アヌンナキ シンフォギア。 アヌンナキと棺

【シンフォギア考察】神は人を作り出す。人から仏が産まれた。神の天使は人の愛に堕天した。

アヌンナキ シンフォギア

すっかり寒くなったと思ったら、公式からひびみくの大量供給ですっかり陽だまり並の陽気になりました。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。 は楽しいアニメでした。 ただ、楽しいだけじゃなくて色々と謎が残り、 答えのない考察の余地を残してくれている稀有な作品です。 で大きな対立構図となっていたのは 「古い神々vs人類」 バラルの呪詛と呼ばれる人々の相互理解を阻むシステムを神々が生み出し、それに捕われた人々。 ましてやそのシステムが月に組み込まれていると言うこともあり、呪詛から開放されたいけど月を壊すわけにはいかない。 そこからさらに、犠牲を出しながらも呪詛の開放・世界の解放と人の身でありながら神々に挑戦し続ける師と装者との争い。 そして最終的にはバラルの呪詛とは、神の中でも悪い神 人々の言語中枢に寄生し、復活する シェム・ハを封印するために神が生み出した祝福だと言うことも判明し、シェム・ハとの最終決戦に臨むわけです。 個人的にかつての古い神vs人という構図は大好きな設定です。 というのもこういう設定は珍しいものでもなく、僕の大好きなというゲー でも「かつて来たりし者」という神話の元となった先史人類がいます。 今回はこの対立構造について個人的な考察をしていこうと思います。 の神とはなんだったのか? には先史時代の神々について興味深い用語が出てきます。 「アヌンナキ」そう 「アヌンナキ」 劇中、まだ回を重ねていないころは アンと呼ばれていましたが、その正体はシュメール・神話の神々・上位者と呼ばれるものがの黒幕でした。 XVで出てくるエンキも神話に登場します。 後期シュメール神話ではエアと呼ばれていて、一般的にはそちらの呼び方のほうが有名ですね。 さらにエンキは伝説上師であり、人を作った神ともいえます。 人が労働をするのはこの人のせいです。 おのれエンキ。 また、シェム・ハですがコレは系の神話や科学関連に原典が見て取れます。 恐らく人の身に宿り、何度も復活するその特徴からのシェムの天使ではなくゴーレムに刻まれる起動の魔術 「シェム・ハ=メフォラシュ」であるという話をしようとしたら、 がちゃんと解説してました。 やさしい! 他にシェム・ハとは「名」という意味があります。 「シェム」が「名」という意味で、「ハ」とは前置詞のtheとして置き換えられます。 アヌンナキと人・師とゴーレムの関係。 シェム・ハとはゴーレムに刻まれる名前という話でした。 そもそもゴーレムの創造とは錬金の術。 詳細は別記事となりますが、世界観においてとは人が神を目指す挑戦の学問です。 人がゴーレムの作成によって労働力を創出する理由。 それはゴーレムの創造が、 労働力のため神が人を創造したことに対する模倣に過ぎないのです。 ゴーレムとは得てして労働力の創出のため、創造主たる人の指示を理解し行動に移す知能がありますが、人と言いますか生命体とは程遠いとも言えるでしょう。 では、ゴーレムと人の違いはなんでしょうか? それはたった一つの大きな思考 「自由意志」に他なりません。 自由意志を持ったゴーレムがあるとすれば、それはゴーレムではなくもはや人・クローンと言ったほうが適しているでしょう。 自分から提案し、工夫し、協働する。 それはゴーレムには備わっていない機能です。 だからこそゴーレムは言語を、歌を持つことはない。 それが人の限界。 の限界です。 さて、では神が創った人間はどうだったのでしょうか。 この世界における人間。 アヌンナキに労働力として作られた人間に 「自由意志」はあったのか。 まぁ正直情報が少ないので、確たる答えではないのですが恐らく最初は 「なかった」と考える方がしっくりきます。 アダムという最初のゴーレムが廃棄された理由 アヌンナキは アダムと言う人間のサンプルを作りましたが、完璧すぎる。 という理由で廃棄されました。 なぜ完璧すぎたのか、その理由は劇中ではよく語られていませんでしたが、個人的には以下の2点の理由から廃棄が決定されていたのだと考えています。 不老不死のため(生殖機能)がないため、完璧以上の発展性がない アダムはたびたび裸になります。 恥らいを焼却して惜しげもなく抜剣します。 アニメと言う都合上、描写されないのは当たり前なんですがあるはずのものが徹底的に隠されているんですよね。 それが 「」です。 すいません石を投げないでください。 やめてとめて そもそも、 師が完璧と求める肉体・不老不死の肉体は女性なんですよね。 これは公式サイトでも明言されていますが、この世界では女性の肉体がより生物学的に完璧であるとされています。 しかしアダムは不老不死でもあるにも関わらず 「男性」なんですよ。 「男性」なんです。 これって師と言えば女性か元男性しか出てこない世界観では凄い重要なんですよ。 まぁ結局アダムの真の姿は化け物だったわけですが、 女性が優位なのに、アヌンナキたちは男性形でプロトタイプを作って「完璧すぎる」と切り捨てているのもかなり意味深です。 そして重要なこと。 アダムは男性であるにも拘らず、 現状で完璧に完成された生命体であるがゆえに性的欲求=未来への欲求を持っていないことになるんです。 現にアダムの女性の扱いはあまり褒められないもので、サンジェルマン始めティキなど所詮目的達成の道具としか見ていない。 でもすぐ裸になるのはどうなのさ 2. 自由意志を持ってしまった シュメール神話では、アヌンナキが人を作った理由は神の労働を肩代わりさせるためでした。 それはつまり、奴隷ということでもあります。 であれば、妄信的で従順。 使いやすいように人間を作るのが道理。 しかしアダムはそうならなかった。 それは 「自由意志」があった方が完璧な人類だったからです。 その証明はアダム自身の行動が示しています。 アダムは 「ファーストアベンジャー」と呼ばれています。 誰に対する叛逆だったのか、そう、自身を作った創造主。 アヌンナキへ翻した反旗だったわけです。 叛逆・復讐とは紛れもない自己発現。 アダムのアイデンティそのものです。 創造主・支配種に対する叛逆、それこそが不老不死であるアダムを現代まで形付けた 「自由意志」そのものといえるでしょう。 まぁ結局、その「自由意志」が邪魔になって廃棄されたわけですが。 反証・なぜアヌンナキは自由意志を簒奪し、後から与えたのか。 アダムが完璧すぎる理由に自由意志が関係しているという根拠は以上の通りです。 そしてアヌンナキは完璧な人類よりも、使いでのいい労働力として先史人類(ルル・アメル)を作りました。 では、さらに生産性を上げるため、すべての人々が争いを忘れ労働に専念し、平和な世界を作るために用意したツールはなんだったのか? それこそが 「統一言語」だったのではないでしょうか。 「統一言語」は人の相互理解を進めるもの。 「明日を作る」それが 神様と一緒の未来でも、統一言語を持った先史人類の目指した未来だったのかもしれません。 ですがそんな「統一言語」が奪われる事態が発生します。 大本はシェム・ハが同胞アヌンナキに叛逆したことから始まります。 ルル・アメルの執刀医として活動していたシェム・ハは「統一言語 」が宿り生命端末となった人間の言語に住み着き、倒されても斃されても人の言語から体に宿り蘇ります。 シェム・ハが人の言語に寄生できるのは、執刀医たる才もあると思いますが 「名」を意味する名前がついていることも大きな要因ではないかと考えています。 という言葉もよくに出てきます。 呪いってもともと何でしょう。 藁人形に釘を打つような物理的な儀式からなりたつものなのか。 呪い、 その発祥は恐らく言霊です。 ただの言葉だとしても、それに恨みと殺意をこめれば呪いへと変貌する。 まさに言霊そのもの。 XVでは呪いに関しては祝福の一種として捕らえる見方もしていました。 シェム・ハが「名」という意味を冠する理由は「名前がある」ということで存在が成立する一種の哲学兵装なのではないだろうか? 人にはそれぞれ「名」がある。 だからこそシェム・ハは生命端末としての人に寄生できた。 ちなみにシェム・ハの寄生システムはフィーネが応用して自身の再臨に用いています。 が 「フィーネ」とは「終わり」を意味する言葉ならば、フィーネが発現し目覚めた人間の中から元の精神人格が消えるのは元の人格が終わりを迎えるから。 という哲学的な見方も出来ます。 真実は不明ですが。 例外として調ですが、あれはフィーネが発現しただけで目覚めてはいないんですよね。 精神世界の中、水面下でフィーネに置き換わる手前で主導権をとることを諦めています。 その上、イマの刃で魂を貫かれた結果、調の体には調の精神が残りました。 そう考えると、シェム・ハに取り付かれた人が浄化された場合は終わりを迎えるわけではないので、そもそもの精神は無事になるのかなと。 そもそもシェム・ハさんは言語中枢に潜むので殺すことでしか一時的に存在を消せない訳ですが、そんなところに出たのがエンキ謹製永久シェム・ハ催眠マシーンの「バラルの呪詛」でした。 