校になることもあります。 不登校の繰り返しについては、コラム「 」をご覧ください。 不安にさせるつもりはありませんが、 「一喜一憂せずに見守ること」が大事だとお考えください。 不登校の克服は、今の学校(学級)への登校再開とは限らない 不登校のお子さんが毎日家で寝ているばかりでまったく変化がないように見えても、心は少しずつ克服に向けて進んでいます。 焦らずお子さんを信じて見守ってください。 そのためにも、 不登校の克服とは、「今の学校(学級)への登校再開」とは限らないということは、覚えておいていただきたいと思います。 今の学校への登校を再開し、学校で楽しく過ごせるようになることは、「不登校の克服」の一つに過ぎません。 不登校の克服には、次のように、様々なルートがあるのです(これも一例にすぎません)。 毎日教室に出席できなくても、保健室登校やフリースクールへの登校を行う• 別の学校へ転校して、心機一転新たに過ごせるようになる• 高校進学・高校転校なら、通信制高校や定時制高校という選択肢もある• 高卒認定の取得を通じて専門学校や大学に入学する 「今の学校への復帰」にこだわりすぎないことで、お子さんを見守る姿勢にも余裕が出てくると思います。 様々なルートや解決策の詳細は、コラム「」をご覧ください。 不登校を克服するために親ができる3つのこと 不登校の克服のきっかけや、不登校の克服には様々なルートがあることをご紹介してきました。 また、お子さんの不登校克服のためには「見守りましょう」とも伝えてきましたが、もう少し具体的に、親は何をすればいいのでしょうか? 親が不登校克服のためにできること(見守りの内容)は、大きくは次の3つです。 笑顔でいること(親は親で、自分の生活を楽しむこと)• 自然に接すること• 第三者(専門家)に相談すること 親が子どもにかかりっきりになり、憂鬱そうにしていると、子どもは罪悪感や不安感を抱きます。 不安に駆られた親の叱責や心配が、子どもの心をますます圧迫することもあります。 反対に、腫れ物に触るような対応をすることで、子どもの心を傷つけてしまうこともあります。 親は笑顔で、子どもを信じて自分の生活も大切にしましょう。 充実した生活を過ごす親の姿は、「大人のロールモデル」となり、お子さんの励みになります。 とは言え、子どもが苦しそうにしているのに、自分が生活を楽しむことなんてできないと思うこともあるでしょう。 また、ご紹介してきたきっかけや見守りについて、自分の子どもに具体的にどのように当てはめたらよいのかわからない、ということもあるでしょう。 そこで、 お子さんのためにも、親であるあなたのためにも、不登校に詳しい第三者(専門家)に相談することも重要なのです。 不登校の子どもへの適切な対応は、その子その子によって異なります。 「あなたのお子さん」に「あなた」がどのように接するべきか、専門家の意見を参考にすることで、不登校の克服はよりスムーズに進んでいきます。 ここで言う「第三者(専門家)」には、例えば、スクールカウンセラー、不登校の各種支援団体、自治体の相談窓口、場合によっては医療機関など、様々な候補が考えられます(私たちもその一つです)。 例えばインターネットで「渋谷区 不登校 相談」「大阪市 中学生 カウンセリング」などと検索すると、候補がいくつか見つかると思いますので、お子さんやあなたに向いたところに、試しに相談にいってみましょう。 不登校を克服した子どもの体験談 ここからは、不登校を克服したの生徒さんの事例をご紹介します。 お子さんの不登校克服の参考にしていただければと思います。 中学3年生でキズキ共育塾に入塾したA君。 A君は、不登校に加えて深夜番組が好きなこともあって、生活リズムが乱れていました。 親御さんは、不登校克服の第一歩として、A君が段階的に規則正しい朝方の生活を送れるように毎日協力していました。 例えば、毎日できることとしては、朝食を一緒に食べるようにする。 食べられないときも、それを責めずに冷たい飲み物で意識をはっきりさせる。 週末にできることとしては、午前中に外出する用事をつくる(ドライブや買い物、海に行くなど)。 