思い出のマーニー ネタバレ。 【ネタバレ注意】「思い出のマーニー」の感想

映画「思い出のマーニー」の謎をネタバレ解説!マーニーの正体は?

思い出のマーニー ネタバレ

映画『思い出のマーニー』評価は? 3更新 『思い出のマーニー』あらすじ概要。 杏奈は内気な少女で、ぜん息療養で海辺の親戚の家で過ごすことになるが、村の子供たちとなじめなかった。 ある屋敷に住む少女マーニーとは友達になるが、そこに新たな住人が引っ越してきて、マ.. 批評家と一般は単純平均 ネタバレ感想『思い出のマーニー』考察や評価レビュー この先は ネタバレありの感想考察です。 続編前作や関連映画は、も参考にしてください。 (追記:2016年には 『』の製作を協力しています)。 ジブリの得意な「冒険ファンタジー」と「ノスタルジー」をあわせ持つ作品ですが、冒険要素はありません。 主人公の杏奈(あんな)は、両親に先立たれて親戚をたらい回しにされたため、感情表現がなくなり、他人と接するのが苦手な12歳の少女です。 特に同年代の子を苦手としてて、利害関係の少ない大人とは、ぎこちないながらも普通に接することができるようです。 この映画は、そんな 杏奈の成長物語で、ラストでは同一人物とは思えないくらい、明るく前向きでコミュニケーション能力もアップしています。 しかしその原因が、夢だか妄想だかわからないマーニーとのふれあいと、現実での久子の語りだけというのは、いまいち納得感がありません。 久子の語りだけで、マーニーとその家族の生涯を早送りで見せる、という手法も今までのジブリではあり得ない手抜きに思えてしまいます。 せめてもう少し、杏奈自身に謎解きをさせた方が、その成長の要因としても感じられたと思います。 信子との仲直りも、唐突でやっつけ仕事感があって残念です。 マーニーの正体は杏奈の記憶の中の祖母ですが、この物語のテーマの1つでもある「許し」を最後に求めてきます。 そして 杏奈は自分をサイロに置き去りにしたマーニーを許すと同時に、両親や頼子おばさんのことも許す気持ちになったのでしょう。 それにしても実の子を育てない(育てられない)家系だと感じます。 前半はのんびりしてますが、後半は急ぎすぎて、たった一言で語られるマーニーの正体に気づかなかった人もたくさんいる気がします。 それでも、 全体を通しての雰囲気の良さは、さすがジブリ作品なので見て損はないと思います。 『思い出のマーニー』おすすめ6ポイント• ジブリのファンタジーアニメ• 杏奈の成長ストーリー• 女の子どおしの友情物語• ほぼ説明されてわかりやすい• マーニーの正体に驚き• 子どもや家族と一緒に楽しめる 『思い出のマーニー』少し残念6ポイント• 伝えたいことが伝わってこない• 信子の母親への告げ口がひどい• 杏奈が急に元気なる理由が不明• 信子への謝りが不誠実• 杏奈の家系は親が子を育てない• ラストはほぼ語りだけで説明 『思い出のマーニー』ネタバレあらすじと感想と考察 札幌に住む 12歳の少女、佐々木杏奈(あんな。 声:高月彩良)は、実の両親を幼いころに失くして里親の頼子(声:松嶋菜々子)に育てられています。 幼少時は感情を表に出してましたが、今では誰に対しても感情を出さず、学校でも孤立してます。 学校で絵を見てくれそうな先生も他の子に気を取られて、その間に 杏奈は喘息発作を起こして帰宅し、医者に手当してもらいます。 親身な山下医師(声:大泉洋)のすすめで、海辺の空気のきれいな田舎町に住む頼子の親戚の家で、杏奈は夏休みを過ごすことになります。 1人で電車に乗って行きます。 頼子は口では杏奈のことを心配していますが、杏奈を1人で電車に乗せたり、「良い子にして、なんでも食べて元気に帰ってきなさい」と押し付けがましかったりと、悪い人ではないけど接し方が微妙です。 そんな 頼子のことを杏奈は「メェメェうるさいヤギみたい」と言います。 大岩セツ(声:根岸季衣)と清正(声:寺島進)の夫婦宅に連れて行かれた杏奈は、子供らしさのない礼儀正しさです。 セツは典型的なおばちゃんで、人なつっこい感じです。 彼らの子どもたちは独立して今は家にいません。 頼子から「何でもいいので書いて送ってください」と何枚ものハガキが届いています。 さっそく「無事に着いた」と書いた杏奈は、近道の草むらを通って郵便ポストに出しに行きます。 そこから湿地帯の方へ降りると、 向こう岸に見たことある気のする洋館を見つけます。 浅い湿地を渡っていくと、洋館には誰も住んでないようです。 夕方まで居眠りすると、湿地帯は満ちて渡れなくなってます。 そこへ十一(といち)じいさんがボートをこいで来てくれ、もと来た場所へと渡してくれます。 セツと清正さんに話すと、その洋館は「湿っ地(しめっち)屋敷」と呼ばれ、前は外国人が別荘に使ってたけど、今は廃墟になって幽霊が出ると言われます。 杏奈は、その屋敷に金髪の少女がいる夢を見ます。 翌日、十一じいさんは、十年に一度しかしゃべらないと子ども達に馬鹿にされています。 杏奈はおじいさんのボートにまた乗せてもらい、湿っ地屋敷をスケッチします。 ある日、セツが近所の家へ連れていき杏奈を紹介すると、翌日の七夕まつりに娘の信子(声:頼経明子)と一緒に浴衣を着て行けばとすすめられます。 杏奈はスケッチすると言って湿地へ逃げます。 すると湿っ地屋敷の絵を書いてる婦人を見かけます。 翌日「祭り、いやだなぁ」と思いながらも断れない杏奈は、信子とその女友達と一緒に七夕まつりへ行きます。 信子はリーダー的存在で面倒見はいいのですが、距離感が近くて少しおせっかいです。 杏奈が短冊に「毎日普通に過ごせますように」と書いたのを見た信子は「普通って何?」