ツチ ハンミョウ。 ツチハンミョウ

ヒメツチハンミョウ

ツチ ハンミョウ

具体例 [ ] よくこの典型例とされるものに類がある。 この類のは以下のようなものである。 この類は幼虫が孤独性の類 に寄生する。 成虫は卵を地中浅くに産み付ける。 幼虫は春から初夏にする。 出て来た1齢幼虫は扁平な紡錘形の体を持ち、湾曲した大きなとよく発達した歩脚をもち、その先端には爪がよく発達し、さらにその脇の剛毛も爪状になり、一見では三本の爪を持つように見える。 この幼虫はしばしば型ともいわれる。 この幼虫は花に移動し、ハナバチ類がやを集めに来るのを待ち、ハチが来るとその体の上に移動する。 幼虫はハチの体上でその毛に掴まっており、大顎や足先の爪が発達しているのはこのための適応と考えられる。 1齢幼虫はハチが巣を作り、花粉や蜜を貯め、そこに産卵したときにの上に移動し、ここで卵を食べた後に脱皮して2齢となる。 この幼虫は太った体によく発達した大顎と短い歩脚を持つ型で、やや類の幼虫に似る。 花粉や蜜を食べて成長して同様な形の幼虫として齢を重ね、5齢まで育つ。 これが脱皮すると6齢幼虫となるが、これは大顎も歩脚も退化し、運動能力もなく、硬い表皮に包まれた蛹のような形となる。 これを 擬蛹(ぎよう、囲蛹 いよう とも)という。 これはその後にもう一度脱皮し、再び退化した歩脚や顎を持つ7齢幼虫となるが、これは移動も摂食も行わず、次の脱皮で真のとなる。 ムラサキオオツチハンミョウ M. violaceus ・1齢幼虫 定義 [ ] 昆虫の生活史において、幼虫と成虫では形態的にはっきりとした違いがあり、この変化を総称して変態という。 一般的には幼虫と成虫の間に蛹の時期がなく、幼虫と成虫が比較的似ているものを、その間に蛹の時期があり、幼虫と成虫で形態が大きく変わるものをという。 過変態は、完全変態のうちで、幼虫期の間に大きな形態的な変化を示すものを指すものである。 典型的なのは、性昆虫の中で、1齢幼虫が宿主まで移動する型の生活史を持つものに見られるもので 、1齢幼虫が大きな運動能力を持ち、しばしば宿主昆虫の成虫にしがみついて運ばれ、あるいは自力で移動して宿主に辿り着き、そのための歩脚や爪などを発達させる、というものである。 このような幼虫が宿主となる卵や幼虫、そのために蓄えられた餌などに到達すると、そこで脱皮して生じる2齢幼虫はそのような運動性を大きく失い、不活発な幼虫に形を変える。 より厳密には多変態と過変態を区別する。 多変態(たへんたいpolymetaboly)は完全変態の幼虫期に形態と機能の異なる時期が複数あるもの。 過変態は、広義には多変態に含まれ、幼虫期に更に偽蛹 pseudopupa の時期を持つものを指す。 ただしこの語の使用例には揺れもあり、1齢幼虫とその後の幼虫が大きく形態や行動を変えるものを指して過変態という、との定義 もあり、その意味での使用例もある。 上記の三橋総編集 2003 の説明でも多変態の例として寄生性昆虫において第1齢の幼虫が高い運動能力を持つことを例に挙げており、また寄生性昆虫に多く見られるとしているので、内容的には大差ない。 ただし後記のようにいわゆる寄生性とはやや異なるものにも例はあり、その場合には1齢幼虫だけとは限らない場合もある。 また、擬蛹の段階を持つのはツチハンミョウ類に限られる らしいので、1齢とその後の幼虫で大きく形態や行動が変化することの方が普遍性はあるようである。 寄生性昆虫の場合 [ ] ハチネジレバネ類 Stylops の各段階 右二つが1齢幼虫 過変態といわれるのは、上記のように1齢幼虫が宿主まで到達するための特別な運動器官を備え、2齢では宿主上、あるいは内部で寄生生活をするためにそのような構造や能力を大きく失う、という例が多い。 ツチハンミョウ類に見られるような、扁平な紡錘形の体に高い運動性を備えたものをプラニデュウム Planidium と総称することがあり、これに類する幼虫を持つものは寄生性昆虫に多い。 これを持つのは寄生性昆虫として、の、オオハナノミ科、それにホソカタムシ科のソシルス属 Sosylus があり、他に、の、のから知られ、また非寄生性ではあるがコウチュウ目のとホタルモドキ科でも知られる。 他にののものは幼虫が類の卵塊に寄生することで知られ、その幼虫はアミメカゲロウ目の一般的な幼虫の形ながら胸脚がよく発達し、卵に到達するとそこで生じる2齢、3齢幼虫は歩脚を退化させてウジムシ状となり、やはり過変態とされる。 ハチ目とハエ目には多くの寄生性の種があり、その中には親が卵を宿主に産み付けない種が多数含まれる。 それらにも1齢幼虫が高い運動性を有し、それによって宿主に辿り着くものがある。 それらもプラニディウムである。 たとえばアリヤドリコバチ科 Eucharitidae の雌は宿主であるアリの巣からやや離れた葉の上などに産卵し、孵化した1齢幼虫は全身をキチン板で覆われ、多くの棘状突起を持ち、乾燥に耐え、また一定の運動能力を持つ。 