「不登校でもいいから健康に過ごしてほしい」と伝え、深夜番組は録画して午前中に見るようにする、夜はスマホを見ないよう約束する…などです。 約束を守れないことがあっても、守れたところを褒めるようにしていました。 失敗しても大丈夫な環境、安心できる環境をつくっていたのです。 への入塾にも、勉強だけでなく、生活リズムを整えるためという意味がありました。 A君は、週に2回、通塾して授業を受けることで、「決まった時間に出かける」習慣を身につける練習を行いました。 どれも無理やりではなく、A君の心身の調子を見ながら、少しずつ少しずつの改善でした。 その甲斐あってA君は次第に気力が充実し、学期が変わるタイミングで不登校を克服し、学校に復帰しました。 とは言え、復帰したては、朝出かけるギリギリに起きてなんとか準備して出かける、というスタイルでした。 その状態について 親御さんは、「ギリギリの登校とは言え復帰できたので、まずはこれでいいと思っています」と話していました。 そうこうするうちに、A君は徐々に余裕を持って登校できるようになり、再び不登校になることはありませんでした。 親御さんが「復帰=いきなり完璧な生活リズム」という状態を求めず、そして約束を守れないなどの失敗を責めず、段階的な改善を持続していたことが不登校克服の秘訣のようです。 A君は、では得意だと思える科目から学びはじめ、秋ごろから本格的な受験勉強を始め、志望する高校に合格しました。 いかがでしたか? 不登校の子どもは、「学校に行けない自分はダメな人間だ」と自己否定の感情を(表に出さなくても)抱えていることもあります。 また、「自分は失敗した。 もう二度と失敗できない」と、失敗を過剰に恐れることもあります。 A君の親御さんのように、 「今は学校に行けなくても大丈夫」 「できることからやればいい」 「失敗しても大丈夫。 焦らなくてもいい」 などと明確に伝え、 親が子どもを見守る(受け止める)ことが重要です。 不登校克服の過程では、小さな失敗も珍しくありません。 親が子どもをゆったりと見守り、受け止め、家庭が子どもの安心できる場所であれば、子どもは失敗を恐れず学校復帰などに挑戦できます。 親御さんは、家庭(親)がお子さんの居場所となるよう心掛けてみてください。 の生徒さんが不登校を克服した体験談は、他にもあります。 ご興味があるようでしたら、下記体験談をご覧ください。 また、不登校の当事者が親に対してどのようなことを思っているのかについては、コラム「」をご覧ください。 勉強ができる環境も、不登校の克服につながる 勉強することに支障がないのであれば、不登校のうちに勉強しておくこともオススメです(心身に不調がある場合は無理は禁物です)。 勉強を続けていれば、学校に復帰する際に、「勉強についていけるだろうか?」という不安を抱かずに済みます。 また、元の学校に戻らない場合でも、選択肢を広げる形で、不登校を克服することができます。 例えば、学力があれば、高校に進学する、転校する、高校に行かずに高卒認定試験を受けて大学受験をするといったことがしやすくなる、ということです。 不登校からの高校受験、大学受験については、次のコラムをご覧ください。 学校に行かなくても、勉強を続けることはできます。 例えば、スタディサプリなどの動画を利用することも一つの方法でしょう。 のような不登校支援に強い塾も多く存在していますし、不登校支援もしている家庭教師派遣会社もあります。 学習塾や家庭教師であれば、講師やスタッフなどの「家庭外の人」と交流を持ちながら勉強することができます。 スカイプや動画で授業を行う塾もたくさんあるので、近場に教室がなくても利用可能です。 心身に不調が見られないのであれば、少しずつでも勉強をすることをオススメします。 まとめ 不登校の克服には時間がかかります。 前進していないように見えても、親御さんは焦らないで見守りましょう。 第三者(専門家)を適切に頼り、親は親で生活を充実させ、自然体でゆっくりと子どもの回復を待つことが大切です。 どんな子どもも、前に進む力を持っています。 その力を信じ、明るい気持ちで見守ってください。 お子さんが不登校を克服し、親のあなたの気持ちも楽になることを祈っています。 さて、私たちでは、多くの不登校の生徒さんを支援しています。 生徒さんは、穏やかな講師と一対一で会話をしながら、高認や大学受験に向けて勉強を行っています。 不登校でお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談にいらしてください(ご相談は無料です。 保護者様のみのご相談も受け付けております)。