「杏奈ちゃんの目の色、青くてきれい」と言うと、 杏奈は信子に「ほっといてよ。 太っちょ豚!」と言ってしまいます。 信子はすぐに仲直りしようとしますが、自己嫌悪の杏奈は走って逃げて行きます。 都会になじめなかった杏奈ですが、 静かに過ごしたいのなら、田舎の方がもっとつらそうです。 都会よりもパーソナルスペース(他人が入っても許せる距離感)は狭いので、無神経なくらいズカズカと入ってきそうです。 ただ、信子も悪気は全くなくて、むしろ大人な対応で接してくるので、余計に自己嫌悪に陥ってしまうのでしょう。 目が青いのは伏線ですね。 セツも孤独そうな杏奈に友だちを作ってやりたくて、おせっかいをやくのですが、それがうれしい子どもと、ウザいと思う子どもがいることを知るべきです。 もちろん、大人が介入してやった方がうまくいく場合もあるので、杏奈のように本心を言わない子の対処法は難しいと思います。 本当の悪者が1人もいないのが、さらに見ててつらいです。 杏奈は両親が亡くなった後、親戚中をたらい回しにされたので、自分で自分のことが嫌いになっています。 湿地帯へ降りると、ボートが停めてあるのを見つけて、湿っ地屋敷へと漕ぎ出します。 しかし止まらなくなり、ぶつかる寸前で、 屋敷から出てきた少女が「ロープを投げて」と言ってボートを横付けにしてくれます。 屋敷から出てきた大人から2人は隠れて、金髪ロングの少女は、ボートを上手にこいで杏奈を向こう岸へ渡してくれます。 「わたしたちのことは永久に秘密よ」と2人で約束します。 家に帰ると、信子から告げ口された母親が「太っちょ豚」や帰りが遅い件で「不良」だと怒ってるので、杏奈は隠れます。 セツや清正は杏奈を叱らず接してくれます。 翌日の夕方、満潮時に湿地へ行った 杏奈は、金髪の少女にボートの漕ぎ方を教わります。 少女はマーニー(声:有村架純)と名乗って、ボートの先頭に立って手を広げます。 小屋のある場所に降りた2人は、3つの質問と回答を順番に話します。 マーニーに「大岩さん家はどう?」と聞かれた杏奈は、何か昔のことを思い出しそうになり、気づくとマーニーを見失います。 しかしすぐにマーニーが見つけてくれて、一緒に屋敷のパーティーへ行くことにします。 「無理無理」という杏奈に、マーニーはばあやのショールをかけて、屋敷へもぐりこみます。 ばあやを部屋に誘い込んで鍵を閉め、パーティー会場へ行くと、父は娘のマーニーをみんなに紹介し、杏奈を「花売り」と呼びます。 マーニーの母親が花を1本くださいと言うと、大勢の参加者がお金を差し出しますが、杏奈は花を父親に渡して逃げます。 場内ではダンスがはじまり、マーニーも男性と踊ります。 杏奈は父親にもらったワインを飲んでしまい、酔っ払って外で寝てしまいます。 マーニーが呼びに来て、 杏奈は「一緒に踊ってたの誰?」とヤキモチっぽく聞くと「幼なじみの和彦さん」と答えます。 マーニーは杏奈にダンスを教え「また、あたしを探してね」と言います。 夜に杏奈が裸足で倒れてるのを、村の人に見つけられて、車で大岩家まで運ばれます。 翌朝、何事もなかったかのように、セツ「ズック見つかるといいわね。 きっとどこかにあるわよ」、清正「俺もよくなくしたなぁ」と 明るく話す光景は、放任主義を超えて、さすがに無責任だと感じてしまいます。 また、 マーニーの存在が杏奈の夢だとわかっているのに、その父親や母親や和彦さんが出てくる理由がわからず、深読みも手伝って混乱しがちです。 結局その理由は、マーニーから杏奈が聞かされていた話がもとになってるからだと、ラストでわかりますが、それがわかっても全く驚きがないのが残念です。 包丁を上手に使える杏奈を見てセツは、頼子は杏奈が来るのを楽しみにしてて、いろいろ教えてあげたいとうれしそうに話してたことを語ります。 セツや清正との生活に慣れてきて、頼子の気持ちも少し理解しだした杏奈は、マーニーのことを忘れそうになってることに気づき、急いで湿地へ行きます。 しかし湿っ地屋敷は無人で、雨が降ってきたので家へ帰ります。 違う日に、スケッチへ出かけた杏奈は、以前見かけた老婦人に話しかけられ「私の知ってる子に似てる。 とても良い子だった」とマーニーの絵を見て言います。 杏奈「私はもう1週間も会ってない。 忘れたから怒ってるのかな」。 老婦人「描いた絵を見てもらえる?」と屋敷の絵を杏奈に見せます。 婦人は久子(声:黒木瞳)と名乗り、湿っ地屋敷が大好きだそうです。 しかし早く描き終わらないと、屋敷の改修工事が進んで新しい住人が入ると言います。 それを聞いた杏奈は屋敷へ近づくと、2階の窓から眼鏡をかけた女の子が「あなた、マーニー?」と声をかけてきます。 彩香(さやか。 杉咲花)というその少女は屋敷の次の持ち主の娘で、杏奈をマーニーだと思い、表から屋敷に招待して、2階の自分の部屋へ案内します。 そして棚のすき間から見つけたという、マーニーの日記を杏奈に渡します。 そこにはボートに乗ったことや、ばあやを閉じ込めて叱られたことなどが書いてあります。 杏奈「マーニーは私が作り上げた空想なの。 でもこの日記は本物みたい」、彩香「でも名前が同じだから、マーニーは本当にいるのよ。 私また探してみる」と言って別れます。 杏奈は夢でマーニーと再会し、お互い「会いたかった」と言います。 マーニーは屋敷のそばから離れられないので、杏奈の部屋へは行けないと言います。 2人は森でキノコをつんだりして遊びます。 杏奈「あなたは恵まれた人。 私もあなたなら良かった。 両親とおばあちゃんは、私を残して死んだので時々許せないと思う。 今の親は私を預かることにより、役所からお金をもらってるのを発見したの」。 マーニー「私は最近、両親とほとんど会ってない」 マーニー「パパとママが帰ってきた時は、パーティーが開かれるの。 