ハニー ワーム。 ワームの管理(飼育・繁殖)方法

ハニーワームとは?レオパのパワーフード!!超栄養価満点!拒食に有効?|You news.adventure.travel

ハニー ワーム

昆虫食爬虫類が大好きな餌といえばハニーワーム。 拒食の回復や成長期の個体に与えるため、しばしば利用されますよね。 ハニーワームのデメリットの一つが、買うとそこそこ高くつくこと。 また買ったハニーワームをどうやってキープすればいいのかよくわからない方もいるかと思います。 実は、 ハニーワームは家庭で繁殖させることができます。 コツさえ掴めば誰でも簡単に飼育・繁殖することができますので、興味があればぜひ挑戦していただきたいです。 今回の記事ではこんな内容に触れていきます。 ハニーワームの飼育方法は?• どうやって繁殖させればいいの?• そもそもハニーワームって何の虫? こんな疑問を持っている方はぜひチェックして下さい。 5分程度で読めます。 ハニーワームの飼育と繁殖方法 早速ハニーワームの飼育方法をご紹介していきます。 飼育に必要なものは以下の二つ。 餌兼床材(培地)• 飼育容器 それぞれどう言ったものが必要なのか、解説していきます。 ハニーワームの餌兼床材を作る ハニーワーム飼育の床材(培地)は専用のものは販売されていません。 そのためハニーワームの飼育をおこなう場合、培地はそれぞれのレシピで自作されることが多いです。 培地のオーソドックスな材料は以下の三つ。 フスマかオートミールの粉末(ベース)• 植物性グリセリン• 蜂蜜 グリセリンと蜂蜜を1:1の割合で混ぜ、ベースとなる粉末に加えます。 少しずつ蜂蜜シロップを加えていき、最終的にややボロボロ~少しベチョっとする程度の割合が適切です。 完成した培地を薄く広げ、風通しのよい場所で固まるまで乾燥させて下さい。 屋外に干す場合は鳥や蟻などに食べられないよう注意します。 数日程度で固まりますので、乾燥した培地を手で崩し、容器の底に約3cm程度の厚さに詰めて使用します。 これがハニーワームの餌兼床材となります。 なお、乾燥させずに使用することもできますが、どうしても湿気が多くなり、カビの発生リスクが高まります。 手間や時間と相談して工夫してみて下さい。 飼育容器はハエが侵入できないものを選ぶ ハニーワームの培地は穀類+蜂蜜という甘くて美味しい組み合わせのため、非常に虫が湧きやすいです。 そのためコバエや蟻など、害虫の侵入防止は必須となります。 湿気がこもるとダニ・カビも発生しますので、風通しも確保しましょう。 通気性と害虫の侵入防止という面から考えると、市販ではコバエシャッターのMサイズがオススメです。 なお、ハニーワームは柔らかいビニールや木材・紙などは食い破って脱走します。 飼育はプラケやガラス瓶などを利用するようにし、木箱や段ボール箱での飼育は控えた方が良いでしょう。 日頃のお世話 まず大切なポイントですが、コバエの侵入を防ぐため、可能な限りフタは開けないようにします。 ハニーワームはまめに世話をしなければいけない生き物ではないので、容器と培地の準備ができたらあとは 基本的にフタをして放置でOKです。 定期的にやることは掃除くらいのもの。 週に一度程度害虫の侵入がないかをチェックし、フンが増加していたら取り除き、減った分の培地を足します。 掃除のタイミングで黒くなった幼虫がいた場合は取り除いて下さい。 飼育環境の温度 ハニーワームの成長は温度に比例して早くなります。 この温度で育てた場合、およそ六週間〜二ヶ月程度で初齢幼虫が蛹になります。 逆にお店で購入したハニーワームを蛹にさせたくない場合、15度以下の低温で管理すると成長が緩やかになります。 ハニーワームの繁殖 ハニーワームを繁殖させる場合、幼虫が蛹になるためのゆりかごとして、丸めた新聞紙やティッシュを置いておきます。 しばらくすると、新聞紙に繭がくっついているのを見ることができるでしょう。 ハニーワームはミツバチの巣を荒らす害虫に成長します。 お近くに養蜂場がある場合は飼育を控えてください。 また、ケージから脱走しないように細心の注意を払って飼育をしてください。 ハニーワームは蛾の幼虫 ハニーワームの正体は、 ハチノスツヅリガと呼ばれる蛾の幼虫です。 日本でも本州・四国・小笠原諸島などに野生下で生息しています。 淡水魚の釣り餌として、ブドウムシという商品名で取り扱われていますね。 釣具店で見たことがある方もいるかもしれません。 名前からもお察しの通り、ハチの巣に侵入して、巣や蜜や幼虫を食べます。 そのためミツバチにとっては天敵で、養蜂農家には親の仇のように嫌われています。 飼育下のハニーワームも、順調に育つと成虫になります。 蛾ですので当然羽が生えており、飛ぶことができます。 