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不登校の回復に必要な平均期間はどれくらい?【カウンセラー解説】

不 登校 克服 期間

1.混乱期(初期)「どうして学校に行かないの!?」 ここでは、親の傾向性に原因がある不登校が、克服までに通る4つの段階について理解を深めていきたいと思います。 親の傾向性の原因がある不登校の場合、混乱期(初期)、安定期、転換期、回復期を経過して克服していきます。 混乱期は、子供が学校に行くのを渋る時期を過ぎ、学校に行かなくなった時期を言います。 この時期は、子供も親もパニック状態で、親が子供に「学校に行きなさい」と迫ったりすることで、追い詰められた子供が親に暴力を振るったり、親に無理難題を突きつけたりします。 不登校の混乱期は通常、2~3ヶ月続きます。 親が対応を誤って長続きしてしまうと、1年以上続くことも珍しくありません。 次の安定期は、子供の暴力などが一応収まる時期です。 逆に、親が無理に学校に行かせようとするのをあきらめたために、子供が激しい抵抗を示さなくなったとも言えるでしょう。 ただ、子供は、部屋に閉じこもって出てこなかったり、リビングには出てきても外出できないという状態です。 近くのコンビ二には行けるけれども、学校には行けないという場合もよくあります。 一般に、不登校の安定期は非常に長い期間に及びます。 この時期、親が対応を誤ると、混乱期に逆戻りしてしまいます。 不登校の転換期は、子供が一人で外出できるようになったり、母親とニュースについて話をするようになったりして、「フリースクールに行ってみたい」「学校に行ってみたい」と言い出す時期です。 回復期は文字通りです。 後述する転換期の訓練を通じて子供に自信が生まれれば、目標や夢を見つけて自分で行動を起こします。 元の学校に戻るなり、フリースクールに行くなり、仕事を見つけるなり、自立への道を自ら選んでいきます。 以上の4つの段階を、通常なら1年から3年をかけてたどります。 親としては、この4つの段階を知っていれば、「今、子供は、この段階にあるのだな」と客観的かつ冷静に見ることができるでしょう。 無理に学校に行かせようとしない では、混乱期の対処法を詳しく見ていきましょう。 不登校の混乱期に親が「とにかく学校に行きなさい」と子供を部屋から引っ張りだすようなことをすると、修羅場になってしまいます。 この時期、重要なことは、無理やり学校に連れて行こうとしないことです。 不登校になった子供の心は、車がオーバーヒートしているような状態なので、休息を必要としています。 体が無理をすれば静養が必要なのと同じ理屈です。 風邪で寝込んでいる子供を、無理やり外に連れ出す親はいません。 いま大切なのは、学校を休ませることです。 そして、子供が本当に休めているかを観察することが非常に大事です。 ひどい暴力のときは、対抗せずに外へ非難する 不登校の混乱期は、子供が家の中で暴れて親に暴力を振るったり、家の中のものを壊したりすることもあります。 自分を責める親への苛立ち、惨めな自分へのふがいなさ、友達からの孤立、将来への不安や焦りなどが家庭内暴力となります。 バットで家中の壁を叩き壊したり、刃物を向けてきたりすることもあって、身の危険を感じることも多々あります。 子供の暴力に対しては、親が「ここまでは耐えられる」という限界を設定して、それを超えたら家から出て行くのがいいと一般的にも言われています。 