その時だけは世界で一番幸せだと思うわ」「杏奈、いつまでも友だちでいてくれる?」、杏奈「いつまでも友だちよ」、マーニー「ばあやとその双子のねえやは、悪い子はサイロに閉じ込めて、お化けに魂を抜いてもらうぞと脅して、一度前まで連れて行かれたの」 杏奈「そんなひどい話はないわ。 ばあやもねえやも雷にうたれてしまえばいいのに」、 マーニー「あなたは恵まれてるわ。 私はあなたなら良かった」と立場が逆になります。 杏奈「私はマーニーのことが一番好きだよ。 誰よりも。 なんか私たち、入れ替わったみたい」と言って笑いあいます。 そして杏奈はサイロへ行き、お化けなんか出ないことを証明しようと言い、一緒に向かいます。 彩香がマーニーの日記のつづきを発見したよ、と言いますがマーニーが先へ行くので、杏奈は後でと言ってサイロへ急ぎます。 マーニーは先にサイロへ入ったようです。 外は雨が降り出しそうです。 サイロの上階でしゃがみこむマーニーは杏奈に抱きついてきて「和彦、こわい、何か音がしたの。 こわくて死ぬかと思った」と言います。 杏奈だとわかると「私、誰にも馬鹿にされたくないの。 勇気がなくて」と言います。 その時、サイロ内で、風がつくる叫び声のようなものが聞こえます。 サイロ内に雨も降り注ぎ、おびえるマーニーを杏奈は「よくがんばったよ」と勇気づけます。 眠った杏奈は、誰かが赤ちゃんの手を取って子守唄を歌う夢を見ます。 マーニーは助けに来た和彦が連れて帰ります。 1人きりになった杏奈はサイロを出て「マーニーまで私をおいて行ってしまった」と思います。 彩香は日記で「和彦がサイロに連れて行こうとするのをやめてほしい」との書き込みを見つけて、杏奈が気になり兄とサイロへ向かい、倒れている杏奈を見つけます。 杏奈の熱は下がらず、夢を見ます。 屋敷へ行ってマーニーに会い「どうしていなくなってしまったの?」と聞きます。 マーニー「だってあなたはあの時、あそこにいなかったんですもの。 もうあなたに、さよならする時なの。 だから杏奈、許してほしいの」、 杏奈「もちろん許してあげる。 あなたが好きよ。 永久に忘れないわ」。 マーニーは最後に笑顔を見せます。 そして杏奈の熱は下がり、目を覚まします。 彩香が見つけたマーニーの日記は、50年以上は昔のものなので、さすがに棚に残ってるのはおかしいと感じます。 杏奈が赤ちゃんの時、マーニーがサイロの恐ろしい話をしてくれたことを覚えてて、それが杏奈をサイロに導いたんでしょうね。 しかし何度も道で倒れてるのはこわすぎます。 久子は子ども時代、マーニーの屋敷で一緒に遊んだそうです。 マーニーは両親にほっとかれて、家政婦たちからいじめられてたそうです。 成長すると札幌で和彦さんと結婚します。 2年後、2人の間に絵美里ちゃんが生まれて、彼女はとても幸せになるが、和彦さんが亡くなるとマーニーも体を壊して療養所に入ります。 絵美里ちゃんは、全寮制の小学校へ入れられ、マーニーのもとへ帰ってきた時には独立心のある強い女性に生まれ変わってて、自分を捨てたマーニーから家出してすぐ結婚します。 しかし絵美里と夫は交通事故で亡くなりました。 その子はマーニーが引き取り、絵美里のようなさみしい思いはさせないと決心して愛情をそそいで育てますが、マーニーは娘の絵美里が亡くなったショックも引きずって、翌年亡くなります。 杏奈と彩香は悲しい気持ちになりますが、 マーニーが2人を引き合わせてくれたのだと喜びます。 十一じいさんもマーニーのことは知ってるようです。 頼子おばさんが杏奈を迎えに来て、すっかり元気になった杏奈を見て、大岩さん夫婦にお礼を言います。 頼子は自治体から杏奈の養育手当をもらってることを、杏奈に伝えます。 そして杏奈が頼子のもとへ来た時に、ずっと握りしめてたという、 実のおばあさんの屋敷の写真を見せます。 裏には「わたしの大好きな家。 マーニー」と書いてあります。 そう、マーニーは杏奈のおばあちゃんだったんです。 杏奈は赤ちゃんの時、マーニーから子どもの頃の話を聞かされ、それが記憶に残ってて再現されたのでしょう。 杏奈は太っちょ豚の件以来会ってなかった信子にも、あやまります。 久子にもお別れを行って、 頼子を「母です」と紹介します。 そして「手紙を書きます。 素敵なお知らせがあるんです」と言います。 車の中から、湿地のボートの彩香と十一や、屋敷のマーニーにもお別れします。 ラストがあわただしいです。 しかも時間短縮のためか、 マーニーの秘密はほぼ久子の語りで、済ませるところが残念です。 せっかく日記もあるのだから、その中で見つけてもいい気がするけど、大人になってから日記に書いてるのは変かもしれませんね。 そもそも 大岩さん夫婦は全部知ってたんではないでしょうか。 今までのスタジオジブリ作品と比べると、かなり毛色が違いますが、ただの少女友達の話ではなく、ラストでは軽く意表もつかれるので、ぜひ1度は観ることをおすすめします!• 続編前作や関連映画は、も参考にしてください。 『思い出のマーニー』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞•

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【ネタバレ注意】「思い出のマーニー」の感想

思い出のマーニー ネタバレ