幼虫はアリの通る場所まで移動して待機し、通りかかったアリに取り付いて巣まで運ばれる。 ハエ目では、たとえばのセスジハリバエ Tachina nupta はチョウ目の幼虫に寄生するが、親は卵を植物の上などに産み、そこから孵化した幼虫は体表面にクチクラの小板を多数備え、乾燥にも耐える。 幼虫は植物体上で待機の姿勢を取り、震動などで宿主動物の接近を感知すると身体を前後左右に振り動かし、宿主に摂食するとそこから侵入する。 また甲虫の幼虫に寄生するアカアシナガハリバエ Dexiosoma canina では1齢幼虫の全身に長い毛があり、また触角が発達しており、幼虫は土や材の中を宿主を探し回る。 擬蛹についてはツチハンミョウ科でのみ知られ、その意味や機能などは不明であるが、ツチハンミョウ属はこの時期で夏を越し、またキゲンセイ属のものはこの時期で越冬する。 寄生性以外の例 [ ] 上記のようないわゆる寄生性として扱われないものにも過変態とされる例がある。 maxberryi Eが若齢幼虫、Fが老齢幼虫 ホソガ科 Grcilaridae のガは大部分が潜葉性、つまり幼虫が食草の葉を食べる際に葉の表裏の表皮間に潜り込み、表皮を残して間の葉肉だけを食べ進む形を取る。 その幼虫は若齢幼虫と後期幼虫で形が違い、若齢では体が扁平で、往々に胸部の幅が広くての幼虫に似る。 後期になると普通のガのように円筒形になる。 また若齢幼虫はその口が吸収型であり、後期幼虫では咀嚼型となる。 さらに同科の Phyllonorycter 属のものでは若齢幼虫は胸部と腹部の歩脚がなく、口は前に向き、海綿状組織をかみつぶして内容物を吸収するだけの摂食法であるのに対して後期幼虫では胸部に3対の歩脚と腹部に3対、尾端に1対の歩脚を持ち、円筒形の体に口が下を向く、標準的なイモムシ型に近くなる。 摂食は咀嚼により、細胞組織を食べる。 また若齢幼虫には吐糸管がなく、後期にはそれを持つようになることから若齢幼虫の食べあとは平面的で、後期のそれはより立体的になる。 それぞれの齢数はクスノハムグリガでは若齢が1齢と2齢、後期が3齢と4齢にあたる。 このようにホソガ科のものは潜葉性という特殊な摂食方法に強く適応し、過変態になるに至ったと考えられ、これは幼虫の成長段階で資源を分割し、それによって『限りある資源の利用を最適化』しているものと考えられる。 またでは幼虫がマメ科の種子に潜り込んでこれを餌にするが、1齢幼虫がよく発達した胸脚と有歯の胸板を備え、種子内に穿孔して脱皮すると歩脚の一部、あるいは全てを失い、ウジ虫型に近い形になる。 これもまた過変態の一つの例とされる。 出典 [ ]• 前田 1994 ,p. 234-235• 等のように群れを作らず、雌が単独で巣穴を作るもののこと。 巣内に花粉や蜂蜜を蓄えてその上に卵を産むと巣を閉じる。 幼虫は巣内の餌を食って成長し、羽化すると巣を離れる。 幼虫や成虫に寄生するのではなく、幼虫の食料として蓄えられた餌を奪うので、とされる。 志村編 2005 ,p. 249• 志村編 2005 ,p. 249• 前田 2003 ,p. 235• 三橋総編集 2003 ,p. 165• 前田 1994 ,p. 234• 前田 2003 ,p. 235• 以下、主として前田 2003 ,p. 235• 志村編 2005 ,p. 331-332• 志村編 2005 ,p. 312• 一色監修1969 ,p. 139-140• 氏家 1983• 古田 1970 、ちなみにこの段階ではこのガは未記載種• 船本、大橋 2017 ,p. 野淵 1992 ,p. 253 参考文献 [ ]• 三橋淳総編集、『昆虫学大事典』、 2003 、朝倉書店• 前田泰生、「寄生性の虫の奇妙な生態」:『朝日百科 動物たちの地球 昆虫 3』、 2003 、朝日新聞社:p. 234-235. 志村隆編、『日本産幼虫図鑑』、 2005 、学習研究社• 一色周知監修、『原色日本蛾類幼虫図鑑(下)』、 1969 、保育社• ハワード・エンサイン・エヴァンズ/日高敏隆訳、『虫の惑星 知られざる昆虫の世界』、 1972 、早川書房• 氏家武、「キンモンホソガの休眠に関する研究 I. 森岡個体群の休眠誘起に対する光周反応」、 1983 、日本応用動物昆虫学会誌 27 2 :p. 117-123. 船本大智、大橋一晴、「社会性昆虫における適応放散;機能摂食群の進化的転換のパターンとメカニズムに着目して」、 2017 、昆蟲(ニューシリーズ), 20 1 :p. 3-18. 古田公人、「クスノハムグリガ個体群の密度調節機構」、 1970 、日本応用動物昆虫学会誌 14 2 ;p. 64-70. 野淵輝、「家屋内で発見される木材害虫とその疑いのもたれる昆虫類(IV )」、 1992 、木材保存 Vol. 8 5 ;p. 242-259.