近隣の養蜂家に迷惑がかかりますので、うっかりフタを開けたタイミングでの脱走には注意して下さい。 ハニーワームは主食には向かない しばしば生体の健康に良い高栄養価の餌として紹介されるハニーワーム。 ですが、その栄養バランスは脂質とカロリーに大幅に偏っており、常食には向きません。 人間でいうところの家系ラーメンやビッグマックのようなものだと思って下さい。 主食にするには低タンパク高カロリーなので、もっぱら栄養不足の個体にエネルギーを与える用途になります。 産後のメスの立ち上げ• 拒食中の個体の食欲回復• ベビーに他の餌昆虫と混ぜて与える などが一般的でしょうか。 ウニョウニョとしたイモムシ独特の動きが食欲を誘うようで、事実レオパを始めとする昆虫食には大人気の餌です。 ですが、やはり 食べ過ぎるとあっという間に肥満になってしまいますので、使いどころには注意が必要です。 まとめ 虫とカビには注意!楽しく繁殖しよう ハニーワームの飼育と繁殖についてご紹介してきました。 最後にポイントをまとめます。 蜂蜜と穀類で培地を作る• 温度は高めをキープし、成長を促進• カビは大敵!風通しは確保すること• 蓋はなるべく開けず、コバエの侵入に警戒する 以上のポイントを守れば、ハニーワームの繁殖は簡単にできます。 もちろん与えすぎには注意が必要ですが、拒食したときの回復用の餌としてキープしておくと心強いですね。 興味があれば一度繁殖にも挑戦してみてはいかがでしょうか。 ライター:いちはら まきを Twitter:.

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ハニー ワーム

ヒョウモントカゲモドキ(18センチ)にハニーワームを与えようと思うのですが、1日何匹ぐらいを与えればいいのでしょうか? 最近、ウェットシェルターをケージ内に入れてからというもの、餌を食べずシェルター内にこもったままです(ウェットシェルターでないシェルターに移動するときもある)。 目の前でちらつかせたりしたのですが、見向きもせず。 飼い始めて日は浅いのですが、食べてくれなくて心配なので、ハニーワームというものに手を出してみようと思います。 こちらは蛾が苦手なのであまり多くは買えなかったのですが、お試しセット30匹というのがあったのでそちらを購入。 30匹ってちょっと多すぎるような気もするのですが、ヒョウモントカゲモドキからしては余裕な量なのでしょうか? あと、ハニーワームで食べ始めたら様子を見てコオロギを与えようと思うのですが、その際食べなかったら、ハニーワームをちょっきんしてコオロギにハニーワームの汁?を付けたらいいのでしょうか? どなたか教えてください>< ~ケージ内~ ウェットシェルター、シェルター、発砲スチロールをいれています。 (レオパ自体は主に、ウェットシェルター、発泡スチロールの中にいるのですが、もう1つのシェルターはごつごつしていて脱皮の時に役立つかもと思い置いています) 床材はペットシーツを敷き、その上にキッチンペーパーを敷いています 暖突S、下に敷くヒーター、ヒーターの下に断熱材、ケージの周りに断熱シートを貼ってケージを温めていますが、それだけでは高いところ27度低いところ20度になってしまうので、部屋の暖房を少し使っています。 温度が低くてはトカゲモドキの色が黒ずんでしまうと、爬虫類を飼っている先輩に言われたので、温度は高いところで29~31。 (現在は高いところ29、低いところ26です) 湿度は55~60あります 補足コオロギを与えようとしていたのですが、中々… 死んだものは一切食べませんので、缶詰はあげず活き餌をあげようとしました。 まずはコオロギの足を切り、ケージ内にぽいっちょ。 しかし中々食べてくれなくて、ワームに手を出そうと決めたのです こんにちわ・・・ヒョウモントカゲモドキのブリーダーをしているものです。 18cmのほぼアダルトとしたら、一回につき、ハニーワームLサイズ(2cm超)を6~8匹くらい食べますね。 ただ、ヒョウモントカゲモドキにも個性や体調の良し悪しがありますから、一回あたり食べるだけ食べさせるのが基本で、それを週に2~3回っていう感じです。 一回に何匹食べたからOKっていうことじゃなくて、お腹一杯になったら、もう食べたくないっていう顔をします。 あと、今までは何を与えていたのでしょうか? コオロギを与えてて、食べてくれないからハニーワームに替えるっていうことですか? ハニーワームを食べて、コオロギに戻すというならば、ハニーワームの体液を付けるっていうのも有効かもしれませんが、ヒョウモントカゲモドキは結構目が良くて、食べるものを匂いだけで判断してる訳ではないので、あまり意味が無いかも知れません。 また、ハニーワームは逃げると厄介(どこかでまゆを作って、ガになります)なので、手(ピンセット)で与えないとダメですが、コオロギなら手から与えるのではなくて、置き餌(コオロギの後ろ足を切って陶器の皿に入れるとか、ケージにそのまま放り込むとか)にすれば、食べることもよくあります。 ケージのセッティングとかは問題ないようなので、餌の種類や、やり方にも色々と工夫してみて下さい。