これこそが人に目覚めた自由意志のきっかけ。 神々の労働力・奴隷として生まれたルル・アメル。 そこに神々に叛逆するため自身を人の言語中枢に刻印したシェム・ハ(=メフォラシュ)が現れ、アヌンナキたちは自身の絶滅と引き換えに地球という実験場とルル・アメルから始まる人類を切り捨てた。 そうして人類は「統一言語」というアヌンナキ支配のくびきから脱出したわけです。 残ったのは分断された言語と今まで続く人々の争い。 そしてアヌンナキの遺産を元にしたとは言え、人々が選択し遺してきた歴史こそが自由意志なわけです。 これがの神の物語です。 長い時を経て、人は仏になる 世界は神の時代が終わり、人の時代になりました。 私たちが歩んできた歴史そのものです。 しかしその歴史も、結局は神の遺産が元になって築き上げたもの。 「バラルの呪詛」ある限り、人々はいつまでもアヌンナキに喉元ナイフ突きつけられたまま。 ですが、人はその封印を何度も食い破ろうとしました。 フィーネのルナアタック事変・神獣鏡による禍払いの力・70億人の・そして根源とは言え、シェム・ハの起こした月のハッキングによる解放と響の束ね繋げるアームドギアの力。 そして人はついに 「神様も知らないヒカリで歴史を作った」のです。 それこそが人が神から勝ち得た本当の明日、未来に他なりません。 さて、これは単純な人と神の仁義無き抗争だったでしょうか? これはでした。 はフィーネと櫻井、人の手によって創られた装備ですが、原動力が神の力の片鱗をもつ聖遺物だから言ってしまえば神の技術なんですよ。 だけど、人は神にならずとも、神に勝利しました。 それは人の力の範疇を超えています。 であれば、人の中から神と同じ救世主が産まれたのではないでしょうか。 人から生まれ、人を救う神とほぼ同列に捉えられる存在は何か 仏 そう仏、です。 仏とは人の身にありながら52のさとりを開かれた方のことを言います。 仏と装者になんの関係があるのが、順を追って説明していきたいと思います。 最初は純粋に神の技術だった は神の力を元にフィーネが作ったギアです。 もっと言うならばフィーネが為政者を抱き込むために作った技術だと描かれています。 つまり、 とは純粋にアヌンナキ=神の技術で作った可能性が高い。 ではどれだけ、には先史文明の片鱗があるのでしょうか。 アウフヴァッヘン波形 には聖遺物という神の遺産と共に、それに適合するアウフヴァッヘン波形が必要です。 アウフヴァッヘン、ドイツ語で 「覚醒」を意味するこの言葉は人の何を覚醒させるのでしょうか。 恐らくですが、 眠っている「統一言語」への覚醒では無いかと思っています。 つまりそれは 聖詠であり、神であるアヌンナキへのコンタクト方法が拓くことでは無いかと思っています。 つまりアウフヴァッヘン波形とは、人から上に上がり神 聖遺物 とコンタクトを取れる段階まで人を覚醒させる波形なのではないでしょうか。 301,655,722個のロック機構 知ってる人は知っているのロック機構。 どんだけあるんだよ、という気の遠くなる数字ですが。 これは有名な話。 天使の総数と一致します。 では、天使の数と符合するこのロック機構はなんのために? 前項に書いてあるように、人がアウフヴァッヘン波形によって聖遺物と共鳴することで、神に近づいていきます。 このロックは、 恐らく人を神の領域に踏み入らせないための、天使たちの防護策とも見ることが出来ます。 エクスドライブモード 最終回絶対勝利確定フォームですが、エクスドライブモードになるとは空を飛ぶ事が出来ます。 翼が生えて空を飛ぶんですよ。 この時生える翼は 三対計六枚の羽。 これ、他の考察でも挙げられてますが ()がモチーフだと思います。 天使の九階級の内、最上に位置する。 それは神への愛と情熱で体が燃えている。 ここらへんはバーニングエクスドライブに通じるところもあります が… ここは後々言及しますが、バーニングエクスドライブに関してはただのモチーフではないんですよね。 そもそもバーニングエクスドライブはの羽の枚数と合致しないし。 哲学とにより人へと変容した神の力。 さて散々天使モチーフな、これじゃあアヌンナキの手先じゃないですかーやだー!みたいな展開ですが、から神の力を離れて、 人の力にリビルドするターニングポイントがあります。 それがのラストバトルなんですよ。 神殺し AXZでは、ティキというオートスコアラーと主人公である響は、神の力を手に入れました。 特に、響の方は人間でありながら 破壊神ヒビキとなってしまいます。 後々明かされますが、 Gの神獣鏡を受けバラルの呪詛から贖罪された響は 本人の知らぬところで常時神とのチャンネルが空いている状態でした。 だからこそ、響に神の力が宿ったわけです。 ただ、完全な神ではなく幼体として扱われている訳ですが、これは ガングニールに積層された神殺しの概念があったから留められていたわけで、ガングニールでは無いを纏っていたら響は完全なる神になっていた可能性が高いんですよね。 AXZでは終盤にかけて哲学兵装としてのガングニールにクローズアップされていました。 は神の力。 なのにガングニールのは神に抗う力を持っているのです。 最終的に破壊神ヒビキが破壊された理由。 それは人々の根も知らぬ噂から始まった積年の伝承が哲学として宿った神殺しのガングニールと、 響のずっとそばにいて、響が世界に存在する意義であり続ける未来。 たった一人の人の愛によって打ち砕かれるわけです。 9割がた正妻パワーだぞ 2. 黄金錬成 が金ぴかになりました。 本来であればの最終話はエクスドライブで〆るのがお決まり。 ですが、AXZでは発動しないんですよエクスドライブ。 AXZでは響のガングニールが反動汚染を受け、窮地に陥ります。 そこで他の装者たちは自分たちのアームドギアを響に明け渡し、響は白銀のギアを身にまとい立ち上がります。 この白銀というのは、XVにもでるシェム・ハの能力。 つまり神固有の能力なんですよ。 しかしその神の力である白銀のギアも弾け飛び、次に身にまとったのは師たちの力を束ねた黄金の。 という人の英知が神の技術であるシステムを変容させたんです。 だからなんですよ!あそこで響が黄金になったのは! 響が掴み取った仲間と敵の境界すら超えてみせた結果!結晶! それこそが人だけが持ち得る、人と手を繋ぐ花咲く勇気!! ここら辺の白の話もめちゃくちゃ重要なんですが、の考察回で書き上げます。 52 ここからは少し眉唾の話。 話半ばに聞いてください。 少し上で、人が仏になるには 52のさとりを開かなければならないと書きました。 これ、出てくる数字が52なんですよ。 XVまで52話なんですよ。 胡乱な考察になりますが、AXZまでの物語は人が仏として人を救うため、悟りを開くまでの試練。 人が神から脱却しようとした結果、人の中に仏という救いを見出すまでの話なのか…?そうなのか…?どこだ… どこに答えがあるんだ金子監督ゥ!? ハァハァハァハァ… 本題に戻りましょう。 それはそもそも人間に備わっているものにして、原初の武器と言えるでしょう。 響のアームドギアはただ殴るだけではなく、繋ぎ束ねる力として備わっています。 そしてその力に救われた人が多いのは、皆さんご存知の通り。 俗に千手観音と呼ばれるものですが、あの千手は人を救うもの…でなく、 千本の手は、どのようなをも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さを表しているんですね。 あくまで 概念や哲学なんですよ、あの千手は。 響の手(アームドギア)も、はたから見ればただの人の手ですが、そこには人を救うという概念、哲学が宿った。 それは響というありかた、人助けというアイデンティが固着したもの。 ちくしょう、何とも言えすぎるぞ!この哲学兵装っていう概念。 そして、それは響が人の中で人の世を救う概念を勝ち得た「仏」とほぼ同一のものになったと言えるんじゃないでしょうか 人が神を従えることのできる世界 仏とは、とはもともとは 人間でした。 釈迦という人が悟りを開き、仏教の教えを説き崇められるようになりました。 さらには、仏教では今まで存在していた超越的なの神々はの教えに帰依し、と呼ばれる仏法・を守護する役割になりました。 これ、凄く重要なことです。 人の身から生まれたものが、かつて支配者階級であった神々を従えさせてるんですよ。 仏(悟りを開いた人)>>>(越えられない六道輪廻の壁)>>>神の世界() これが成り立ってしまうわけです。 さらには仏教が他の文化圏に行けば、そこの神も従えちゃう漢化もびっくりな感染力を持っています。 あとF. S組の使うLiNKERはリン(輪廻転生)だと思います。 の話も触れずにはおけません。 水銀と他の金属の合金の総称として使われるですが、広義では 混合物一般を指し示す言葉でもあります。 公式サイトにも記載されていますが、システムとそれに類似したローブの形成エネルギーが混じり合って産まれた 混合物。 もう一つ特筆すべき点が、第一形態のから第二形態のイマージュへと変化するときにとても大切な描写があるんですよ。 