親は子供を一生懸命なだめるわけですが、刃物を取り出したときなどは、どうしようもないので、家の外へ避難するしかありません。 これが一番いい方法だと言われています。 近所に親類がいたり、支援機関の人が応援に来ることができるならば、様子を見に行ってもらいましょう。 場合によっては、警察官に相談することも考えられます。 その結果、子供の様子が治まっていれば、帰宅すればいいのです。 子供の暴力に応戦してしまうと、親が怪我を負い子供を犯罪者にしてしまいかねません。 不必要な罪を犯させないことが大切です。 そのために外に出ることが勧められています。 子供の無理難題の要求は、「徹底的に聴く」 不登校の混乱期には特に、子供が「お菓子を買ってくれ」「ゲームソフトを買ってくれ」「パソコンを買ってくれ」などと、次から次へと親に買い物を要求します(安定期も続く)。 これに対して、親はどう対処したらいいのでしょうか。 関東自立就労支援センターでは、「3日間、何を買って欲しいのかを聴き続けてください」と勧めることがあります。 そうすると、子供はどんどん要求し続けます。 ときには「家を買ってくれ」とエスカレートする子供もいます。 それに対して、「ああ、家ね」とひたすら聴き続けます。 徹底的に話を聴いていると5時間以上かかる場合もあります。 そして、子供の口から要求が出てこなくなったら、「じゃあ、明日また聴くから」と言ってその日は終わります。 やがて、子供は「もういいよ」と要求しなくなります。 このことが意味しているのは、子供の要求が二重構造になっているということです。 言葉の上で、「あれ買ってくれ、これ買ってくれ」という第一の要求がありますが、その言葉の奥に真の要求があります。 それは「自分を全面的に受け入れて欲しい」という要求です。 今までのように親から「ああしなさい、こうしなさい」と一方的に言われるのではなく、「自分の言うことに耳を傾けてほしい」という要求なのです。 徹底的に聴いた後の子供の要求は、食べものやゲームソフト、CDなど、そう高価でないものでしょうから買ってあげたらいいでしょう。 子供の行動の種類によって、子供が受けているストレスがわかる 混乱期の子供の言動によって、子供がどんなストレスを受けているのかがある程度わかります。 子供が「とにかく学校へ行きたくない」という場合は、子供の心に耐え切れないぐらいの負荷がかかっています。 その負荷は、学校での友達関係、いじめなどからくることもあれば、親子関係など家庭内の不和からくる場合もあります。 将来や自身の存在に対する漠然とした不安からくることもあります。 親に対する暴力がひどい場合は、親への不満が背景にあると考えられます。 「あれ買ってくれ、これ買ってくれ」と次々と要求する場合は、親がふだんから子供にかまっていなかったり、親の考えを押しつけていたりするときに起こります。 子供の言動によって、親がどう対処すべきか、ある程度分かってきます。 したがって、子供の言った言葉を聞き流したり、言い返したりしないで、まず受けとめることが大切です。 子供の心の声を聴こうとする事によって、親として変えるべきところが分かってきます。 2.安定期「不登校がこのまま続くのか不安・・・・・・・」 不登校の場合、混乱期を過ぎたら安定期に入ります。 この時期、子供は学校に行けませんが、家の中では穏やかで安定した状態になっています。 安定期は、親にとってはひとつのチャンスです。 親が自身の傾向性(偏りのあるものの見方や考え方)を見つめ、子供への接し方を変えていくのがこの時期だからです。 要は、子供との関係を見直し、もっと仲良くなるということです。 子供と仲良くなったぶんだけ、次の転換期へと移行するまでが短くなります。 逆に、それを怠ると、安定期が3年やそれ以上長く続くことになってしまいます。 関東自立就労支援センターのアプローチと、通常のカウンセリングなどとの違いはここにあり、一般的には不登校の安定期に、親に対する具体的なアドバイスはないとされています。 