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ハニーワーム(ハチノスツヅリガ)の意図しない増殖の恐怖

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ハニーワーム。 左下のものは、メスの終令幼虫 ハニーワームと呼ばれている餌昆虫は、柔らかく脂肪分に富んでいるので、産後の肥立ちなど、重点的に太らせたい個体に与えるのに向いていますが、栄養に富んでいるぶんだけ、消化するのには体力が必要であるようです。 人間であっても高カロリーのものはいくら栄養があっても病み上がりの体には向かないように、初期立ち上げに向いているかについては一考の余地があるかと思います。 健康な個体に限っていればちゃんと消化してくれるので、積極的に与えたいところですが、滋養がありすぎるので、食べさせすぎることによる肥満には注意しましょう。 ハニーワーム自体は、甘い餌に混ぜると、比較的なんでも食べてしまうので、ローディングすることで、飼育動物にストレスなく目的の成分を摂取させることが出来るという点で、とても利便性の高い餌昆虫でもあります。 ハニーワームというと、「ブドウムシのことか?」と思われる釣り好きの方もいらっしゃるでしょう。 それは以前であれば正しく、また現在であれば正しいとは限りません。 釣りで古くから使われていた「ブドウムシ」は、ブドウの幹の中に棲む、ブドウスカシバというアシナガバチに擬態する蛾の老成幼虫でした。 日本では北海道から本州、九州まで、海外では中国大陸にまで分布し、ブドウの他にヤマブドウ、エズビル、ノブドウなどにも寄生し、ブドウ栽培を手掛ける農家にとっては頭の痛い主要害虫であるこの虫の、老成幼虫が「ブドウムシ」の名で、釣具店などでかつて販売されていました。 此を餌昆虫として利用された方も少なくなかった様で、実際汎用性の高い餌だったそうですが、養殖が利くようなものでもなかったので、餌として消費するには高価でした。 そこに登場したのが、大量に養殖出来る代用品であるハチミツガの幼虫です。 これが、「養殖ブドウムシ(ハニーワーム)」として、販売され始めたのだそうです。 この虫は学名を Galleria mollonellaといい、長らくハチミツガと呼ばれていましたが(註1)、最近はミツバチ研究の場で使われていたハチノスツヅリハチノスツヅリガ/蜂巣綴蛾の名を使うのが主流であるようです。 ツヅリガ、とは、綴る蛾、であり、その名は、単純に穀物を食害するだけでなく、その周囲にある食品を綴り、巣を形成し、その中で羽化する習性に由来しています。 螟蛾(メイガ)科に属し、ハチノスツヅリガ以外にも、ガイマイツヅリガ等が知られ、どれもが食害昆虫に指定されていたりします。 まぁ、指定されているからといって、飼育云々を書いているだけのこのページでは何が変わるという訳でもないのですが、なんでもないこともページの余白を埋める為に書いてみただけです。 (註1:過去の文献を検索するときは、ハチミツガのほうがヒットするということです。 ) ただ、ハチノスツヅリガは、ミツバチの巣に侵入し、そこの餌を食べて巣をダメにしてしまうというその性質から、養蜂家にとっては迚も頭の痛い存在です。 日本で飼育されているニホンミツバチ、セイヨウミツバチの巣に寄生する蛾は、大型種であるハチノスツヅリガ、小型種としてコハチノスツヅリガとウスグロツヅリガの、計三種知られているそうですが、いずれも、巣に住みつく事から、スムシ(巣虫)と呼ばれているようです。 最終的にミツバチが巣を放棄せざるを得ない状況にまで追いやることすらあるという話ですから、養蜂家には心底迷惑な存在ではありますが、飼育の分野では有用な餌昆虫として、とくに欧米では盛んに養殖され、一般的な餌として広く普及しているそうです。 日本でも餌昆虫としては、もう十余年近く流通していますから、馴染んで来ているのではないでしょうか。 とはいえ、繰り返しになりますが、養蜂家にはこれ以上ないぐらい迷惑なので、飼育する場合は脱走に厳重に注意しましょう。 お隣さんが養蜂家な場合は洒落になりませんですよ。 と、言うか、そもそも、家の中だと色々囓られてしまいますし。 管理人の所では未確認ですが、衣類を食べるという話も耳にします(少なくとも囓ります)。 