仏教では泥水の中から生じ、清浄な美しい花を咲かせる姿が仏のや慈悲の象徴として扱われるもの。 これ、蓮花にしか見えないんですよね。 蓮なんですよ。 正直を初めて見たときにピンときました。 実はも仏教・と深いつながりがありますがそれはまた別の機会に。 つまり、で蓮華が出ること自体、それまで神の力であったが人の探求の結晶であると融合し、人の身でありながら人を救う力を得る。 =仏の力、人の力が神の力であるを制御する。 それがとしてXVでもう一度花開きました。 バーニングエクスドライブと堕天使 まとめに入る前に、 本筋から若干ずれて バーニングエクスドライブと堕天使の話をしたかったのでします。 エクスドライブは モチーフ。 つまり神に仕えるの力です。 最上の天使の力を冠するが、発動は容易くない。 そして一番重要なのが「他の誰かのフォニックゲイン」を利用しなければ発動できていなかったことです。 1期はリディアン女学院のフォニックゲイン。 2期は70億人の。 3期はキャロルのフォニックゲインを変換していました。 エクスドライブは神の力。 戦場に立つ歌姫だけではなく、全員が奇跡を起こすことを信奉し、フォニックゲインを高めることで発動する。 これってつまり、祈りや信仰に近いもの感じるんですよね。 よっては神の力なんです。 再確認。 さて、次は バーニングエクスドライブ。 の前に、まずはこれを見てください。 『』というに挿入されているイラストレーションでの堕天の様子が描かれています。 天界から真っ逆さまに地球に落ちていきます。 いいですか、よく覚えておいてください。 よく、覚えておいてください。 XV最終話。 月が崩壊しもうダメかと思ったその時、 装者たちは自分たちの胸の歌を信じてし、バーニングエクスドライブを発動させる。 まず、ここで大事なことは「 自分たちの胸の歌を信じ」てフォニックゲインを高めていることです。 彼女たちはここで初めて、 誰かのフォニックゲインを借りずに神の力であったで、自分たちが思う大切なもの・何かのを胸にして歌うわけです。 これ、 天使が堕天する理由に似てるんですよ。 天使たちは、神々のためにその力を使うんですが、 自由意思を持った天使たちがいました。 彼らは神を愛さず、自分を愛した者もいれば、人を愛した天使もいました。 やがて彼らは神の怒りを買い、天界から追放されて堕天使。 つまり天使ではない。 神の庇護下ではないものになったのです。 堕天使はどうなるのか、俗には悪魔になるというのが有名な話。 ただ、大半の堕天使は地上に降り立ち人間になったともいわれています。 装者たちはここで初めて人の愛のために、神のための歌()を歌って神に反逆を仕掛けます。 神の力を宿した。 天使と同じ数である301,655,722個のロック機構。 のモチーフであるエクスドライブモードは月から地球への堕天で焼却されました。 天使だった人が人として世界を救うために振るう力。 バラルの呪詛から解放され、人の味方として神に反逆する堕天したの力。 それこそが「 バーニングエクスドライブ」 まとめ 神vs仏という着想を得たのは、 の蓮華でした。 あんなに分かりやすいモチーフが出るとは思ってなかった。 そこからAXZのオラオララストと、響のアームドギアに発想が飛躍して仏という着地点にたどり着きました。 あとは 黄金と銀の関係も非常に印象的です。 特ににおいて銀は聖なるものとして扱われていますが、逆に仏教では金は装飾性と聖性という両義性を有しており、善美を持って飾り立てるよう特別な意味を持っています。 ここは是非次回以降のについて、という考察で書き尽くせればと思います。 実際、今回の 神と仏というテーマ。 考察のため調査を書くため、結構揺らぎそうだった感じがあります。 というのもって、アヌンナキというシュメールの神々同様に 天使のモチーフがたくさん盛り込まれてるんですよね。 でも師の登場で、その流れが変わったような気がします。 バラルの呪詛というテーマが根底にありながらも、師たちはかつてない強敵として装者に立ちはだかりました。 これは におけるという人が神に挑戦する学問であるように、神の産物であるに、研鑽を重ねてきた人の英知が挑み続けているん だと考えています。 は、人の相互理解を阻むバラルの呪詛を解消させる。 という話だが、肝心の月の破壊を阻止するために死闘を重ねた。 それはつまり、 装者たちは無意識にも世界を救う=神(アヌンナキ)の味方をしていたんです。 は神の遺産。 だがそれを、人類が身に着けていた。 そこにが産まれています。 相互理解のため、バラルの呪詛は解いた方がいい。 だけど、月の破壊は出来ない。 そこで ようやく手を取り合えそうだったのが、パヴァリア光明結社のサンジェルマン・プレラーティ・ だったわけです。 彼女達とは手を繋げなかった。 しかし、人の英知をさせたラピスフィロソフィカスを受け継ぎ、52の悟りを越え、同じく人の身でありながら神に挑戦し続けたキャロルとも手を取ることが出来た。 そうして、人でありながら人を救い続け、救われ続けた響が神に返した答え 「 だとしても、私たちは傷つきながらも自分の足で歩いて行ける。 神様も知らないヒカリで歴史を作っていけるから」 自由意志とは、その決意に責任が付きまとうものです。 ですが、人は自分で起こした過ちを神のせいにする時代は終わり、自分たちで責任をもって前に進むことが出来ます。 だからバラルの呪詛がなくなり、統一言語が復活したとしても。 神の統一言語が呪われたとしていても、それを乗り越える力が人にはありました。 人の中から仏が産まれたように、人は自分たちの言葉で歴史と伝説を歌いました。 神の御業と言われる奇跡を作り続けてきました。 さらには、呪いという言霊や概念を塗り替え続けてきました。 人は、絶対に絶対。 神様も知らないヒカリで歴史を作れるんです。 人は神から独立できる。 それを証明したのは装者たちの奇跡です。 元々奇跡とは、神々の超自然的な出来事を示していました。 ですが、装者たちは人の身でありながら神も知らない奇跡を起こし続けてきました。 では何故人の身でありながら奇跡は起きたのか? エクスドライブは人の願いが結実し、装者の体を通して形成された人の信じる力でした。 黄金錬成・に示し合わされる仏の力は人の身でありながら人を救うために手に入れたものでした。 バーニングエクスドライブに示される堕天使は、神の力でありながら人への愛のために振るった力でした。 人の、人による、大切な人への力。 とは、紛れもない人間賛歌でした。 文字総数、怒涛の 10,500文字近く。 ここまで読んでいただいて感謝しかありません。 また次回の考察でお会い出来たら幸いです。 date3513.

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戦姫絶唱シンフォギア

アヌンナキ シンフォギア

キャロル復活謎ポ! オレがワクワクすると言っている! XDに出てこなかったのは今日この日のため。 頑張れ、キャロル。 蘇れ、キャロル。 ウェル博士はちょっと眠ってて。 さて、時は遡ってエルフナインがジェネレーターを見せられた直後。 ではそのままAパート終了したけど、メタルマンよろしくネックハングを食らうのだった。 メタルマンのパッケージの配色と劇中の配色は違うんだ。 本当に申し訳ない。 よってエルフナインに拒否権ゼロ。 無理にやれと言うよりこれを使った方が話が早い。 にしてもマスター、かつてキャロルがオートスコアラーに呼ばれていた名前を使うのが嫌らしい……薄い本で覚悟しておけ…… エルフナインは薄い本ではどれだけのマリアさんを堕としてきたと思っているんだ……() でも、認証を突破しろと言われましてもエルフナインはよく知らんような…… いや、キャロルの補佐をしていただろうから知っているか? あるいはエルフナインではなく深層心理下のキャロルの想い出に語りかけている? 「その庭に咲き誇るはケントの花……」 「智慧の実結ぶ……ディーンハイムの証なり……」 ケントの花に智慧の実結ぶディーンハイムだとォ!? ケントの花はリンゴの品種名にして彼のニュートンが万有引力の法則を見つけたきっかけである。 錬金術的には万物の真理に至るきっかけという意味合いだろうか。 智慧の実は言うまでもなくアダムとイヴが食べたもの。 その実の正体はリンゴ説やイチジク説など諸説あるが、シンフォギア的にはリンゴだろう。 Appleだし。 その智慧の実とキャロルの血筋、ディーンハイムは関係ある? ついでにキャロルのミドルネーム、マールスはリンゴの意味を持つ。 うわぁ、今まで触れられてこなかったキャロルの血筋にもスポットライトが……? 「稼働は順調」 「廃棄されたとはいえ高密度のエネルギー体」 「これを利用しない手はないでアリマス」 さて、廃棄躯体を動力源とするのがノーブルレッドの狙いのようだ。 なるほど、その廃棄躯体を動かすためにキャロルの身体が必要だと。 シェム・ハの腕輪そのものにエネルギーがあるようだけど、エネルギーはあるに越したことはないか。 エルフナインは用済み。 というわけで、 不浄なる視線 ( ステインドグランス )で精神破壊! この能力、一度かかれば第三者にも発動可能ととかく便利だ。 