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野外の有毒な虫(2) ツチハンミョウ

ツチ ハンミョウ

オオツチハンミョウ Meloe proscarabaeus : 界 Animalia : 門 Arthropoda : Insecta : Coleoptera : ゴミムシダマシ上科 Tenebrionoidea : ツチハンミョウ科 Meloidae 英名 ツチハンミョウ(土斑猫)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ ツチハンミョウ科(Meloidae)に属する昆虫の総称である。 有昆虫として、また類のにする特異な習性をもつ昆虫として知られている。 「ハンミョウ」と名がついているが、とは別の科(Family)に属する。 しかし、ハンミョウの方が派手で目立つこと、名前が似ていることから、混同される場合がある。 Cysteodemus armatus 成虫の出現時期は種類にもよるが、に山野に出現するマルクビツチハンミョウ Meloe corvinusなどが知られる。 全身は紺色の金属光沢があり、腹部は大きくてやわらかく前翅からはみ出す。 動きが鈍く、地面を歩き回る。 触ると死んだ振り()をして、この時に脚の関節から黄色い液体を分泌する。 ツチハンミョウ科のやなどの分泌物にはが含まれており接触すると水疱性皮膚炎()を引き起こすことがある。 一方で、微量を漢方薬としても用い、取り・膿出しなどの外用薬や、などの内服薬とされた。 その他戦国時代がとして利用していたこともある。 成長と過変態 [ ] マルクビツチハンミョウなどは、単独生活する類のにして成長する。 雌は地中に数千個の卵を産むが、これは昆虫にしては非常に多い産卵数である。 孵化した一齢は細長い体によく発達した脚を持ち、草によじ登って花の中に潜り込む。 花に何らかの昆虫が訪れるとその体に乗り移るが、それがハナバチの雌であれば、ハチが巣作りをし、とを集め、産卵する時に巣への侵入を果たすことができる。 また、花から乗り移った昆虫が雄のハナバチだった場合は雌と交尾するときに乗り移れるが、ハナバチに乗り移れなかったものやハナバチ以外の昆虫に乗り移ったものは死ぬしかない。 成虫がたくさんの卵を産むのは、1齢幼虫が生き残れるかどうかがこのような運任せの生態に対応しているためだと考えられる。 ハナバチの巣に辿りついた1齢幼虫は、脱皮するとのような形態となる。 ハナバチの卵や蜜、花粉を食べて成長するが、成長の途中で一時的にのように変化し、動かない時期がある。 この時期は擬蛹(ぎよう)と呼ばれる。 擬蛹は一旦イモムシ型の幼虫に戻ったあと、本当に蛹になる。 甲虫類のは、多くは成長の過程で外見が大きく変わることはないが、ツチハンミョウでは同じ幼虫でも成長につれて外見が変化する。 通常の完全よりも多くの段階を経るという意味で「」と呼ばれる。 このような特異な生活史はの「」にも紹介されている。 ヒラズゲンセイ [ ] ツチハンミョウ科ゲンセイ亜科に属し、学名は Synhoria maxillosa Cissites cephalotes。 大きさは約30mmで、南方系の種類だが分布を拡げ、高知県から関西方面に分布域を広げている。 幼虫は、の巣に寄生して育つ。 体液にはが含まれ、指などで直接触れると、かぶれや水ぶくれの原因になる。 真っ赤な体とのような大あごが特徴で、6、7月に成虫になり、子どもが新種の「赤いクワガタ」であると興味を持ち触らないよう、注意が呼びかけられている。 脚注 [ ]• 夏秋優『Dr. 夏秋の臨床図鑑 虫と皮膚炎』学研プラス、2013年、15頁。 インターネット資料収集保存事業. 国立国会図書館. 2012年1月11日時点のよりアーカイブ。 2013年6月7日閲覧。 しやけのドイツ箱()• 京都新聞 2019年7月11日. 2019年7月11日閲覧。 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• BBC• ナショナル ジオグラフィック.