成虫のサイズは約2cm、幼虫は最大2. 5cm程度。 餌は、その名の通りハチミツを主体にした餌をよく食べ、自然、幼虫は高脂肪なのだそうですが、体力を消費している個体への滋養強壮に適しており、見た目や色、動きからも食欲をそそるらしく、多くの爬虫類、両棲類ともに、食いがよいです。 但し、体力が落ちているというよりも、衰弱していて、消化機能まで弱ってきているような個体には与えない方がよいのでは、という意見も挙げられています。 理由は吐き戻しと消化不良が起こった事例が知られているからで、消化するのに、それなりに健康な状態であることが求められるのではないかと言われています。 この事例にしても、コオロギなら消化不良に成らなかったのか、等のデータ部分は不足しており信頼性の程は分かりませんが、確かに人間でも、不調の際には脂肪分を含まない淡泊な食品を好む傾向がありますし、高脂肪食はそれ自体が消化力を要しますから、病気の個体には向かないという意見は、実証はされていないとしても、一理あります。 ミルワームを食べる類の生き物なら、まず食べますが、頑なに食べない種がいるのも事実です。 逆にやたらよく食べる種類も多く、特に樹上棲ヤモリや小型の地表棲ヤモリの孵化仔には、ピンヘッドのコオロギには興味をあまり示さないが、これは食べる、というものが少なからず居ます。 具体的には Lygodactylusや 、 Gonatodesのベビーなどがそうです( Eurydactylodes、 Gonatodesは、まだピンヘッドや一令のローチにも興味を示す傾向はありますが)。 他にも幅広い種類の動物がよく食べますが、 Uroplatus/ヘラオヤモリや など、夜行性の種では、夜間にそっと与えても、動きを目にしても、興味を示さないようでした。 蛹は数日後に羽化し、交尾し、暗い場所に数百個の卵を産み付けるようです。 つまり、短期間での大量繁殖が可能です。 また、蛾の中でも高密度で飼育しても共食いなどを起こしません(卵を周辺のエサと一緒に食べてしまうようなことはあるとは思いますが、小さい幼虫を大きい幼虫が食べるということは、ないと思います)。 このあたりが餌昆虫として重宝されている理由でしょうか。 飼育繁殖が容易な昆虫の中で、成虫が餌になり、かつ飛翔する、という餌昆虫はあまりいません(他にも繁殖可能な蛾は幾つか存在しますが、大量繁殖するにあたっては、病気に気を付けるといった注意が欠かせません)。 この飛翔するというのはマイナスであるという考えもありますが、その飛翔能力は大したことが無いので、逆に、その動きが刺激になって餌付けに有用という場面も出てくると思うので、ちょっとぐらい飛ぶのもアリではないかな、と思います。 温度に成長が依存するということは、すなわち低温では成長が鈍化するという事でもあります。 常にすべてのサイズを用意するというのは難しいのですが、サイクルに任せて維持し続けるだけであれば飼育や累代繁殖は簡単です。 サイクルも短いので、飼育容器が三個ぐらいあれば、常時ある程度のサイズをキープできるでしょう。 むしろ、爆発的に殖えてしまうので、数をいかに抑制するか、制御するかのほうが難しいかもしれません。 一応我流ではありますが、飼育方法を後述します。 ハニーワームの餌になる材料。 左奥から蜂蜜、グリセリン、ビール酵母、コーンミール、フスマ ハニーワームを系統維持するだけならば、此処にあるような培地を作る必要はありません。 もっと安価なものは簡単に作れます。 此処にあるのは、餌昆虫となる、栄養のあるハニーワームを効率よく殖やすのに向いてあるであろう餌です。 ベースは、蜂蜜と穀物粉末です。 これに栄養を補う素材を加えていきます。 ただ、高温環境に置く場合、材料によってはコダナニが発生する要因になるので、バランスが難しいです。 例えば、海外の洋書などでは、粉ミルクを入れる例が出ていますが、冬はともかく夏場に湿度の高い日本では、コナダニがやたらと発生しやすくなるので、ローディング用の餌としてならばともかく、育成用の餌としてはオススメしかねます。 ただ、粉ミルクや蜂蜜で甘みを出した餌に粉末にして混ぜ込んでおけば、ハニーワームは何でも気にせず食べてしまうようなので、各種の生き物用や、育成用、産後の肥育用など、色々な種類を作ってみるのも面白いでしょう。 工夫を凝らしつつ、それ自体を楽しんでみてください。 さて、材料について、つらつらと。 蜂蜜500gとグリセリン500ml。 蜂蜜は容積で言うなら350ml程度だろうか。 メーカはお好みで。 蜂蜜( 500g :安価なものでかまいません。 もちろん、高いものでもかまいませんが。 加えていうと、蜂蜜ではなくメイプルシロップや、単にシロップ(糖蜜)で餌を作っている人もいるそうです。 