何かこれだけでミラアルクの重用してもいい気がするけど……完全に洗脳できるわけじゃないからそこで評価を落としているのか? 「これ以上、オレを覗き込むなッ!!」 「どうしたでアリマスかッ!?」 「コイツ、何を……ッ!?」 キャロル!? 出てくるの、早!? 久し振りの登板だけど何か怒りっぽさはそのままだし、全然平気そうでアリマス!? キャロルは錬金術マスターにして数百年生きた精神の怪物。 精神を乱す 不浄なる視線 ( ステインドグランス )が効くはずもなく、それどころかミラアルクにダメージを与えた。 この段階ではすぐに気を失ったことから部分的な覚醒に過ぎないのだが、 シリーズ屈指の実力者が持つ力の片鱗を見せつけた。 神獣鏡の欠片だけでは止められないのだった。 シェム・ハの腕輪は輝き未来さんにその光が迫る。 エルフナインの拿捕と覚醒、ヴァネッサの出動の間にこんなことが起きていたのだった。 ……シンフォギアは相変わらず時間の流れが濃い。 「まさか、チフォージュ・シャトーが稼働しているのッ!?」 「こいつら、廃棄施設をアジト代わりに使っていやがったのかッ!!」 こうして前回にラストに続くワケダ。 せっかく裏をかいたつもりがあっさりとバレてしまった。 ただ装者たちとしても予想外だったのか、けっこう普通に驚いている。 何せラストダンジョンが再利用されたのは初めてだ。 カ・ディンギルだって投げ捨てられたまま。 ……そっちはそっちでそのうち利用しそうな気がするでアリマス。 「はぁあぁああああああッ!!」 と、意識が向いた隙にヴァネッサはクリスに蹴りかかる。 クリスは不意を突かれてしまうがマリアが素早くフォロー。 プチョヘンザを手放したが優勢は維持するのだった。 この辺、本当にフォロー体質だな、マリアさん…… 前回もフォローが決め手になったしな…… なお、自分で決めようと隙だらけと言いながら突っ込むと隙だらけの背中を撃たれる。 「逃がすかッ!!」 「フンガァーッ!!」 ついに開帳! フンガー! ガンスにアザマスに続いてどこかで叫ぶかと思ったけどここでフンガーと叫んだ! そして、接近、ハンドガンの銃口に指先を突っ込む。 この状態で撃てば当然暴発するしクリスは躊躇する。 破れかぶれかと思いきやけっこう有効な手であった。 が、クリスはステファンの脚を撃ち抜いた覚悟を持つ女。 躊躇こそしたもののすぐに決意をし引き金を引く。 当然、爆発が起こるのだった。 ……あの、もう片方のハンドガンを取り出して撃つのはダメだったんですかね? それとも取り出している隙を突かれることを危惧した? 決断が遅ければヴァネッサのハンドバルカンでクリスの方が大きなダメージを受けていたかもしれない。 何にせよ覚悟の選択肢だけあり、ヴァネッサの反撃を受けることはなかったのだがいろいろと紙一重であった。 「どこまで奔放なのッ!?」 「びっくりさせちゃった?」 「だけど、こちらも同じくらい驚いているのよ」 マリアさん、あんたの感想もけっこう奔放だね…… まぁ、自分の指先を銃口に突っ込んで無力化を狙うなんて、通常の戦闘術にはないから奔放と言えば奔放だけど。 そんなわけでヴァネッサは右手を失ってしまうのだった。 だが、錬金サイボーグなので痛みはなさそうだ。 右手を失ったことでむしろ二人を威圧する結果になったのか、テレポートジェムで逃げようとするヴァネッサを妨害できず見送ってしまうのだった。 実力では劣っているけど思い切りの良さと意表を突くことに関しては装者たちを上回るノーブルレッドだった。 なお、おっぱいからジェムを取り出す時の胸の揺れが凄い。 この人、おっぱい描写が凄い。 作り物のはずなのに……ミサイルのはずなのに…… それとも作り物だからこそダイナミックに揺れるのか? フィクションだからこそノンフィクションを上回ることがあるのだ! 「本部ッ! 状況を教えてくれッ!!」 「先日観測した同パターンのアウフヴァッヘン波形を確認ッ!!」 「腕輪の起動によるものだと思われますッ!!」 「これがシェム・ハ」 「アダムが予見した復活のアヌンナキ」 さて、ヴァネッサを逃がしたので必然次の事態、目覚めた神の力に当たることになる。 この時に本部に意見を求めるクリスがいいデスね。 かつては前線に立つ防人に背中を任せられなかったのに今では銃後を信頼できるようになっている。 こうした信頼関係の前進が特にクリスは描かれているのであった。 というわけで、シェム・ハの腕輪の起動を確認。 つまりはアヌンナキの復活……なのだが、そこに込められた訃堂の意図はまだ読めていない。 どうにか神の力を自分のものとする算段があるはずなのだが…… さて、 意外と小さい神の繭。 ディバインウェポンや破壊神ヒビキの如くビームで けっこう無意味に周囲をなぎ払う。 その出力はさすが神の力。 3度目なれど未だに脅威的な破壊力である。 「敵は大筒、国崩しッ!」 「ヘリで詰められる間合いには限りがあるッ!!」 「それでもここまで来られたら」 「十分デスッ!!」 そんな神の繭にヘリで近付く装者たちだが対空砲火でなかなか近付けない。 そして、防人の防人語が冴える。 国崩しって……この人、やっぱりメンタルがヤバいほど防人語を言う傾向にあるんデスね…… なお、国崩しとは威力の大きな大砲の形容である。 そんな防人を無視して出撃! XVはシリーズ最多の落下変身でアリマス。 それだけ不測の事態に対応する展開が多い、つまりは 敵の思惑に振り回される展開が多いということか。 誰だ、この美少女! 目を閉じて黙っていれば誰でも美少女。 それがシンフォギア。 というわけで、一度目では省略されたラピスも実装。 あとは認可さえ下りれば誰でもアマルガムになれるというワケダ。 」と共に勃発! 百戦錬磨の響と防人に成長著しい切歌と調の4人チームである。 切ちゃんはイケメン顔を披露しつつビームで迎撃する繭に対して防御しつつ接近する。 ディバインウェポンのビームは絶唱を使わなければ防げなかったが、今回は適合係数に劣るザババコンビでも捌けている。 ディバインウェポンよりも破壊神ヒビキ寄りの攻撃力であることがわかる。 神の力そのものは強力だが意図が込められていない天然物はあまり強くないらしい。 「抉り散らし大鎌タイフーン」 「目が廻るけどえんやこらさ」 「日夜ガンバルDeath」 翼と響も捌きつつ接近する。 あ、切ちゃん。 それでかわせるんだ…… ビームをかわしながら近付くってシチュエーション的には格好いいはずなのに、切ちゃんのせいで絵面的には面白くなってしまっている。 歌詞がマッチしているのも小技。 罪造りな女よ…… 「決戦のFight Song、重ね合う歌が」 ビームが捌かれるので今度は触手で攻撃。 響と翼は昨今ブームの波乗り回避に成功するが調はかわせない…… と思いきや切歌が援護防御! いつもは調が切歌を守ることが多いが今回は逆である。 引いては無茶を無茶でカバーすることが多かったけど、今回は切ちゃんも余裕を持ってカバーしている。 技量が上がっているということか。 何この美少女。 「調ちゃんッ!? 切歌ちゃんッ!?」 「機動性においてはこちらに分があるッ!!」 繭の攻撃力はビームも触手も圧倒的。 しかし、動かない以上は機動力で立ち回れる。 最近の防人らしからぬまともな台詞だ。 君、最近は正気を失うことが多かったのに…… その言葉に嘘がないように足周りで翻弄しつつもしっかりと触手を捌いて立ち回っている。 ただその一方で響と違ってザババコンビの心配をしていない。 であるからには無理に倒しにかからず威力偵察…… いや、至極まともな思考だ。 君は正しい。 ただ……一方で翼らしくない。 こうして引っ張るタイプだったか? ここもでは響とマリアのために道を拓いたように先輩としてカバーする戦いをしていたような…… こうした戦いは前に出る奏らしさを感じさせる。 不浄なる視線 ( ステインドグランス )の効果には自己肯定の引き下げがある。 だからこそ、訃堂のみならず査察官やオペレーター代理の言葉に惑わされたのだろう。 二人にとって翼は強く引っ張ってくれる頼れる先輩だし、そんな先輩に信頼されたことが嬉しいのがわかる。 あまり接点がない(特に切歌)けどちゃんと翼を慕っているわけデスよ。 そりゃ後輩としては嬉しい。 嬉しいが……やはり付き合いが長いわけではないからか、ズレていることには気付いていないのだった。 「装者応戦ッ!」 「ですが……ッ!!」 「高次元の存在相手に有効な一撃を見舞えてませんッ!!」 ザババコンビは翼の指示通りに立ち回る。 調子はいい。 調子はいいのだが、相手は高次元の存在。 よくわからんがスゴい相手だ。 なので、決定打を与えられていない。 何度か乗り越えた神の力だが容易くはなくやはり手強い。 棺といいカストディアンに連なる存在はどれも手強いのであった。 「二人でほら切って拓く広い世界にィィイイッ!!」 そこで切歌が放つのは「凶鎖・スタaa魔忍ィイ」! かつてアダムの動きを止めた一打である。 アダム相手にも通じただけあって触手を切り裂く。 勝ったな! ところでお前ら、未来さんが取り憑かれているかもしれないから手加減しろよな! 「切ちゃんッ!?」 