思い出のマーニーを見に行って来ました。 スタジオジブリの米林宏昌(よねばやしひろまさ)監督作品です。 面白かったです。 いや、面白いとはまた違う感じかも知れません。 いわゆるジブリファンタジーとは違うような感じだし、分かりやすいキャラクターが出てくる訳でもないので、すごく小さな子供たちにはちょっと難しさが残るかもとは感じました。 杏奈やマーニーと同じ、小学生の高学年ぐらいだったら多分、大丈夫だと思います。 僕は大好きです。 思い出のマーニー。 ネタバレしていますので、注意してくださいね! これから見ようと思っておられる方は、こんなブログなんかここまでにして、今すぐ劇場に行って下さい。 ほんとに。 少し泣きました。 アンナの存在を認められるかそうでないかで、かなり評価が分かれそうな気がしました。 僕は、杏奈(あんな:短い髪の子)が持ってる暗い雰囲気が大好きですので、むしろ、後半の元気になる感じに違和感がありましたが、それは好みだし、思い出のマーニーという物語上そういうものなんだろうと自身を納得させました。 ただ、何となく、元気になったけど、性格は暗いまま、というほうがよかったなと思いました。 杏奈は、信子(のぶこ:杏奈の療養先にいる同世代の女の子)にいきなり酷い事を言って、結局最後までたいしたフォローもないんですが、これが正直、自分にも思い当たる節があって、勝手にめちゃくちゃ心が痛みました。 杏奈は信子に本当に悪い事をしたと思います。 アンナの状態をうまく言えないのですが、出来るだけ自分に当てはめ言葉にしようと試みると、多分もう、めちゃくちゃなんだと思います。 クソみたいに自分勝手でめんどくさい人間なのは自分でも痛いほど分かってるんですけど、もう、ほっといてほしい。 今すぐ極度に一人になりたいというか、一生考え続けたいというか、誰にもコントロールして欲しくないというか、空気を揺らさないでほしいというか、なんというか。 アンナも同じ気持ちだったかどうか、本当の所は分かりません。 同じ頃の僕は、アンナとは違って両親もそばにいてくれたし、周りのみんなもすごく優しかったんだけど、心も頭もなんだかめちゃくちゃで。 だから、アンナもそんな感じなのかな、とかなり勝手に痛みを感じてしまいました。 つまり僕は、アンナの気持ちが分かるんじゃなくて、アンナのような子は今も現実にいるんじゃないかな、と感じたのです。 それは、過去の、あの時の、僕のことなのかもしれません。 そしてそれは、杏奈の存在と同時に、アンナの存在も認められるというか。 信子には怒鳴りに行ってくれるような家族がいつもそばにいるけど、アンナは自分にはそんな家族はいない、というようなことを、ひたすら数限りなく考え続け感じ続けてしまっているのだと思います。 それでも杏奈はいつか、信子にしたことの大きさに、失ったものの大きさに苦しむかも知れません。 杏奈はマーニー(金髪の女の子)を許しても、信子には許されないでしょう。 杏奈であろうが、アンナであろうが、あなたはあなたでしかない、のだから。 劇中、信子はアンナに「あなたはあなたでしかない」というようなことを言います。 それは、酷く僕を揺らす言葉でした。 そう、僕は、一人しかいないのです。 今も昔も、そして、これからもずっと一人です。 信子も救えるように物語を導くべきなのかもしれません。 愛が足りないと言われれば、そうなのかもしれません。 逆に、子供なんて人間なんてそんなもんだ、と言える勇気があればいいんですけど、僕にはそこまでの勇気がありません。 すべてが、僕の勝手な思い込みなのかもしれませんが、やはり、ここのアクションだけは他と違ってどうしても引っかかったので、僕の勝手な想いを書きます。 だから、これからの杏奈もとても心配ではありますが、それでも僕は、杏奈のすべてを肯定すると思います。 マーニーは、アンナのそばに、ちゃんとそこに存在していて、アンナはちゃんと、肌のぬくもりだったり、息づかいだったり、生や性を感じている。 つまり、マーニーはアンナの想像上の人物などではなく、実際に出会っている、ということかと僕は感じています。 ようするに、現実と空想が入り乱れている物語ではないと僕は思います。 いや、想像なのか空想なのか現実なのか真実なのかどうかなんて、そんなのどうでもいいんです。 僕にも思い当たる節があるんです。 原作を読んでいないため、実際どういった扱いなのか分からないのですが、思い出のマーニーは、時空(祖母)や物質(人形)を超えたところでちゃんと触れ合えたというファンタジー、という建前の超現実的なドキュメンタリー、なんじゃないかと僕は感じました。 だからなのか、結構マーニーも酷いんですよね。 酷いというか、現実的というか、アンナの想いとの差がありすぎるというか、怖い感じさえするというか。 マーニーは、アンナがどこからきて、誰なのか知っていたのかも非常に気になります。 僕は上記の理由から、知っているような気がしています。 そして、それを、つまり結果的に、アンナを、サイロでだけではなく、その後の人生をもひとりぼっちにしてしまったマーニーに、最後、アンナは「許してあげる、あなたがすきよ、マーニー」とちゃんと会って伝える。 許しの物語。 むしろ、許すために、外側に行ったと言えるのかもしれません。 杏奈は、マーニーを、両親を、信子(内側)を、そして、自分を許すために。 マーニーは、両親を、恋人を、娘を、そして、自分を許すために。 思い出のマーニーは、杏奈を救おうとする物語であると同時に、マーニーを救おうとする物語でもあるのだと僕は思います。 マーニーの杏奈に対する「あなたのことをたくさん知りたい、でも、少しずつ知りたいの」というような言葉がとても印象的だったから。 あと、アンナとマーニー以外の登場人物にいまいち奥行きが無いと感じたり、全体的に動きが少ないと感じたり、何か軸になるアイテムが欲しいと感じたり、ストーリーに流れやメリハリが欲しいと感じたり、前半部分を短縮してアンナとマーニーのみに絞って90分ぐらいでもよかったのではないかなどと感じたりしましたが、それでも、僕は「思い出のマーニー」が好きだなと思いました。 