ハチノスツヅリガは蜜蝋に湧くことが知られていますが、別段それを好んで食べるという程ではないので、入れる必要はありません。 グリセリンは、蜂蜜を割って薄めるためのものです。 水を加えると餌は発酵して大変なことになるので、ハニーワームの餌には水を使いません。 そのため、蜂蜜を割り増しする材料として、グリセリンを使います。 グリセリンは薬局などで売られている透明のとろみのある液体で、仄かに甘いそうですが管理人は嘗めたことがありません。 油脂を加水分解して作られるもので、石油から作られる合成グリセリンなどもありますが、これは工業用で、薬局などで売られている医療用途のグリセリンは、植物性グリセリンになります。 これは、椰子などの植物油脂を加水分解し、濃縮、精製して作られている、ひじょーに反エコロジーな産物です。 左から、乾燥ビール酵母、コーンミール、フスマ 続いて、餌の材料となる粉は、フスマ、コーンミール、フスマの三つ。 フスマ( 500~750~1000g は、小麦を挽き潰し小麦粉に精製する過程で出てくる、殻のことです。 あんまり売ってない気がしますな……買う場合は、通常 10kg一袋とかで買わねばならない上に送料が必要になったりして、結構割高になってしまったり……入手方法によって値段が大きく変動する代物ですが、ミルワームの維持にも使えたりしてそこそこ便利ではあります。 無い場合はケーキ材料売り場に全粒粉、或いは全挽粉という名前のものが売られているので、それでも良いかと思います。 コーンミール( 500g もまた、ケーキ材料売り場(製菓素材売り場)で、ケーキやコーンブレッドの素材として売ってます。 卸値だと安く入手することもできますが、キロ単位で購入することになります。 製菓素材としてネットで売られているので、フスマや砂糖なんかと一緒に購入するといいかもしれません。 餌の制作方法はいたってシンプルです。 順を追って製作して行きましょう。 先ず、蜂蜜を湯煎で融かします。 グリセリンと同じぐらいの粘度にしましょう。 熱湯でぐつぐつやっても何ら問題はないです。 あ、但し、水が混ざり込まない様に注意。 大きい容器と、ヘラ(或いは大きいスプーン)を用意し、綺麗に洗い、熱湯消毒しておきます。 そこに、コーンミール、フスマ、ビール酵母を(あとはピーナッツの粉末であるとかお好みのものを)入れて、均一になる迄よく混ぜておきます。 フスマは、量を多く割り増しする為のものな感じなので、 500gぐらい先に入れておき、後から調整する感じが良いかもしれません。 上記の蜂蜜はグリセリンの量の場合、フスマを 1000gぐらい入れて作るとぱらっとした餌に仕上がります。 それなりに大きい幼虫ならこれで良いですが、産卵させて、あるいは卵を入れて、初令の幼虫から育成する時に使う餌を作るなら、 750gぐらいのフスマで作るのがよいでしょう。 粉をよく混ぜたら、中央を凹ませる感じに慣らし、其処に湯煎で融かしたハチミツとグリセリンを注ぎ入れます。 そして、凹みの中で、ハチミツとグリセリンを静かに混ぜます。 混ざったら、後は一生懸命練ります。 練り練り練り練りと。 ヘラは丈夫なものだと幸せです。 やわいと遣りにくいのです。 がっかりです。 ヘラで練り込み、味噌みたいな具合になったら完成です。 ベタ~という感じではなく、程良く粘体(流動体と言うのか?)と固体の中間から、やや固体よりぐらい。 粘土の気持ち? フスマの量が 1000gに近いほど、ぱらぱら感が出てきます。 1000gでは、「……なんかやたらぱさぱさっぽい……?」と思うものが出来ると思いますが、問題はありません。 初令のときはフスマを少なめのほうがと書きましたが、別にこれを使っても、幼虫の小さいころはしっとりしたところいて、成長するとぱさっとした部分を食べていくので、案外問題なかったりします。 この餌は、冷蔵しておけば、加えた材料や作った環境(清潔さの度合い)にも因るでしょうが、数ヶ月は軽く保つみたいなので、多少多めに作っても気にしないでよいでしょう。 冬場は良いですが、夏場も常温で放置しておくと、使用する段になって発酵してしまうリスクが無用に上がるので、冷蔵するのが無難でしょう。 現時点で確実に分かる、この培地の最大の欠点……というか、問題点は、実は価格です。 この餌は、結構コストが掛かるのです。 なんて言うか、材料集めるのに結構お金掛かったなぁ、じゃ、作るか……と言うことで作っても、あんまり大量に出来ないんです。 フスマを 1000g以上に水増ししても、せいぜい3. 5~4リットルという所でしょうか(圧縮の度合いにも依りますが)。 1000匹、 2000匹、と育成しようと思った場合、どれ程の餌が必要なのか? 統計取ってないのですが……どうかなぁ。 まぁ、ハエの培地よか安い……かな? という気がします。 