関東自立就労支援センターでは、親が自分の子育てや生きかたに何かしら行き過ぎたところがないかを振り返ることによって、子供が不登校を克服するプロセスに入っていくとアドバイスしています。 このときに、自分が「抑圧型」「優柔不断型」のどちらのタイプの親なのかを見ていく必要があります。 人生の課題として向き合う その前に気をつけるべきことがあります。 自分の傾向性を見つめると言っても、自分を責めるわけではありません。 また、子供や夫を責めるわけでもありません。 子供が不登校になったときに、やってしまいがちなのは誰かを責めることです。 「どうして学校に行けないの?」と子供を責めます。 次に「夫が悪い」と責め始めます。 「夫が厳しすぎたから」あるいは「優しすぎたから」と夫のせいにします。 最後は「自分の子育てが間違っていたのではないか」と自分を責めます。 しかし、不登校は、「誰が悪い」という性質のものではありません。 子供や親が人生の課題、「人生の問題集」として解決していくべきものです。 子供も夫も変わっていくべきところはあるけれども、まず母親が自分自身から課題に向き合うことを勧めています。 「優しさ8割、厳しさ2割」を目指す 親の傾向性のタイプには、子供に抑圧型の人、優柔不断型の人以外にも2種類あります。 一つはアダルトチルドレン型で、子供時代に親から受けた心の傷が関係した傾向性です。 もう一つは完璧主義型で、自分や人に完全を求め、足りない部分を責める傾向性です。 その結果として、夫婦や嫁姑が不和になったり、子供が不登校になったりします。 この2つは抑圧型と優柔不断型と重なる部分があります。 親が傾向性を変えていくときに目指すものとして、子供の自立を支援する親子関係がありますが、これを別の言葉で言うならば、「優しさ8割、厳しさ2割」です。 仏教では、優しく包み込む接し方を「摂受(しょうじゅ)」と言いますが、これが8割です。 相手が明らかに悪に陥りそうなときに厳しく導く接し方を「折伏(しゃくぶく)」と言いますが、これが2割ということです。 優しさ100%なら子供を甘やかし、厳しさ100%なら子供を萎縮させてしまいます。 8割・2割がちょうどいいバランスだという考え方です。 簡単に言えば、厳しくしかることも大切ですが、基本的には、子供のいいところをできるだけほめて、長所や強み、すばらしさを引き出していくのが望ましいということです。 抑圧型の親は、優しさやほめることを忘れてしまいがちです。 優柔不断型の親は、厳しさや叱ることを忘れてしまいがちです。 子供への接し方は、自分の傾向性に基づくものなので、それを変えるには時間がかかります。 その結果、子供に変化が起こるのに時間がかかります。 それが、安定期が長期化する場合の理由です。 不登校の安定期に大切なことは、時間に耐えることです。 親が時間に耐えて努力したぶんだけ、不登校の克服は近づきます。 3.転換期「子供が動き出しそう」 不登校の安定期を乗り越えていくと、子供に変化が現れてきます。 子供が「学校に行きたい」「アルバイトをしてみたい」などと言い始めます。 しかし、このときに気をつけなければいけないことがあります。 子供が前向きになったからとおって、「やっとその気になってくれた。 待ってました」といわんばかりに、学校や社会に送りださないということです。 いきなり学校に行っても勉強についていけないし、人間関係もうまくいきません。 この時点では、まだ外部との安定したコミュニケーションができるまでの精神的なエネルギーがありません。 ここぞとばかりに子供の背中を押してしまうと、心のエネルギー不足になって、かえって不登校が長引いてしまいます。 それを避けるため、わざわざ転換期という時期を区切っているのです。 この時期に必要なことは、年齢にもよりますが、「空白の時間」を埋める訓練です。 学校に再び通う場合は、家庭教師をつけたり、フリースクールなどの支援機関に行かせたりして、遅れた勉強を取り戻す必要があります。 就職する場合は、職業訓練機関に行き、基礎的な能力を身につけるのが適当です。 なお、子供によっては相当長く休んでいたにもかかわらず、突然に登校したりアルバイトを手始めに働き出すこともあります。 