だが、並行世界の同一存在にダメージを肩代わりさせる能力発動! 神の力と言ったらこれ。 ヨナルデパズトーリにもディバインウェポンにも実装されていた強固な防御力である。 忘れた頃に発動するこの力に不意を突かれ、切歌はクリーンヒットを受けてしまう。 何せ俺も忘れていたからな! 仕方ねえ! 「神を殺すのはやはり……ッ!!」 倒れた切歌に エロいことをしようと 触手は姿を変えながら迫る。 攻撃だけなら倒れた切歌にビームなり触手なりで追撃すればいい。 何故、姿を変えて迫るのか…… この辺の行動様式は攻撃性に特化したディバインウェポン、暴れるだけの破壊神ヒビキとはどこか異なる。 ならば、切り札として最短で最速で真っ直ぐに一直線に振るわれる! こうしたシステムの活用は熱いデスね。 でも、未来さんが依り代になってるかもしれないから手加減したって! 「響さんッ!!」 イケメンスマイル。 これは惚れる。 勝ったな! わたしは歌でブン殴る! 「エネルギー収束ッ!」 「このままでは響ちゃんがッ!!」 が、即落ち2コマ。 イケメンスマイルの隙を突かれ触手に絡み付かれてしまう。 棺に殴られた時といい地雷といいXVの響は即落ちネタが好きだな! 先ほどまでの散発的な攻撃とは異なり、一気に響に攻撃を集中させている。 響が神殺しの力を持っているとわかって危険視したのか、あるいは別に事情があるのか…… 響に戦わせたくない未来さんの深層心理が反映されたとか…… 「負けられない……」 「わたしは未来を……未来にもう一度……」 「もう一度ッ!!」 「へいき……」 「わかってるッ!」 「だから、今は無茶できないッ!!」 「へっちゃら……」 未来にもう一度何を望むのか。 それは語られないが何にせよ未来への想いを叫び拘束を破る。 ……が、大ダメージだったのか、ギアが解ける。 ダメージでギアが解けるのはけっこうな珍事だ。 何せで響が気絶しているけどギアが解けていない。 でもラピスによるイグナイトキャンセルを食らって響翼クリスの3人が気絶したが同じく解けていない。 これらの事例を鑑みるにダメージでギアが解けることは基本的にない。 ギアが解けるのは本人の意志、あるいはコンバーターの破損となっている。 が、今回はダメージでギアが解けている…… 自然そうでいて珍事そのもの。 それだけに何か意味があるのではないか。 ……未来さんの深層心理、響の戦わせたくない意志が映し出された英雄殺しとか。 にしても、調が一番に駆け付けるのがエモい。 かつては嫌っていたけど、今では心から響を慕っていることがわかる。 こういう些細な描写からもキャラクターの心理の変化が窺えるのがシンフォギアの魅力。 「切り札たる立花を失えばそれだけ遅れを取ることとなるッ!」 「ここは撤退し態勢を整えなければッ!!」 いろいろ怪しい防人だが今回の状況判断は全体的に花丸。 遅れてマリアとクリスが駆け付けるが無理に勝負しない。 慎重でありながらも正確な状況判断である。 周りからの横槍がなければ状況判断をあまり間違えないのかも。 逆に言えば周りに誰かがいればポンコツになる。 独りから仲間を得て成長した翼が、今は仲間がいない方がまともなのは皮肉だな…… 「立てるか、本部に戻るぞ」 せっかくやってきたけど人命救助最優先のクリス。 最近のクリス、メチャクチャ響に優しいな! いや、弱り目の響に優しいのはいつものことだけど。 響と違って空気を読めるだけのことはある。 翼も翼でちゃんと繭……というよりも胎児を警戒しているとちゃんと仕事している。 身体の部分を触手が包んでいたから繭に見えたけど、触手が解けて四肢が見えるとまるで胎児だ。 胎児は先ほどまでの猛攻はどこへやら、撤退を始めた装者たちに追撃をせず、不気味にだがじっと見守っている。 やっぱり、未来の深層心理が行動様式に反映されているんじゃ…… それならそれで切歌にエロいことをしようとしたのが不思議だけど。 レズ? やっぱりレズ? 「神の力は固着を開始」 「だけど、想定以上の質量に場外へと緊急パージしたのがこの体たらくだゼ」 「遊びなしのいきなり過ぎる展開はそういう……」 「遠からずこの場所は突き止められていたはず」 「むしろ、神の力の顕現でシンフォギアを退けられたのは僥倖でアリマスッ!!」 さて、その間にヴァネッサは帰還、事の経緯を聞かされる。 勝手に始まったら制御不能になってパージしたのだった。 意外にも訃堂は関係なかった。 あのお爺ちゃんもそこまで好き勝手暴れられないらしい。 まぁ、あと2話くらいしたら止められなくなりそうだけどな! そして、未来さんが神の力の依り代になったわけではないことが判明した。 ティキや響の時とは違ってシェム・ハの腕輪の起動だけ担当したようだ。 だから、神殺しの拳を遠慮なく振るったワケダ。 未来さんだったらもう少し躊躇する。 そんなわけで未来さんは『まだ』無事なのであった。 一方で胎児の行動事態には未来らしさを匂わせているし、何かと危うい立ち位置なのは変わらないが…… 未来さんが無事なら無事で今は何を依り代にしているかは気になるところだ。 神の力はそれだけではカタチを為さない。 神獣鏡の力で制御された結果? イレギュラーなだけに怪しさと危うさが漂うのであったとさ。 「決戦が近いとなると……お荷物の処分は早めに済ましておきたいところだゼ」 保留になっていたエルフナインは始末の路線で行くらしい。 いざという時の人質として使うのもありだとは思うが、 不浄なる視線 ( ステインドグランス )を無力化したりと未知数なのも事実。 じゃあ始末するのがベターな選択肢。 マリアさんなら無理な行為だな! 殺すどころかAppleでブン殴る! 「見た目以上に響のダメージは深刻」 「だが、翼の撤退判断が早くて最悪の事態は免れたようだ」 さて、S. 撤退に無事成功、響は治療中だった。 わりと頻繁に倒れるなー。 それにしてもギアの解除といい見た目以上にダメージは深刻というのが解せない。 やっぱり、未来さんの影響……? サソリ座の英雄殺し……? 最強の敵となるであろうアヌンナキもとい未来ンナキ。 最強が最強たる所以は純然たる力だけでなく何らかの特性にあってもおかしくはないのだ。 「いえ、弱きを守るのは防人の務め」 「きっと、奏だってそうしたはずです」 えー……何言ってんの、この人…… 褒められたと思ったら、この満面の笑みからのピントの外れた言動。 戦闘で正確な判断と立ち回りを見せたのも束の間。 やっぱり、この人、ダメ! 調子が全然ダメ! それにしても弱き弱きと言いまくっている。 ……幼少期に訃堂にこんな感じに防人の心得を説かれたのか? そんな翼を最後に支えている防波堤が奏のようだ。 先陣を切る戦い方も奏らしい気がする。 無印の頃の精神状況に逆戻りしている。 ここが崩された時、訃堂の傀儡となってしまうのか。 あるいは奏から真の独立を果たすのか。 頑張れ、防人。 負けるな、防人。 お前の薄い本はいらんが活躍はして欲しい(非情) そんな翼の言動と様子を見て弦十郎は訝しむ。 こう見えて響の心の歪みやクリスの抱えた葛藤に気付いたりと人の心の機微に敏感だ。 それに弦十郎は翼との付き合いが長い。 こんな可愛い顔を見せることは滅多にないことを知っている! にしても、翼が凹んでいることに装者たちは気付けど、おかしさに気付いたのは弦十郎が初。 XVにおける弦十郎の見せ場には翼が、風鳴一族が絡んできそうだ。 「司令、マリアさんから提案のあったデータの検証、完了しました」 「データの検証?」 「何デスか、それは」 「腕輪の起動時に検知される不協和音に思うところがあってね」 「あの音に経年や電波距離による言語の変遷パターンを当てはめて予測変換したものになります」 さて、一方で順調に打たれ強さを手にしたマリアは推測を調査に移していた。 出来るオンナは仕事が早い。 そして、経年! 電波距離! 言語の変遷パターン! ものそい多角的に検証が行われている。 こういう仕事をサクッとこなすのが藤尭の地味にスゴいところ。 さすが軌道計算を暗算で行う男だけのことはある。 「この曲……どこかで聞いた……」 「いつかにマリアが唄ってたデスよッ!!」 「知ってるのかッ!?」 結果、Appleに酷似したメロディが流れる。 シェム・ハの腕輪が奏でる音はApple……つまり、アヌンナキとAppleは深い関係を持っている。 なお、Appleをけっこう聞かされたであろう切歌と調はわりと塩反応。 さ、最近、唄っていないから…… 「歌の名は『Apple』」 「大規模な発電所事故で遠く住むところを追われた父祖が唯一持ち出せた童歌」 「変質変容こそしていますが、大本となるのはマリアさんの歌と同じであると推察されます」 「アヌンナキが口ずさむ歌とマリアの父祖の土地の歌……」 ここで来たか、チェルノブイリ! OPの描写から鑑みるに発電所事故はチェルノブイリ原子力発電所の事故だろう。 その付近にマリアたちの父祖は暮らしていたが事故で離れざるをえなくなった。 Appleの原点はチェルノブイリにある…… それは立ち入ることのできない場所にAppleとそれにまつわるアヌンナキの真実が秘められているということを意味し、 人間の力では真実を探れないことも意味する。 