但し、育成するには更なる手間の嵐だったりしますが…… だいたい、 3000円~ 5000円ぐらい掛かると思います。 努力次第では、ここに書いたよりも、もっと安く出来ますが、一般的入手ルート及び入手を最小分量単位で行った場合で算出すると、それぐらいになります。 単価を下げる方法はいくつかありますが、一番シンプルなのはスケールメリットです。 管理人は、フスマやコーンミールを二十キロ単位で買いました。 送料が一袋あたりにかかりますが、より大口であれば送料を落とし込んでいくことが可能でしょう。 大量に消費できるならば、より安価にできる、スケールメリットはシンプルであるが故に絶大ではあります。 ただ、個人ベースでは、あまり参考にならないな、とも思いますが。 もう一つは、もうちょっと安価な素材を使うことです。 例えば、コーンミールと書きましたが、コーンミール以外でも作ってみたことがあります。 具体的にはポテトパウダーやコーンスターチなどで、特に後者は安価で大量に入手可能です。 少し成長が鈍いような気がしなくもないのですが、このあたりは温度など他の要因もあるので、気のせいだったのかもしれません。 あまり調べる気がなくて調べていないのですが、フスマが無くなったとき、グリセリンとハチミツ、コーンスターチとビール酵母だけで餌を作ったことがあります。 かなり粒子が細かいので、練るのがたいへんではありますが、そうした手抜きの餌でも、成長することはします。 色々やっている人たちに聞くと、まぁだいたい、スイミーとかハムスターフードとか、そのへんのならどんな餌でも蜂蜜かけておけば累代繁殖できるんじゃないの?という意見が多い気がします。 実は、蜂蜜じゃなくて糖蜜というか、シロップでもいけます。 全部をシロップというのはやったことないのですが。 半分ぐらいをオリゴ糖とかの安価なシロップで代替し、コーンスターチを使えば、かなり安価に餌を作ることが出来るでしょう(それでも、いつも乾燥ビール酵母は入れているので、十分な栄養価はあるだろうと思われます)。 100、つまり100メッシュのステンレス網の上にいるハニーワームの初令幼虫。 抜けようと思えば、抜けられるということが見て取れる。 全長はメッシュから換算すると1. 3-1. 4mmほどだろうか。 ハニーワームの飼育で一番重要なのは、脱走されないことす。 つまり、脱走されないケースを作る必要があります。 これが存外難しいのは、ハニーワームは脱走することにかけてはミルワームなどとは比べものにならないぐらい芸達者であるからです。 まず平滑な面でも登れるということが一つ、それから、顎が存外に強力で、ポリエチレンの蓋(端的に言えばタッパーウェアの蓋)程度では、囓って刳り貫いてしまうことがあります。 幼虫の頃から、ちびちびと柔らかな蓋を削る傾向があるので、ケースには相応に硬度のあるものを使用する必要があります。 海外では瓶に金網を使うのが一般的なのは、このあたりに理由があるのでしょう。 管理人は、フタと本体が共にポリプロピレンの容器を使っています。 シーリングは柔らかいシリコンですから、潜り込まれれば囓られてしまいますが、消耗材として取り替えが利くこと、餌と足場に注意すれば、現状問題にならないので、このケースで制作しています。 このあたりも気になるならば、ガラス瓶の蓋にホールソウで穴をあけ、内側にステンレスメッシュを貼り付けるのがベターではないかと思います。 瓶の蓋を固定してホールを開ける技倆があるならば、だいたい、似たような工作になるでしょう。 道具一覧。 瓶の蓋に丸く穴を空けるなら、ホールソウが便利。 自在錐よりも安価で使いやすい。 ちなみに写真にあるのは、 八本セットのひとつ。 木工用だが、ポリプロピレンのカットなどには十分使える(ただし、ポリプロピレンは粘りがあるので、使用時に注意は必要)。 余談だが、このホールソウセットの一番小さいサイズで空けられる穴が、呼び径16mmの塩ビ管の外径と等しかったりする。 ケース制作に今回使用する道具一覧です。 必須: 、 、 (ホットボンド)、 (なるべく大きいもの。 もしくは )、 、錐(もしくは竹串)、ケガキ あると便利なもの: (メーカはなんでもいいでしょう。 管理人はBLACK&DECKERとかBOSHとかRYOBIとかを持っています)、定規、サインペン(下で書きます) アクリルカッターで、ひたすらに削っていきます。 カットするより、削るという感じですね、アクリルカッターは。 結果としてカットできるというだけで………アクリルケズリーとか名前変えたほうがいいんではないでしょうか?(もちろん冗談です) コツはひたすらちびちびと作業することです。 一気にやろうとするとよれたり、怪我の原因になってしまいます(経験談)。 