新しいコミュニケーションのスタイルをつくる この時期は、部屋にこもっていた子供がリビングに出てきて、いっしょにご飯を食べるなど、親子の会話ができてきます。 そのときに大切なことは、子供の話をじっくり聴き、子供の気持ちを汲みとる「傾聴」です。 子供の気持ちに共感し、「こういうことなのね」と、言葉にならない部分をフィードバックしてあげることによって、子供自身がよくわからなかった自分の気持に気づくことができます。 また、親の気持ちを「私は」「お母さんは」を主語にして伝えるのも効果的です。 これまでは、「(あなたは)こうしなさい」という、相手をコントロールする指示・命令的なコミュニケーションがほとんどではなかったでしょうか。 「お母さんはこう思うよ」「お母さんはこういうことを心配しているのよ」と伝えることによって、最終的には子供の判断を尊重する新しいコミュニケーションのスタイルをつくり出していくことができます。 子供は、「自分で考え、判断していい」というメッセージを親から受け取り、自分の判断に責任を持つようになります。 一方で、親の考えを聞き、「こういうところを心配していたんだ」と気づくこともできます。 子供が「学校に行きたい」と言い出した場合は、「お母さんは、このまま学校に戻ったら、勉強についていけないんじゃないかと思うんだけど」と伝え、公的支援機関やフリースクール、家庭教師などのパンフレットをそっと机の上に置いておくといいでしょう。 後は、子供自身の選択です。 母親が勉強を見ることができるなら、見てあげればいいでしょう。 または、学校の協力をもらうのもいいでしょう。 子供が「就職したい」と言い出した場合は、職業訓練やコミュニケーション・スキルを訓練するための公的機関に通う必要があるでしょう。 子供が小学校低学年の場合は、親が付き添い登校をして子供の不安を和らげたり、集団行動に慣れるため、地域の子供会やクラブ、またはキャンプなどへ参加させることも勧められます。 その結果、勉強にやる気が出たり、人間関係で自信が持てるようになったら、子供は自分で選択肢を探し、行動するようになるでしょう。 ここで気をつけてもらいたいことは、子供がフリースクールなどに行くようになると、親は「一段落した」という気持ちから、支援者に任せきりになることです。 このようになると、子供は「親に見放された」と感じます。 また、混乱期、安定期に逆戻りすることにもなります。 これをリバウンドと言います。 そうなってしまうと、今までの数倍の努力と時間を費やさなければならなくなるので、注意しましょう。 4.回復期「子供が自分で動き始めた!」 「学校に行っても勉強に追いつける。 仕事を始めても大丈夫」という状況になったら回復期です。 いよいよ子供が自分の足で自分の人生を歩き始めます。 そのときに大切なことは、親の側が子供から自立することです。 不登校の子供の親には、子供の面倒を見ることが生き甲斐になっている人がかなりいます。 「ダメな子」の面倒を見ることに親が自分の存在価値を見い出しているのです。 「この子には自分が必要なんだ」という強い気持ちです。 中には子供を自分の手元に引き止めるために、無意識のうちに子供が成長し、自立するのを邪魔する行動をとってしまうこともあります。 ある意味で、親が子供に依存しているのです。 これを「共依存」と言います。 そのメカニズムに気づいたら、親も自立し、子離れすることです。 子供が自立し、親の助けなしに生きていくことはある意味では親にとってはさびしいことです。 しかし、親子がお互い依存しすぎず、成長を助け合う関係に移行することで、不登校を乗り越えることができるのです。 小学校低学年までの不登校には、「親子分離」と言って、母親から離れる不安によるものがあります。 この場合は、この4つの段階をたどらず、母親が付き添い登校をしたり、担任が家庭訪問していっしょに遊んで信頼関係ができたりすることによって、一人で登校できるようになることもあります。