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野外の有毒な虫(2) ツチハンミョウ

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ツチハンミョウの特徴と生態・毒性について紹介!!ツチハンミョウはハンミョウという名前がついていますが、ハンミョウとは違う種類の昆虫です。 毒を持っていることでも知られています。 今回の記事では、ツチハンミョウの特徴と生態・毒性について紹介します。 ツチハンミョウは日本に生息している昆虫なので、見たことがある人もいると思います。 カミキリモドキと同様の毒を持っているので、触ると炎症を起こすことがあります。 あまり知られていない昆虫ですが、毒を持っていたり幼虫はハナバチの巣に寄生したりなど面白い生態をしています。 今回の記事では、ツチハンミョウの特徴や整体について紹介するので、興味がある方はぜひ読んでみてください。 ツチハンミョウの特徴 ツチハンミョウは甲虫目ツチハンミョウ科に属している昆虫の総称です。 日本には15種類のツチハンミョウが生息しています。 どの種類のツチハンミョウも体長は1〜3cmほどの小さい昆虫です。 体色は紺色で金属のように光沢があって綺麗な見た目をしています。 お尻がおっきくなっていて特徴的です。 アリにも似ていますが、お尻の大きさで見分けることができます。 アリに似ているので、地域によってはアリノオヤジという面白い名前で呼ばれています。 オスは触覚が中心部分まで膨らんでいて、メスは膨らんでいません。 なのでオスとメスを簡単に見分けることができます。 ツチハンミョウの生態 ツチハンミョウはハナバチの巣に寄生するとても面白い生態をしています。 ツチハンミョウは数千個の卵を産みます。 とても多くの卵を生むのには理由があります。 ツチハンミョウは地中に数千個の卵を産んで、孵化した幼虫は草に登り花の上でハナバチが来るのを待ちます。 ただ、ツチハンミョウはハナバチとそれ以外の昆虫を見分けることができないので、花に来た虫に手当たりしだいに乗っかります。 この時運よくハナバチのメスに乗ることができた個体だけハナバチの巣に寄生することができて、成虫になることができます。 ハナバチのメスに乗っかることができたツチハンミョウはハナバチが産卵するときに卵と一緒に巣の中に入ります。 巣の中に入ることができたツチハンミョウはハナバチの卵を食べて、その後、ハナバチが子供のために集めた蜜を食べて成長します。 ハナバチのメスに乗っかることができないと成虫になることができないので、ツチハンミョウはたくさんの卵を産んで、生存を運に任せています。 ツチハンミョウの毒性について ツチハンミョウはカンタリジンという毒を持っています。 これは猛毒で、ツチハンミョウを間違えて食べると死んでしまうこともあるそうです。 ツチハンミョウの種類にもよりますが、成虫で4〜5匹ぐらいで成人の致死量に達します。 ツチハンミョウの体液内に毒を持っているので、ツチハンミョウを触ると水膨れができたり、皮膚炎になってしまうことがあります。 ツチハンミョウを潰してその体液に触れると皮膚炎などになるので、レジャーやキャンプに行くときは気をつけておきましょう。 ツチハンミョウを潰してしまう皮膚炎になったら流水で洗い流しましょう。

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