それに多分、僕も、許したかったんだと思います。 そして、何よりずっと、許してほしかったんだと思います。 でも、それはもう、無理な事だから。 なんか、めちゃくちゃですいません。 僕は、今もあんまり変わっていないのかもしれません。 エゴでも何でも、映画と一緒に自身の心の揺れを自身で強く感じてしまいました。 こんなにも、泣いてしまうとは思いませんでした。 絵的なこと、背景とか、風景とか、あと、主題歌も、音楽も、声も、すごく心に染みました。 すごく好きな感じでした。 すごく良かったです。 米林監督を始め、関係者の皆様、素敵な作品をありがとうございます。 小舟が屋敷につくところとか、サイロのシーンとか、最後の許すシーンは、僕を掴んでずっと離してくれませんでした。 僕は、杏奈が誰かに愛されているということを知ったことよりも、誰かを愛してもいいんだと知ったことのほうが、すごくすごく、うれしかった。 また、見に行きます。 アンナとマーニーに会いに行きます。 いや、彩香に会いに行きます! 彩香(さやか)は眼鏡っこ。 自分は演技をしてる側の人間です。 偶然このブログを見つけました。 自分なりに観て感じた事を書きます。 杏奈は信子に酷い事を確かに言いましたが映画の最後に杏奈が素直に謝った事で信子は許したと俺は映画を観て思いました。 今度はゴミ拾いをしてもっとお互いを知りましょう。 て意味に聴こえました。 信子の言い方は確かにぶっきらぼうな言い方でしたが、あれは信子なりの杏奈への伝え方であり、そして信子のうわべだけで無い心からの杏奈へのメッセージだと思います。 杏奈も信子も不器用で素直じゃないんだなって観ててほっこりしました。 本当に嫌いになった人ならあんな言葉は書けないと思いますしあの後どうなったかは観る人の想像に任せますて感じがやはりジブリの良い所ですね。 昨日の金曜ロードショーで初めてこの映画を観たのですが、良い映画ですね。 心の奥が温かくなり また観たくなる映画です。 誰もが持ってる心の闇の部分にこの映画はそっと明かりを照らしてくれて癒してくれる そんな感じに思えました。 自分も今まで生きてそういう部分も沢山ありますし経験もしましたので本当心が癒されました。 沢山の人に思い出のマーニーは観てもらいたいですね。 こんにちは。 思い出のマーニーを金曜ロードショーで観て、この作品について調べていたところこの感想を見つけました。 非常に共感するものがあります。 私は現高校生で、多忙な毎日を送っています。 そのなかで、杏奈が言った、内側と外側を感じます。 私は人と一緒に行動することが苦手で、杏奈に重ねてしまうものがあります。 きっと、今このような人は、私以外に沢山あります。 しかし私は、両親に愛されています。 このような性格だけど友達にも恵まれている環境にいます。 こんな私だけど、そばにいてくれる人がいます。 なんでこんな性格なのに愛してくれてるのかといつも思います。 (見せかけの愛でも私が愛と感じればそれでいいのです。 ) 友達から、私の一つの名前を呼ばれるたび、私の存在を呼ばれるたび、本当に泣きたくなります。 それは愛を感じれるから。 この作品には、ジブリの中でも、特に、愛を感じれる作品だと私は感じました。 マーニーや、杏奈は率直に愛していると伝えています。 おばさん夫婦は、杏奈を優しく見守っています。 養母は、彼女に伝わらなくとも彼女を愛しています。 それぞれがそれぞれの形で、愛を伝えています。 本当に、言葉にできない、愛に溢れた作品です。 私も、この物語が好きです。 長文失礼致しました。 金曜ロードショーを観てからの2日、僕の中の杏奈な自分 中身はおっさんです が中々消えなくて、ここに辿り着きました マーニーは杏奈が創り出した妄想だと僕は思っています 自分を外側に置いた杏奈が、自分がなりたい存在で肯定してくれる存在を求めていたのかなあと そのうち祖母の話しに引っ張られ、都合の良い存在でなくなったマーニーを許した時、杏奈自身の事も許せたのだろうと 本当は違うと思っていても、人の優しさの裏側を疑ってしまい、素直になれなかった杏奈 マーニーは辿り着けない理想の自分 結局、僕は杏奈でもマーニーでもない存在の大人になったけれど、小説や映画を観ると現れてきて、恥ずかしいやら愛おしいやら きっと、色んな人の中に、それぞれの杏奈とマーニーが居るんだろうなあ そんなこんなで、思い出のマーニー好きです 駄文乱文失礼 はじめまして。 私も金曜ロードショーで初めて見ました。 通りすがりに思わずお邪魔しちゃいます。 私も泣きっぱなしでした 風の谷より泣きました。 笑 いやでも正直ジブリだと忘れていました。 終始やわらかい綺麗な絵でしたねーそこにまずグッと。 杏奈に共感というか、そうゆうのとは少し違いますが 実はわたし杏奈くらいの歳の頃の記憶がないんです。 あまり。 大人になって自分でやっと理解したんですが たぶん子供ながら自分の記憶を消したんだなって。 だから分かります。 もう一人の自分がいつもどこかで見ているのが。 自分を許すかぁ。 ありがちな話だけどこんなふうに一本の映画として見るのは なかなかないもんで いい作品でした。 お邪魔しました。 正直 このジブリ いや ドラマをみてとっても最高でした! テスト休みで 借りてみていたよですが かるいきもちで見るものでわ ないと思いました! 自分も マーニーみたいな子と 一緒に遊んだりしたいです! 正直 非現実的ですが マーニーのこと 好きになりました! 杏奈のあの くらい感じといい なんともいえません! 