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小学生の不登校

不 登校 克服 期間

心の病を持つ不登校 心の病を持っている不登校の子は長期間学校を休みます。 薬を服用し、精神科や心療内科へ通院する事になります。 それが数年続く子もいれば、大人になってからもずっと心の病気と闘い続ける子もいます。 うつ病・躁鬱病・統合失調症・自律神経失調症などが多いです。 これらの症状を持つ前にはリストカットや自傷行為、異常行動もみられます。 うつ病など心の病から抜け出した不登校の子の体験談を参考にしながら、克服方法を話していきます。 一度、心の病気を持つと自尊心を失われる子が多いです。 「自分は病気だから。 」と言い訳をして、学校へ向かう事ができるなくなるのです。 子ども一人では動き出す事ができないので、周りのサポート体制をしっかりと持ちながら解決していきましょう。 不登校の心の病 学校を休み始めて、少しずつ心の状態が不安定になります。 うつ病になってから不登校になるわけではありません。 あくまでも、不登校になった後に精神が不安定になります。 もともと心が繊細で敏感なのが不登校の特徴です。 ストレスが過度にのしかかることで、心への負担も大きくなります。 『』でも詳しく病気との関係を解説しています。 うつ病 うつ病とは何か?うつ病の基本的な定義は、 「2週間以上、あらゆる物事に取り組むやる気や意欲がなくなり、何もやる気が起こらない状態がほぼ毎日、一日中続く状態」のことです。 一時的に気分が落ち込む程度は、自律神経失調症の段階です。 誰にでもよくあることです。 しかし、これが毎日、ずっと続いている状況になれば鬱病と判断されます。 最初は、夜眠れなくなる不眠症や、食欲の低下からスタートすると言われます。 そこからやる気が出なかったり、物事に興味が無くなったりしていきます。 不登校の子は、そもそもが学校へ行けないという状態にあります。 ただでさえ意欲がないですから、鬱病にかかりやすいと言えます。 しかし、多くの子はゲームなどに意識を持っていくので、うつ病にはなりません。 ですから、不登校だからと言って、誰もがうつ病になるわけではないです。 以前に、起立性調節障害と診断された子が睡眠導入剤を服用しました。 しかし、改善がみられず、より強い睡眠薬を服用していたら、副作用によって鬱病が発症した不登校の子がいました。 少しのきっかけで、精神状態は悪化していきます。 不眠症や食欲不足の段階で見抜けるように、しっかりとわが子を観察してください。 うつ病の体内的な原因として 「モノアミン仮説」というものがあります。 これは 「脳内のセロトニンという神経伝達物質の不足」のことです。 脳内の神経と神経の間をつなぐシナプスが、セロトニンやノルアドレナリンといった行動的になる物質が不足することでうつ病になると考えられています。 セロトニンは「幸せホルモン」と言われています。 ノルアドレナリンは試合をする選手などが闘争心を持つ為に出す「戦うホルモン」と言われています。 一方でメラトニンというホルモンがあります。 これは、眠る時に脳内で分泌される物質です。 心が落ち着くホルモンです。 不眠症の場合、このホルモンが足りなくなると言われています。 うつ病で処方される薬の多くは、このセロトニンの分泌を促すようになっています。 そのため、人によっては多く出過ぎたりします。 あるいは、薬が効かなくなると、一気に落ち込んでしまう子もいます。 落差が激しくなるのです。 これが副作用として出てきます。 しっかりと薬の効果を確かめながら、服用するようにして下さい。 躁鬱病 躁(そう)とは鬱(うつ)症状の真逆の症状です。 異常に気分の高揚した状態になっているのが躁状態です。 ただ元気があるとかではなくて、一緒に生活している人から見て、おかしいと感じるレベルです。 そして、不登校の子で、この躁と鬱を繰り返す子がいます。 躁鬱病(双極性障害)です。 この病気は4つ以上にタイプが分かれます。 より詳しくは、精神科などでご相談下さい。 