だいたいが削れた段階で、カッターでカットしてもオーケイ。 ただし、力を入れすぎるとカッターの刃がパキリと折れるので注意が必要です。 工作の基本は、「力を入れずに作業する」だと思います。 こと一般家庭のDIYで、切断において力が必要というのは、たぶん方法が間違っているのではないかと。 安全に力を使わずに作業しましょう。 これでケースは完成です。 培地が発酵したりしないよう、ハニーワームの飼育ケースは、なるべく広い面積の通気口をとるとよいように思います。 湿度が篭もらなければ、粉ミルクなどを入れても、ダニが発生しづらいという気もしますしね。 問題は、ケースを積み重ねられないことですが、そのあたりは金属棚などを使って、上手いこと対策するのがよいでしょう。 この細かさのステンレスメッシュを使うのは、初令幼虫が逃げ出さない為だと先に書きました。 でも、そんな工作するなら、折角ですから全部のサイズに使える今回のようなのを作ってしまうのがオススメですけれど。 左下などに、噛み跡があったりする。 これはタッパーウェアのようなものを改造して作ったケースに入れていたとき。 初令虫では突破までは至らないが、十分に囓ってしまえる顎の強度があることが分かる。 さて、飼育ケースもできたので、いよいよ、わさわさと殖やしていきます。 というか、まぁそれほどたいそうなことをしなくても、わさわさ殖えます。 むしろ、コントロールすることが飼育する上で課題になってくると言えます。 飼育繁殖ですが、培地を密閉容器の下二~三割分ぐらい敷き詰めます(ただし、通気しやすいよう、五センチ程度まで。 場合によっては、鉢底網を丸くして固定した筒を縦に立てて、下部まで通気が得られるようにするとよりよい)。 あとは、幼虫を入れて適温にすれば問題なく成長します。 孵化を促したり、急速な成長を促したい場合は、もう少し上げても問題はない様ですが、管理人はそこまでの効率を求めていないので、そんなに高温では飼育していません。 食べられる餌が無くなると成長が止まったり脱走を試みたりするので、培地が少なくなってきたら、新しい培地を加えるか、新しい培地を入れたケースに移動します。 此の時、新しい餌の上に、潜り込んでいるハニーワームごと古い餌(ハニーワームが出した糸で綴られた糞がまじったもの)を載せ、上から光を当てると、下へ下へと移動していきますが、光を当てなくても暫くすれば餌を求めて下の方に移動している気もします。 勿論、ハニーワームを取り出して移動してしまうのが一番よいのですが、そう簡単にもいきませんしね。 移動したら古い餌は取り出します。 環境や湿度にもよるのでしょうが、時として黴びることがありますので、常に清潔さには注意を払いましょう。 黴びの問題が発生しなくとも、餌が発酵する(白くなりお酒っぽい匂いがしてきます)事は避けられません。 目下、コレを如何に抑制するか(蜜蝋を多めに入れてみたり……)が手間を減らす上での課題と言ったところでしょうか。 この、餌というか、餌と糞が混ざり合って発酵してしまう問題もある為、密閉容器で育成するのは現実的ではありません。 餌が古くなると、発酵やダニの問題が頭を悩ませるようになるのは避けられませんから、できれば、餌がすべて消費され尽くされる前に、そのケースのハニーワームは使い尽くしてしまう、というのが一番理想的かと思います。 段ボールを剥がしてみたところ。 蛹が入ってる繭は非常に丈夫で、ハサミで切断しないと、蛹を無事に取り出せない。 硬貨の右側がメスの蛹、左側がオスの蛹である。 繁殖させる場合は、終令幼虫まで育て上げ、その上で蛹にして、そして羽化するを待ちます。 このとき、幼虫と一緒に蛹を管理する意味は殆どありません。 蛹になろうとしている終令幼虫は、白く丈夫な繭を作るので、すぐ分かるでしょう。 餌の中に埋もれているコレを取り出すのは、いささかメンドイです。 餌から離れてフタの裏などにくっついて蛹になるものもおり、そういうのを累代の種親用とするという手もあります。 ただ、幼虫が蛹になる場所として、ここは良い、と思えるような場所を最初から用意してやってもよいかもしれません。 管理人は最近は、左に紹介しているように段ボール紙を使うことが多いです。 段ボール紙にも、細いものや太いものがいくつかありますが、これは暑さが7mm程度のそれなりに丈夫な段ボール箱のもの。 残念だがAmazonさんの箱は、段が小さすぎて使えなかったりします(Amazonさんにどっぷり漬かっている人の意見)。 蛹の段階で取り分けてしまうのには幾つか理由があって、そもそも、蛾になるとハチノスツヅリガは飛翔するので取り扱いが面倒きわまりないので、管理人はこれが嫌いです。 幼虫を取り出すときに邪魔だし、しかも、餌と一緒にいれておくと鱗粉を餌の上に振りまいたりと良いことがひとつもない。 