自分の一番好きな場面わ 2人で ボートに乗り マーニーが あなたわ私の大事な 秘密よ と手をとりあうところが 好きです! 自分も マーニーが住んでいた お屋敷にいってみたいです! 最後にわまさか 杏奈の おばぁちゃんだったとは びっくりしました!マーニー 本当に人柄といい 声といい 大好きです! ぜひ みてください! はじめまして 私は、15年10月9日金曜ロードショー、地上波として初公開の夜に見て、虜になりました。 私も、杏奈と同様、そして杏奈以上にプリシラ・アーンさん同様、高校の頃、どん底に暗かったです。 その後、手当たり次第にいろいろな方の感想やレビューを読んで見ましたが、「これぞ、鑑賞文の鑑」と言えるレビューにようやく出会えました。 ご自分の体験に引きつけて、誰のマネでもない文章をお書きで、敬服致します。 さて、ついては2点お伺いしたいことがあって、書き込ませて頂きます。 Q1 「㊿年前」という数字は、劇中のどのセリフからわかるのでしょうか。 私はアニメを5、6回再生してみましたが、この数字に思い当たる箇所がありません。 それで、地上波版ではカットされたシーンがあるのかも、と思い、劇場でご覧になったまなべやさんにお聞きしております。 Q2 貴レビューの初め辺り「アンナ」というのは、どういうイメージに対しての命名でしょうか? まだ見ぬ原作のAnnaはそんなキャラクターかもしれない、という御推測かな、と まず思いましたが文章内容から推してそうではなさそうですね。 では、杏奈の無意識・潜在意識・意識下・超自我・等々と呼ばれるもののことか、と思いましたが、「アンナの存在を認められるかそうでないかで、かなり評価が?・・・」「(アンナは)一人になりたいというか、一生考え続けたいというか、誰にもコントロールして欲しくないというか、空気を揺らさないでほしいというか」といった記述からは、杏奈本人も意識していない、別の自分とか、精神分析学によってのみ表面化させられる何ものかをお考えでないことも明白ですね。 と三つめの推測をしましたが、それなら「杏奈の内面(もしくは、心中)」で済むことだし、第一、「 信子には怒鳴りに行ってくれるような家族がいつもそばにいるけど、アンナは自分にはそんな家族はいない、・・・」の部分は、血縁者がいないことが作品内現実とされている以上、「アンナ」でなく「杏奈」と書かれる筈だ…と考えると、内面でもなさそうです。 「アンナ」という名で表される何かを設けて論じる点こそ、貴レビューの最もユニークな部分であり、かつ、核心でもあろうかと愚考します。 お手数ですが、よろしければ、お手すきの折にでも、「杏奈」/「アンナ」の使い分けを教えて下さいませんでしょうか。 よろしくお願い申し上げます。 皆さん、ブログを読んで頂き沢山のコメントまで頂き、本当にありがとうございます。 すべてに返信できなくて申し訳ありません。 一つ一つ全部読ませて頂いています。 皆さんの様々な感想がとても興味深く胸を熱くしております。 村崎真惟さん、質問ありがとうございます。 もちろん自分の考えが正解ではありませんが、様々な感想がある中、皆さんの感想の返信に通づるものもありますし、今自分が考えている事をお答え出来れば、と思います。 自分もすべてに答えを出せている訳でない為、理詰めでなく感覚的な部分が多々あること、了承下さい。 Q1 の「50年前」の件ですが、自分にもその認識はありません。 もしかすると原作の記述に、マーニーの日記に何かそういった年代との繋がりが記されているのか、マーニー自身の年代的にそういう事と認められるのか、など何か記述があるのかも知れません。 例えば映画の中の小物の年代的にそういう風に認められるのかも知れませんが、映画の中にはっきりと50年以上前だという記述みたいな証拠は無かったと思います。 見落としていたらすみません。 Q2 の「杏奈」と「アンナ」の違いですが、様々な感想があると思いますので、あくまでも自分の認識という事で書かせて頂きます。 自分の中では、アンナは悲しみを請け負う人、杏奈は普通のフラットな杏奈という認識でした。 ちなみに、杏奈は喜びを請け負う人、ではありません。 「もう一人の自分」や「杏奈の内面」という言い方も僕は正しいと思うのですが、支配されているほうが杏奈で、支配している方がアンナです。 未来が杏奈で過去がアンナ。 親が杏奈で子がアンナ、だと僕は思ってるんですけど、ここがすごく難しくて、今の僕の考えでは、やっぱり親杏奈子アンナなんです。 何故か逆じゃ無いと感じるんです。 単なる記述の問題なのかな。 親が子(自分自身の子供の頃)に会いに行く、過去の自分に会いに行く、そういう感覚なのかも知れません。 この考えは、思い出のマーニーの物語ともリンクしていると言えるかも知れません。 杏奈とアンナ、二人は同一人物です。 そこに時間の流れがあるだけです。 いつも一人なのです。 毎日毎日悲しみを請け負っているアンナがいることを、杏奈自身が認める(許す)物語なんじゃないか、と。 マーニーがアンナに許しを乞い、行動できないアンナに変わって杏奈がそれを許します。 存在を認めて、尚且つ、いい子いい子してあげることは、同時に、普通の人物である自分(杏奈)がすべての悲しみを支えなければいけなくなる為、杏奈の今後がとても心配です。 僕が最終的に杏奈が笑顔になって少し違和感があったのは、それが、アンナではなく杏奈のもののように見えたからです。 正直、まだ早すぎると思います。 これからもアンナがそばにいることを隠す必要は無いと思います。 もしかすると内側にいる人は、アンナを全く意識していないのかも知れません。 存在を認めた後なのか、それ以前なのかは難しいところです。 