統合失調症 によると、 「統合失調症とは、思考や行動、感情を1つの目的に沿ってまとめていく能力、すなわち統合する能力が長期間にわたって低下し、その経過中にある種の幻覚、妄想、ひどくまとまりのない行動が見られる病態である。 」と定義されます。 不登校の子であまりにも精神的に追い詰められてしまうと、統合失調症を発症してしまいます。 発症までいかなくても、軽い幻覚や妄想を持ち始める子はいます。 そうなった場合は、お医者さんに相談して下さい。 自律神経失調症 うつ病の前の段階が 「自律神経失調症」です。 やる気はあるけれども、体が付いていかないという状態です。 やることをやりたいのだけれども、疲れてできない。 自分の神経をうまくコントロールできていない状態です。 この症状は多くの不登校の子でも起ています。 頭が痛くて学校へ行けないなども、この症状だと言われています。 基本的に、不規則な生活や習慣などにより、私たちの自律神経のバランスが乱れるために起こる身体の不調です。 規則正しい生活リズムを取り戻す事で、すぐに改善する事ができます。 私たちの学校で寮生活をすると1日で改善する子もたくさんいます。 頭痛や腹痛がすぐに止まる子もいます。 規則正しい生活を心がけましょう。 リストカット・自傷行為 女の子に多いのがリストカット・自傷行為です。 カッターなどで手首や腕に傷をつけます。 自信がなくなると、リストカットを繰り返したりします。 子ども達に聞くと 「リストカットをすると気持ちが一時的に楽になる。 」と言います。 自殺目的でやる子はほとんどいません。 自分の存在確認の為に、血を見るとも言います。 周りから自分のことを大事にされない、認めてもらえないことで孤立した自分が恐くなるのです。 自分がこの世に存在しているかどうかを確認する為に、リストカットをして、痛みがあることが大切だと言う子もいます。 一度やってしまうと、衝動的にリストカットを繰り返してしまいます。 周りに迷惑をかけないよう、自分でストレスを解消しようとする行為なので、すぐに怒るのではなく、理解してあげる事が大切です。 薬物療法・副作用 心の病に対する、脳の神経系に効果のある薬物治療のことを 「薬物療法」と言います。 精神科や心療内科で行われる最もポピュラーな治療方法です。 薬物を使わない治療法には、森田療法や行動療法などがあります。 薬物療法では、薬の配合や量、間隔が大切になります。 その時々の状態に合わせて、薬が処方されていくのです。 なので、体質によって薬が合わない場合があります。 逐一、薬を飲んだ後の状況をお医者さんに伝えるようにして下さい。 問題は、薬の副作用です。 強い薬ほど、強い副作用があります。 以前に、薬の副作用の薬の副作用の薬を飲んでいる不登校の子がいました。 ある子は睡眠導入剤の副作用で日中フラフラで起きあがれなかったこともあります。 しっかりとお医者さんと相談の上、服用するようにして下さい。 うつ病の不登校改善法 うつ病に発展する前には2つの段階があります。 つまり、これを逆に進めば、うつ病の不登校も改善する事ができます。 ただし、薬物療法をしている途中だと効果はあまりありません。 2つのことがポイントになります。 1つは、規則正しい生活リズムです。 自律神経失調症は体内時計が狂う事で悪化していくと言われています。 夜更かしや昼夜逆転で発展していきます。 規則正しい生活習慣をすることで、大きく改善していきます。 『』で詳しく解説しています。 2つ目は、食欲です。 うつ病になる人は食欲がありません。 食欲を回復させなければいけません。 精のつく食べ物を選んで食卓に並べてあげるといいです。 お肉などを中心にしてあげるといいです。 最初、不登校の子に甲子園を目指す野球部の生徒と同じ食事をさせていたら、自然に元気が出てくるようになりました。 精神科医の先生で食物療法としてお肉中心の食事をやっている方もいます。 まずはお医者さんと相談しながら、家庭で食事療法と規則正しい生活リズムを取り入れてみて下さい。

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