つまり、成虫は成虫のみで、幼虫とは別に管理すると楽だと思います。 手前がメス、奥にいるのがオス。 サイズが全然違うのですぐ分かる。 さて、そんな訳で、成虫を得られたら、というか、蛹の段階で予定となるケースをセットしましょう。 繁殖用のケースは、新しい培地を薄く入れた容器の中に成虫を数~10数ペア入れるというシンプルなもの。 蛹の段階で雌雄を見分けるのは簡単だし、成虫であれば、メスとオスは大きさとか佇まいとかが全体的に違うので、見分けはさらに容易。 あと、ペアと書きましたが、オスはやや多めに入れておくと良いようです。 成虫は餌を食べたりはしませんが、過度の乾燥で寿命が短くなるので、冬場はシャーレに入れた脱脂綿などで、それなりの湿度を確保するとよいでしょう。 産卵は隙間に行われます。 場所を何も用意しないと、ケースの上蓋とケース本体との隙間などに産卵され、あとあとやっかいです。 そこで、パラフィン紙などで、産卵場となる場所を用意してやるのが一般的とされ、よく紹介されています。 ただ、上にあったように蛹の段階で段ボールごと繁殖ケースに入れた場合は、その段ボールに産卵しますので、そのまま放っておいても問題はなかったりします。 ただ、段ボールの場合、うまく数を把握して卵を取り出すというのには不向きです。 折り畳んだパラフィン紙の間に産み付けられた卵 卵は 1mm以下と小さいですが、大抵密集して産むので、探せば分かりやすいでしょう。 ケースの隙間や、餌のかけらの上など、産卵自体は、特に産卵場を与えなくても、必ずするので、殖えると言えば殖えます。 であるのに、産卵用紙を入れる意味があるとすれば、繁殖と飼育全体のコントロールが出来るようになるということに尽きるでしょうか。 産卵されている卵の数がおおよそ分かっており、孵化率が予想できれば、過密にならない数を飼育容器に入れることで、初令幼虫から終令までひとつの容器で育成することが可能です。 とはいえ、管理人の場合、そこまで厳密にやっているのではなく、なんとなくこれぐらいかなーみたいな経験でやっているだけなのですが。 上記の問題を気にしないとしても、パラフィン紙でないならば段ボール紙などの産卵場所を用意した方がよいと思われる理由があります。 それは、無計画に培地の中で殖えられては培地の量を適正にするのに苦労するという事です。 要は生み付けられた時期の違いにより、一つの培地の中に不揃いの幼虫がうごめく様になると、使う段になって厄介だし、孵化の数がどれぐらいか、或る程度は把握しておかないと培地の調節をどれぐらいの頻度で遣ればよいのかの判断を、逐一見て判断しなくてはなりません。 一つ二つのケースで殖やすならばどうにかなりますが、然し、餌として有効活用することを考え、多少多くの数を確保しようと思ったとき、其れが我流で自分にしか使えないものだとしても、大きさ、数、成長速度などを制御下に置く方法論を確立しているかどうかというのは、長期間続ける為の重要な要因になってくると思います。 産卵場所を用意するという事の意味は、孵化する量、孵化の時期を調整を或る程度可能にするという事に尽きると集約しても過言ではないでしょう。 パラフィン紙に産卵させ、取り出せば、どの程度の卵が産卵されてているか見た目で判断出来ますし、何時その紙を入れたかで、産卵時期は自然と絞り込めます。 多すぎると判断すれば其の時は焼却するなり凍結するなりすればよい。 パラフィン紙は軽く吐気すれば鱗粉を簡単に散らせますから、その後で孵化専用の培養地へ入れ幼虫を孵化させれば、見た目にも綺麗に飼育が可能になります。 尚、ハニーワームは育成の途中で幼虫の糞や、糸くず等のゴミが色々でると思います。 そうしたゴミは、さっさと燃やすか、一端氷点下まで冷凍してから廃棄しましょう。 中に幼虫が残っている場合、脱走して困った事になります。 なんか部屋の中を飛んだりするかもしれないし、もしも近隣に養蜂家があったら、それはもう、いろいろな意味で大変なことになりかねません………ゆめゆめ、ご注意ください?• 梅谷献二,『 』創森社,p295-298• 安富和男, 梅谷 献二,『 』 全国農村教育協会、p102-107• YOSHIDA, TOSHIHARU. Biology and control of the greater wax moth, Galleria mellonella L. Honeybee Sience 1981 2 3 115-122 (吉田敏治、ミツバチ科学2巻3号:p115-122)• Bruse・M,Meyer・W. Schmit : ,p106-111/•

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