人ぞれぞれなのかもしれません。 外側の人は、アンナの存在を完全に認識しており、申し訳ないと思いつついつも押し付けており、この世界は悲しみに溢れているため、自分を守りたいがためにアンナを守る時、杏奈が変わって内側の人間に強く出てしまうこともあるのだろうと思います。 それが、人間の強さの源泉、なのかも知れません。 時に、負の感情から強さが溢れる出る事もあると思います。 自分を守りたいが為の行動を非難する事は僕には出来ません。 それを、僕は肯定したいのです。 杏奈のすべてを肯定したいと思っています。 それでも、まだまだ先は長い。 まだ何もかもが始まったばかりです。 だから杏奈だろうが、アンナだろうが、あんたはあんたのようにしか見えない、と信子に言われても、そんなこと初めから分かってる、ということなんだろうけど、そういうお前こそ、自らのノブコに気がついて無いだけじゃないのか、無視するなよ、という憤りもアンナにはあったのかも知れません。 ひどい八つ当たりなのかもしれませんが笑 でもこれは、信子はすでに、自らのノブコの存在を認め許し、尚且つ守り育みながら行動しているかも知れない、とも言えると思います。 信子の強さを認めるかどうか、など様々な意見があると思います。 僕は、杏奈は信子のようにはなれないと思っています。 なぜならそれは、もう杏奈じゃないからです。 そもそも、なる必要もありません。 それこそ、杏奈はアンナを含めて、すべてが杏奈そのものなのです。 この辺りの解釈が人ぞれぞれなのも、この映画の面白いところだと感じます。 だからこそ、外側と内側のどちらが居心地が良くて優れているかなども、やっぱり人それぞれで、それが個々の感想の違いなんかにも現れているのではないか、とも感じています。 決して、外側駄目で内側万歳ではない、と僕は思っています。 その逆も然りです。 もちろんそうなんですが、自意識と言うか、認識は残酷です。 現実は残酷です。 僕も多分、僕があまり好きでは無いのかも知れません。 暗くても明るくても大好きだよ、と、そんな言葉を、僕が僕に言えたら良かったのかも知れませんね。

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思い出のマーニー(When Marnie Was There)のネタバレ解説まとめ

思い出のマーニー ネタバレ

思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:1【杏奈の性格の理由】 幼い頃に杏奈(声:高月彩良)は両親と祖母を亡くし、その葬儀の最中杏奈の引き取りで揉める親戚を見て、自分は要らない人間なんだと子供ながらに思い、また親戚が誰も引き取らなかった為に施設に入っていた所を今の両親に引き取られたが、その父も亡くなり今は母と二人暮らしをしていた。 その母(声:松嶋菜々子)が役所から児童手当を貰っている事を知り、自分の事はお金を貰えるから育ててくれているのだと勝手に思い込み、引き取ってくれた母の事も信じられずにわざと「おばさん」と呼び他人行儀に振る舞う。 子供の頃の悲しい記憶や喘息の事、母への不信感から杏奈は人を信じる事が出来ずに、誰とも深く付き合おうとせず、またそんな自分の事も許せずに嫌いであった為、表情が無く暗い少女へと育ってしまっていた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:2【喘息の療養で大岩の家へ】 母との不仲もあり医者の進めで、田舎の親戚(大岩)の家で喘息の治療の為に療養をする事になった。 小さな駅に着くと親戚の叔父さんと叔母さんが迎えに来ていた。 「もう、覚えてないよね」と言う叔母さんに「おばさんから聞いてます」と母 頼子 の事を「おばさん」と呼ぶが、叔母さんは何も聞かずに杏奈を受け入れてくれた。 叔母さんは杏奈の母である頼子から全てを聞いており、親子関係が上手く行っていない事も分かっていた。 家に行くまでに丘の上にある棟を見て気になり聞いてみると、それはサイロという動物の飼料などを貯蓄する建物である事が分かったが、また今ではもう使ってないとの事だった。 大岩の家に着き荷物をバッグから出すと、何枚かのハガキと「何か変わった事が在ったら手紙を下さい」と書かれた頼子からの手紙が入っていた。 「頼子は心配性だから書いてやりなさい」と言う叔母さんに言われ、仕方なく当たり障りの無い文章をハガキに書いた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:3【海の向こうの屋敷】 ハガキをポストに入れる為に郵便局へとやって来た杏奈は、地元の人が近づいて来るのを見て逃げる様にその場を離れた。 足を滑らせ丘を転げ落ちると浜辺へと出た、そこで一軒の屋敷を見つけると何故か知っている屋敷の様な気がして気になる。 潮が引いていたので歩いて屋敷まで行く事が出来た。 屋敷の周りを見て回るが草は生え荒れ果て、家の中も何も無く誰も住んでいる様子は無かった。 2階の窓が気になり見上げると、そのまま眠ってしまった。 目を覚ますと浅瀬だった海に潮が満ちて帰る事が出来なくなり途方に暮れていると、無口で無愛想な十一が手漕ぎボートでやって来て杏奈を乗せてくれる。 そのボートに乗りながら屋敷の方を振り返ると、一瞬明かりが点いた様な気がしたがすぐに消えてしまった。 家に帰り屋敷の話をすると、昔は外国人が別荘として使用していたらしく、もうずっと空き家で誰も住んで居ない事を教えてくれた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:4【祭りの夜】 叔母さんの紹介で近所の家の「のぶ子」達と、いやいや祭りに行かされることになった杏奈はそこで願いを書くようにと短冊を渡される。 