何せチェルノブイリ付近には300年は人が住めないと言われている。 である以上、2045年の今でもチェルノブイリには踏み込めないのは間違いなく…… ただ可能性はある。 反応兵器を無力化したラピスの力である。 そのラピスの力を持つ今のシンフォギアなら、あるいはチェルノブイリに踏み込みAppleの真実に至ることも…… まぁ、ここまでいろいろ書いて予想が外れるとか普通にあるんデスけどね! あったよ! 防人軍団とか全然外れだったよ、コンチクショウ! 「フロンティア事変にて見られた共鳴現象」 「それを奇跡と片付けるのは容易いがマリア君の歌が引き金となっている事実を鑑みるに、何かしらの秘密が隠されているのかもしれないな」 さらにGの最終局面においてAppleが70億の絶唱の引き金となったことにも触れられる。 一見すると奇跡と思しき現象にもしっかりとした所以が存在するのがシンフォギア。 だからこそ、Appleで人々の心を束ねたことも奇跡ではなく何かがあるのだ。 まぁ、問題はその人々を束ねる奇跡を敵が使う可能性があるということですがね…… 「敵の全貌は未だ謎に包まれたまま」 「それでも根城は判明した」 「俺たちは俺たちのできることを進めようッ!」 「おそらくは未来君とエルフナイン君もそこに囚われているに違いないッ!!」 「「「「「了解ッ!!」」」」」「デースッ!!」 謎は多い。 だが、少なくともアジトは発覚した。 それに装者たちにはまだ伝えていないが……風鳴機関の関与も判明している。 は一歩ずつ進んでいることに間違いはないのだ。 それにしても俺たちにできること……風鳴機関は八紘に任せているとか? ……うーん、訃堂に何かやられそうでとても不安。 「じゃあ、わたしが誰かを困らせてたら響はどうするの?」 さて、Bパート始まりと同時に響の夢の中。 の問いかけがリピートされる。 あの時、響は答えを出せなかった。 未来の問いかけもここで終わっていた。 「でも、その時は響に止めて欲しいな」 「何で、わたしが……?」 振り返るは、交わされなかったはずの言葉。 夢だからか、存在しないはずのあの日の続きを紡ぎ始める。 未来は響に止めて欲しいと呟くのだった。 でも、ピンと来ない響である。 わりと平時はいつもこう。 「響にはそれができるんだもの」 「わたしの大好きな世界で一番優しい拳で」 「よく、わからないよ……」 「お願いね」 「だって……わたしの全部を預けられるのは響だけなんだから」 未来の言葉は響がかつて受け取った言葉である。 「世界で一番優しい拳」は、「わたしの全部を預けられるのは響だけ」はである。 未来は響に伝えられない想いを抱えているが、伝えた想いもまたいくつもあるのだ。 ……かつてナスターシャ教授の墓前で切歌と調が言った言葉が思い出される。 「ここはマムが遺してくれた世界デス」 「答えは全部あるはずだもの」 ……響が求めている答えは未来が残した言葉の中にあるのかもしれない。 「未来……」 だが、響の意識は戻らない。 まぁ、寝込むのは毎度のことだが……神の力に対しては響は絶対にして唯一の決定打となる。 この状況での欠席は痛い。 ……次目覚めた時は未来ンナキとして覚醒した時とかじゃないでしょうねー。 さて、チフォージュ・シャトー。 じゃけんトドメを刺しましょうねー。 査察のおっさんを殺した凶爪が迫る! おっさんを殺したあの爪が! おっさん! 何で死んだの! 普通に死ぬわ。 「新調した右手の具合を確かめなくちゃ」 「たまにはお姉ちゃんらしいところも見せないとね」 「神の力が神そのものへと完成するまでにはもうしばらくの時間が必要」 「それを邪魔する要因は小さくても取り除かなければ」 が、ヴァネッサがトドメを刺す気であった。 ミラアルクは……思うところがあるかもしれないが譲るのだった。 なお、新たな右手に秘められた武器は高周波手刀。 ヴンヴン音が鳴って面白いので困る。 真面目に考えるとヴァネッサは何だかんだで接近戦で押されていたから、そこを近接用パーツで補おうという思考だろうか。 というわけでジョジョ立ちをしながらSATSUGAIせよ! 「コイツッ!?」 「気付いていたでアリマスかッ!?」 その高周波手刀、死んだフリに気付かずあっさりかわされる。 相手、素人なんですけど! ダセエ! そこはノーブルレッドは弱い相手が慣れていないことの表れだろうか。 強者には手練手管で対抗できるが、弱者には侮ってかかるので不覚を取ってしまう。 つまり、ノーブルレッドは戦力面だけでなく精神面でも弱いということである。 「あら、自分が原因で世界に仇為してしまった以上、生きているのも辛くないかしら」 「たしかに昔のボクならば世界を守るためなら消えていいとさえ思ってました」 「だけど、この身体は大切な人からの預かり物です」 「今はここから消えたくありませんッ!!」 ヴァネッサは悪辣な言葉で迫る。 うーん、卑怯! おっぱいがプルプル揺れていなかったら許さなかったゼ! 対してエルフナインは自分の意志を貫く。 かつて、では命は投げ捨てるものをしそうになった。 が、今ははっきりと生きることを諦めない。 技術面で多大な貢献を果たしているエルフナインだが、精神面の成長も著しいものがある。 この叫びはこうした成長の一端と言えよう。 だが、一切の同情を見せない。 エゴの塊であった。 外道! この辺が訃堂と共鳴した部分なのかも……あの人、ビッグ・ザ・エゴだし…… こうして迫り来る死を前にエルフナインは誰かと叫ぶ。 それはまるでで切歌が叫んだように。 あの時は剣が助けに来た。 だが、今の剣はハッキリ言ってビッグ・ザ・イマイチ。 剣は剣でも剣殺しのファラ・スユーフが!! バ、バカな……キャロルの命に従ってその命を散らしたはずでは……!? 予想外の助けにエルフナインは言葉を失う。 俺も失う。 全世界70億人の適合者みんなが言葉を失った。 ヴァネッサの右手を破壊してのけたのだった。 しかし、これ、「剣だから壊せた」と言うよりも 「剣ではないものを剣と認識させることで壊した」という強弁を使ったような…… いや、剣を翼と言い張る強弁を振るう今防人がいた。 それと比べたら剣と認識させることなど容易い。 レイア・ダラーヒムが派手に行く! 得意の投げ銭は命中こそしなかったもののノーブルレッドたちの意識を逸らすことに成功する。 精々、のガリィが幻惑で惑わしその隙をミカが突くくらいだった。 だが、今は見事に力を合わせてノーブルレッドを翻弄した……! こいつら、仲良しだったな! 「あなたたちは……炉心に連結されていた廃棄躯体の……?」 で、大人気ゲス野郎のガリィ・トゥーマーンだけ攻撃しません。 代わりにエルフナインをお姫様抱っこ。 これはこれで美味しいでアリマス。 今のオートスコアラーはで緒川さんが言っていた「お姫様を取り巻く護衛の騎士」の姿そのものだ。 キャロルの時は武力が呂布並みだったから守る必要ゼロどころか 計画のために死ねだったけど、今は武力一桁のエルフナインだからまさに 終末の四騎士 ( ナイトクォーターズ )。 「スクラップにスペアボディ?」 「呼び方はいろいろあるけれど、再起動してくれたからにはやれるだけのことはやりますわよ」 というわけで、復活のオートスコアラーはGXと同一個体ではなく廃棄躯体だったのであった。 廃棄だけあって傷が見える。 コンディションはハッキリ言って悪いようだ。 廃棄躯体ジェネレーターを使った時に再起動したようである。 ノーブルレッド、メッチャ墓穴! 人の物を使ったから! この事実を鑑みるとキャロルはその気になればオートスコアラーを復活させることができたということである。 だが、キャロルはその選択肢を選ばなかった。 イグナイトに敗北したとしても戦力としては十分。 世界を壊す歌が完成した後は純粋な戦力として期待できたのに…… キャロルにはシンフォギアに対する絶対の勝機があったから? 時間がなかったから? 想い出の補充ができなかった? ……いや、きっと、多分、 自身の目的のために命を燃やし尽くしたオートスコアラーたちの忠義を軽々しく扱いたくなかったのではないか。 オートスコアラーの最期を最期として受け止めることこそが、キャロルのオートスコアラーたちへの手向けだったのだ…… 「マスターのようでマスターでない、少しマスターっぽい誰かだけど、マスターのために働くことがアタシたちの使命なんだゾッ!」 さて、廃棄躯体のオートスコアラーだが忠義は健在。 そう、オートスコアラーはマスターへの忠義を尽くす! マスターがキャロルなのか、エルフナインなのかは大事ではないのだ。 それは寝取られ人妻のように薄情のようでいて、キャロルナインの本質を捉えているとも言える。 今のエルフナインはキャロルではないけれど、キャロルの肉体と想い出を継いだ紛れもないキャロルなのだ。 が、オートスコアラーはマスターのために忠義を尽くす。 死ねと言われれば死ぬ。 だから、最悪のコンディションでも命を、想い出を燃やすのだ。 その心意気を受け取ったからか、エルフナインはオートスコアラーに助力を嘆願するのだった。 正体はエルフナインからの通信であった。 おい、藤尭。 アンタ、ビビりすぎ。 何でや! ガリィちゃん美少女やろ! 「ごめんなさい、ボクですッ!」 「エルフナイン君ッ!?」 「通信を行った以上、捕捉される恐れがあるため、要点だけ手短にッ!!」 「現在地点はチフォージュ・シャトー内部ッ!」 「ボクと未来さんはここにいますッ!!」 ミカよ、起動前のポーズを取っているのは面白いから止めなさい。 そんなわけでエルフナインは状況を伝える。 簡潔かつ必要要件だ。 ところでミカよ、起動前のポーズを取っているのは面白いから止めなさい(2回目) 「未来さんもそこにッ!?」 「……たりめえだッ!」 「そう信じていたから無茶してきてんだ」 「あたしらも、あのバカもッ!!」 何だこの子……聖女か…… クリスにとって未来もまた大切な友達であり、流す涙がそれを物語っている。 まぁ、クリスと未来の絡み、あまりないんだけどな…… 本編でも絡んでいる姿は見たいデース。 危険が伴う状況だが間に合うかもしれない。 そんな時にこそ全力を尽くす装者の姿を見てきた。 故にエルフナイン、退かぬ媚びぬ省みぬ。 オートスコアラーの復活も熱いがエルフナインの成長も熱い…… ところでミカはポーズを決めるのに飽きたのか、普通に座っていることで笑いを誘うのは止めていただきたい。 コイツ、全然ブレないなー…… 少女を危険の只中に立たせることに弦十郎は辛さを感じていた。 命は投げ捨てるものの父親とは全然違う。 XVの弦十郎はこうした感情の機微が目立つ。 自身の目的のためなら如何なる犠牲も厭わぬ訃堂との対比だろうか。 八紘も人格者だし防人教育が全然実を為していない。 そりゃ翼に期待しますよ。 いや、残り推定8人の風鳴一族は外道かもしれないけど…… 「こちらも負傷で神殺しを欠いた状態である」 「この局面に響さんを……」 「救出に向かうまで何とか持ち応えて欲しい」 「頼んだぞッ!!」 「はいッ!!」 それでも弦十郎はエルフナインの決断に託した。 「子供のやりたいことを支えてやれない大人なんて格好悪くて敵わないんだよ」とは弦十郎の言葉である。 だからこそ、銃後として支えてきたのだが……今はそれができない。 それでもエルフナインの意志を尊重したからこそ、弦十郎の決意が重いのであった。 「……マスター」 「地味に窮地」 「今度はさすがに不意を突けそうにないかと」 そんな中でノーブルレッドたちは追いつく。 数では勝っているのに窮地。 弱気と言うよりも冷静と言うべきか。 前回まで散々ボコボコにできたノーブルレッドが今は立派な危機として存在しているのだった。 なお、この時のBGMがGX以来に使われるオートスコアラーのテーマ曲「終末の四騎士」である。 金子ぉ……! 「二人共ッ!?」 「ここは私たちに」 「ガリィにはマスターのエスコートをお願いするわ」 「任せて」 「目的地までの道のりはここに叩き込んでるから」 襲いかかるエルザをファラとレイアで押さえる。 さすがにアタッチメントにソードブレイカーは使えないのだった。 そして、ガリィ、性根が腐っているわりに信頼されてる。 何せ頑張り屋さん、つまりはマスターにとって一番の忠義者だからか。 だからこそ、一番乗りにこだわったワケダ。 ゲスだけどいい子。 ゲスだけど。 「ミカも一緒にッ!」 「お前がついていれば私もファラも憂いがないッ!!」 「元気印の役割は心得てるゾッ!!」 最強のミカも護衛に付かせる。 この辺の役割分担には淀みがない。 オートスコアラーたちの仲の良さ、信頼関係が窺える。 キャロルの人格を元にしているのが大きいのかもしれないが……それにしても見事である。 「ごめん……」 「違う……ッ!」 「ありがとうッ! ファラッ! レイアッ!!」 「『ごめんなさい』よりも応援が欲しい」とで切歌がエルフナインに言った言葉である。 その言葉に従ってか、「ごめん」ではなく「ありがとう」をファラとレイアに送るのだった。 どちらもキャロルだったら絶対言わない。 死んでも言わない。 だってキャロルだもん。 ただ……このどちらもキャロルはどこかで抱いていた気持ちかもしれない。 しないフォギアではキャロルとオートスコアラーはメチャクチャ仲良かったし。 だからか、この二つの言葉を受け取ったファラとレイアは、笑うのだった。 エルフナインでありキャロルの言葉へ示す感情はこれだけで十分であった。 「行かせやしないゼッ!!」 「この道は通行止めです」 「他を当たっていただきましょう」 「ああ、行かせるわけにはいかないな」 追いかけようとするミラアルクをファラのハリケーンアッパーで吹き飛ばし、レイア得意の投げ銭トンファーを放つ。 そして、キメる。 何この人(形)たち……惚れる…… 人形であろうとマスターを守るという自身の意志を貫く姿は格好いいのであった。 え? 防人さん? 最近は全然意志を貫けていないから格好悪いね! さて、エレベーターで未来さんの部屋でガンダッシュ。 あ、チフォージュ・シャトーってエレベーターあるんだ…… 階数的には20階。 デカいような小さいような…… 「ファラとレイアならきっと大丈夫ですよね……」 「「………………」」 「不足はいろいろありますが、それでも全力を尽くしてます」 「だから、マスターも全力で信じてあげてくださいな」 エルフナイン、普通にファラとレイアの心配をする。 オートスコアラーとどれほどの付き合いがあるのかはわからない。 しないフォギアを見る限り、オートスコアラーの完成間もなくクビにされているから、接点はほとんどないと見るのが自然だ。 が、オートスコアラーはキャロルの人格が用いられている…… だからか、エルフナイン自身の人の良さもあるけど、他人事とは思えないのだろう。 対して……ガリィとミカは沈黙で答える。 すぐにガリィは気丈に振る舞うものの手先の動きはぎこちない。 やはり、廃棄躯体に残存メモリーとコンディションは最悪そのものらしい。 イグナイトと互角以上に渡り合った盛時の強さは期待できそうにない。 敵としては最弱のノーブルレッドにも勝ち目はないのだろう。 というか、万全なら多分ノーブルレッドを普通にボコボコにしている。 幹部さえ勝てなさそう。 止めろ、金子彰史。 俺の涙腺に響く。 ともあれ、先ほどの言葉を実証するように最強のミカがミラアルク 如きにいとも簡単に投げられてしまう。 こういうところが頑張り屋さんなんだゾ。 で、気になるエレベーター、急遽増設したもののようだ。 明らかに浮いているでアリマス。 風鳴機関の手によるものか。 「させないゼッ!!」 「く、この……ッ!!」 「マスターを頼んだゾッ!」 「そんな楽しい任務、ホントはアタシがしたいけどこの手じゃマスターの手を引くことなんてできないから残念だゾ」 だゾVSだゼ、世紀の対決が実現。 万全のミカならいい勝負どころか 多分鏖殺するが、生憎コンディションは絶望的。 時間稼ぎが精一杯だろうか。 だからか……ミカの台詞も勝ちを前提としていないことが伝わってくる。 そして、いつも脳天気なミカらしくないどこか寂しさのある台詞である。 ミカは自分の手がリボンを結べないことを知っている。 だからか、手を引けないことも知っているのか。 しないフォギアのエピソードを本編に活かしてくるとは……! 円盤、買おう! 買ってた。 「だけど、格好いいです……ッ!!」 「ミカのその手ッ! 大好きですッ!!」 またもエルフナインというよりもキャロルの言葉だろう。 しないフォギアではオートスコアラーのオモシロポーズに赤面したりもしたものだが、造形には美意識が反映されているとも捉えられる。 ならば、ミカの特徴であるこの手もキャロルの信じる格好良さが詰め込まれているのだろう。 絶対に言わないけどキャロルの本心だ……絶ッッッ対に言わないけど…… 「褒められたゾッ!」 「照れくさいゾッ!!」 「廃棄躯体が嘗めてくれるゼッ!!」 「こうなったら照れ隠しに邪魔者をブッ飛ばしちゃうゾッ!!」 マウントポジション取られても殴ればいいんだよ! キャロルではないけれどキャロルの言葉にミカは喜ぶ。 マスターに労われたのはこれが初めてなのだろう。 そもそも任務完了=死なのでこんな言葉は構造的にもらえなかった。 しかし、奇縁が巡りマスターの言葉を聞くことができた…… 泣かせる喃…… なお、褒められて照れくさい。 ……パパに褒められたいキャロルの深層心理が多分に反映されているのではなかろうか。 エモさ全開のイベント……金子のおっさん、これだからズルい…… 「あそこですッ!」 「あの向こうに、未来さんがッ!!」 未来さん、美少女顔で寝ていられないほどには追い詰められている。 ポプ子とかその辺がやる顔。 それでもあと少しで辿り着くところまでは来た。 ガリィ、健気にも命令を遂行している。 頑張り屋さんの面目躍如である。 敵にするとゲスそのものだけど、味方にすると健気すぎて泣けるのがガリィであった。 いや、お前、そういうところやぞ…… そういうところが健気なんやぞ…… 今回、ガリィは一人だけ戦っていない。 戦っていないが……いや、戦っていないからこそ引き立つ魅力が大爆発であった。 「やっと追いつけたわ」 復活のオートスコアラーたち、ノーブルレッドに蹴散らされる。 シリーズ屈指の実力者揃いだったが、最悪のコンディションではまるで勝負にならないのだった…… 奇跡が存在しないのがシンフォギア世界。 なので、最悪である以上は奇跡の大勝利は存在せず、妥当な敗北のみが用意されていたのだった。 特にミカは格好いいと言われた手をへし折られているのがエグい。 ミラアルク……お前、そういうところやぞ…… 「ボクを守るために……ッ!」 「いやですよ、マスター……」 「性根の腐ったアタシが、そんなことするはずないじゃないですかぁ……」 「だけど……ッ!!」 「もっと凜としてくださいまし……」 「アタシたちのマスターはいつだって……そうだったじゃないですか……」 「キャロルは……」 オートスコアラーはGXで倒された順番とは逆にやられている。 なので、最後に残るのはガリィとなる。 GXでは一番乗りで退場したガリィが今度は殿を務める…… どちらにせよ頑張り屋さん。 ガリィってホントガリィ。 そんなガリィの言葉にはマスターに対する親愛に満ちていた。 キャロルのこと、本当に大好きなんだな…… あたしたちのマスターと言っている時に笑っているしな…… 形は変われどマスターに忠義を尽くした他のオートスコアラーと違って、あくまでマスターを尽くしつつもキャロルを求めているようである。 ガリィにとってキャロルに仕えるのは忠義よりも親愛の方が大きいのかもしれない。 何せガリィは一番最初にロールアウトしたオートスコアラー、つまりはキャロルと一番付き合いが長いのだから…… 「手に余るから脚で失礼しちゃいます」 そんなガリィを足蹴にする! まさに外道! とことん血で汚れたミラアルクにも負けんと言わんばかりの外道っぷり。 汚れ仕事はミラアルクにだけやらせないという意思表示かもしれない。 ともあれ、外道! おっぱい! 「ガリィ……みんな……」 「手間を取らせやがるゼ」 「みんなはボクのために……」 「それもここまででアリマス」 おい、エルザ、さりげなくでけえツラしやがって。 目的のために命を散らすのはGXの時と一緒だが…… 「じゃあボクはみんなのために何を……」 「あなたにできることはッ!」 「もはや一つッ!!」 かつては不発に終わったヴァネッサコレダー。 だが、今度の相手は車分身も空蝉も使えない戦闘に関しては素人の錬金術師。 故に必殺として迫るのだった。 これで忍術でかわしたら腹抱えて笑えるのだが…… 笑えるけどいろいろ台無し。 この錬金バリア、いずれの錬金術師も頻用している基本にして絶対の防御手段である。 サンジェルマン、カリオストロ、プレラーティ…… そして、何より誰よりキャロルが行使している。 「何なのッ!?」 幹部クラスが使う錬金バリアにノーブルレッドは戦慄する。 エルザなんてガチで震えている。 何せ目の前のチワワが幹部クラスの錬金術師に唐突に化けたのだ。 そりゃ震える。 泣きたくなる。 俺も泣きそう。 ダウルダブラ、だとォ……!? かつて、いつか、誰かが世界を壊す歌を唄った時のように取り出す。 そして、爪弾く。 それが意味するのは当然……! オートスコアラーたちのマスターが、ダウルダブラのファウストローブを再び纏う……! だが、かつての時のように大人にはならない。 しかし、そんなことはもはや関係ない。 オレたちの知っている奇跡の殺戮者はナリが小さかろうと奇跡を殺せる。 響のパンチにも耐える。 ヘッドパーツにはオートスコアラーたちの意志が宿っている……! 燃え泣ける演出である。 だが、それだけではない。 オートスコアラーたちのポーズはかつて戦ったライバルたちのキャラソンのポーズを模している! レイアの投げ銭…… ファラのソードブレイカー…… ミカのバーニングハート・メカニクス…… ガリィの性根の腐り方…… そして……このオレの怒りがッ! 奇跡をブッ殺す!! この怒りに満ちた強い視線は……やはり……! パーツの分離と激情の瞳を見せつつ、オートスコアラーたちの属性を纏い…… 碧の獅子機がパックンチョ。 そして、OPの最後を締めた3時のポーズ! ダウルダブラのファウストローブ復活!! アルケミックカルトの全てが詰まった集大成そのものの変身バンクであった。 付いてこれる奴だけ付いて来いと言う人たちに付いてきて本当に良かったです…… なお、GXのOPでは2時50分。 10分だけ時間が進んでいる。 マスターは数百年の時を幼女のままで、時間を止めたままで生きてきた。 そんなマスターにとって僅か10分の時が進んだだけでも大きな意味を持つに違いない。 頑張り屋さんのガリィにとってこれ以上の本望はなく、……笑って逝くのだった。 言ってはいけない。 この人の前で奇跡なんて言えば立花響みたいにヒドい目に遭わされる。 「オレは奇跡の殺戮者だッ!!!」 奇跡の殺戮者、キャロルがもつれた糸を断ち切ってついに復活!! 自身の城とオートスコアラーを陵辱する不埒をこの 怒りの権化が見過ごすはずがあろうか。 奇跡を殺すためなら神も悪もどうでもいい。 オレの立つ場所が全だ。 これ以上ない舞台、これ以上ないタイミングで XD君でさえ蘇らせられなかった キャロルがついに復活するのだった。 そして、奇跡の殺戮者はキャロルだけではない。 研鑽と研究を重ねキャロルを復活させる下地を作ったエルフナインもまた、奇跡の殺戮者である。 そう、エルフナインが胸に抱いたキャロルとは違う、それでいて同じ奇跡を殺す意志がこの軌跡に辿り着いたのだ…… さらに先のキャラソンオマージュも忘れない。 キャロルのライバルと言ったら響なので響のキャラソンをなぞる。 ……肝心要の立花さんは寝てますけどね。 締めは自分のポーズも取る。 止めてくれシンフォギア、その術はオレに効く。 奇跡を殺す、歌がある。 次回へ続く。

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#1 戦姫絶唱シンフォギアWiND 第0話 プロローグ

アヌンナキ シンフォギア

LAST EPISODE 「神様も知らないヒカリで歴史を創ろう」 【見ながらの感想】 無印十三話のサブタイトルスタート。 ついに米軍をも味方につけたか。 ここで一話のセリフを出すか。 ここで新曲出てきたんか。 やっぱりマリアさんすごい… というかキャロルと奏者が歌った曲って初めてかな。 シェムハの結成体…やばい話が難しい… 翼さん、髪すら刀なのか。 井口さん使い分けうまいな~ やっぱり最終話あたりになるとロボアニメになるな… 未来を~って歌詞ええな。 一期のフィーネを彷彿とさせるところがあるな。 白銀ということはエンキが食らったやつと同じやつかな。 白銀を黄金錬成して跳ね返すとは。 手を伸ばし続ける、わがまま、ここもしっかりつながってるんだな~ 呪いを想いか。 「否、ここからだ」 めっちゃかっこいい。 公転速度あげたらとんでもないことになる気が… 全人類の脳を使って演算か。 ついに実現とな。 だとしても、呪いと祝福。 未来を取り戻す。 二つかけたか。 OPスタート。 呪いの上書きなんてできるのか。 花咲く勇気。 ここには曲名が… 臨時指令室か。 エルフナインの中のキャロル。 まさかキャロルはエルフナインの記憶を使わずにあそこまでやりとげたのか。 また逢う日まで。 あそこのカラオケにすら伏線があったのか。 ユグドラシルは主の元を離れて動いてるのか。 月に行った後は地球の中心へか。 ここに来て防衛機能か。 ってこの歌は、未来…? 2期ぶりの登場だな。 七つの惑星と七つの音階、世界を知れ、全てはつながってたのか。 ついに響と未来が並んで戦う時が来たのか。 にしても中枢の司令部はいつもあんな球体してるな。 ここに来て了子さんが出てくるの… もう伏線回収しまくりでやばい。 ここにきてフィーネ、エンキ、ナスターシャ、ウェル、ヴァネッサ、エルザ、ミラアルク、サンジェルマン、プレーラーティ、キャロル、イザーク、八紘、奏、セレナが登場。 もうフルメンバーじゃん。 ノイズも歌もこのためにあったんじゃな。 アヌンナキからの独立か。 初めての7人絶唱。 一期から何度も聞いてきたこの曲もついに最後か。 これが私たちの絶唱だー まだいたのかシェムハ。 だとしても、神様も知らないヒカリで、か。 なんかフィーネと似た感じもある終わり方。 そして虹色のフリューゲルか… 地球は元通り。 えっと歌詞違うの… 未来へのフリューゲル。 未来追加版になるのか。 合唱曲のオンパレード。 凄いな。 最後の奏者の声優紹介見ると終わったんだなって実感する。 そしてED後は風鳴代々の墓参り。 お参りする風鳴翼と風鳴弦十郎、それを見守るS. メンバー。 「 八千八声 啼いて血を吐く ホトトギス」、そして墓参り。 1期1話これで始まり5期13話これで終わるのか。 未来さんだからこそ、この言葉が重い。 ここでキービジュアル回収か。 そして未来へ向けた歌の「キミだけに」のオケ版が流れる。 一期からの一つのキーワード。 流れ星が最後に通り、戦姫絶唱シンフォギア 完。 この画面が終わりを実感させる。 ラストのDVD告知のCMはおふざけ無しじゃな。 ついに終わりか~ もっと前にはまってたかったな~ 【見終わっての感想】 雨の悲しみの墓参りに始まり、晴天の温かみを感じる墓参りに終わり。 だけど出る言葉は同じ「 八千八声 啼いて血を吐く ホトトギス」.

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