「毎日が普通に過ごせます様に」と杏奈の書いた短冊を見て、のぶ子が「普通ってなに」と騒ぎ立てる。 また杏奈の目を見て「よく見ると外国人みたいで綺麗」と皆を呼び寄せる。 その無神経さに腹を立てた杏奈は「黙れ、太っちょブタ」と感情のままに叫んでしまう。 我に返った杏奈はその場から走って逃げ出してしまった。 海までやって来ると、鳴きながらこんな自分の事が「大っ嫌い」と大声で叫んだ。 家に帰ろうとすると、一隻のボートがある事に気づき、対岸にある屋敷を目指して漕ぎ始めた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:5【マーニーとの出会い】 途中でオールが動かなくなり屋敷の船着き場に正面から追突する寸前に、中から金髪の少女が出てきて「ロープを投げて」と言った。 杏奈が急いでロープを投げると、船が正面からぶつからない様に上手く誘導してくれた。 その子は杏奈の夢に出てきた、2階の窓辺でおばあさんに髪を梳かれていた少女であった。 空き家のはずの屋敷には電気が点いており、中からマーニーの母が出て来た為、木の陰に隠れた。 すると少女が杏奈の為にボートを置いておいたと言い、またこの事は誰にも言わないで二人の秘密にしようと言う。 次の日も海へ行くと少女がボートで迎えに来ていて、これからピクニックをしようと杏奈をボートに乗せた。 杏奈が「名前を知らない」と言うと少女は「知っているかと思った、マーニーよ」と名乗った。 二人は小さな小屋の前に辿り着くと、「杏奈の事をもっと知りたい、でも少しずつ知りたいから一晩に3つずつ質問をし合おう」と提案する。 お互いに3つずつ質問をし合ったが、最後の質問でマーニー(声:有村架純)と杏奈は不思議な体験をする。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:6【屋敷のパーティー】 質問も終わり帰ろうとすると、突然マーニーが自分の家のパーティーに杏奈を誘った。 無理だと答える杏奈に「面白いアイデアがある」と言うと、杏奈の髪に自分の髪に刺さっていた花の飾りを付けた。 屋敷では盛大なパーティーが開かれており、大勢の人々が集まっていた。 外で待っていたアンなの元へ、ピンクのドレスに着替えたマーニーがやって来て、ばあやのショールを杏奈に被せると屋敷の中へと招き入れた。 ばあやに見つかり「その人は誰ですか?私のショールを着けて」と怒って追いかけてくる。 二階のマーニーの部屋へとやって来た二人は、ばあやに布団を被せその隙に逃げ出す、落ちていた部屋の鍵を見つけばあやを部屋へと閉じ込めた。 マーニーの父が「可愛い花売り娘が来ています」と杏奈の事を紹介した、すると拍手が沸き起こりマーニーの母が「その花を貰えるかしら」と言うと「誰か花代を払ってくれないかしら」と皆に言った。 すると客人達が杏奈の周りに集まりお金を大量のお金を出す。 その輪の中から逃げ出し暖炉の前に居ると、人混みの奥にマーニーが差出した手を一人の男性がキスをしダンスを踊る様子が見えた。 杏奈は渡されたお酒を飲んで気を失ってしまった、気が付くとテラスで寝かされていて、そこへマーニーがやって来た。 杏奈は少し怒った様子で「一緒に踊っていたのは誰?」と聞くと、「和彦?幼馴染よ」と言った。 不機嫌な杏奈をマーニーがエスコートし踊り始めるが、ダンスに慣れていない杏奈はよろめいてしまう。 笑い出すマーニーにつられ杏奈も笑い出す、心から笑う杏奈を抱きしめると「また私を見つけてね」と意味深な事を言うのだ。 一台の車が郵便局の前で倒れている杏奈を見つけ、大岩の家まで送り届けてくれた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:7【おばさんの事】 朝目を覚ますと杏奈は元気に朝食を食べ、失くした片一方の靴を探しに行くと浜辺の木の上に靴が置いてあり、マーニーの仕業だと思い屋敷に行ってみるが、屋敷は蛻の殻だった。 帰って来た杏奈は叔母さんと収穫したトマトを器用に包丁で切っていると、叔母さんが頼子の話を始める。 「あなたの所に行けると分かった時は、それは喜んで会えなかった5年を埋めるんだって言ってた。 杏奈ちゃんが包丁を上手に使えるのはそのせいね」と叔母さんが言った。 心配性の頼子は事ある事に大岩の家に電話をしてきては、メソメソ泣いていたという事も教えてくれた。 そして頼子から杏奈の写真が沢山送られてきてるから、見せてあげると言うが杏奈は浮かない顔をする。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:8【会えない日々】 写真を見ながら寝てしまった杏奈は、目を覚ますと胸に抱いていたスケッチブックに描かれた少女を見て「マーニー?」と口に出して言った。 すると頭の中で「私の事、探してね」と言ったマーニーの言葉が頭に浮かび、ハッと時計を見ると5時を過ぎていた。 急いで海へと行くと潮が満ちていて、マーニーの姿は何処にもなかった。 マーニーの事を忘れるなんてと落ち込む杏奈は、ボートを漕いで屋敷に行ってみるがやはり屋敷は蛻の殻だった。 それから1週間もの間マーニーに会えないでいた杏奈は、丘の上で屋敷の方を見ながら絵を描いていた。 此処へ来て2日目にこの丘で絵を描いていた女性が、「此処いいかしら?」と隣へやって来た。 杏奈の絵を見て「その子、私の知っている子に似ている、とてもいい子だった」とマーニーの似顔絵を見て言った。 杏奈が「そう良い子、でも1週間も会ってない。 私が忘れたから怒っているのかな」と言うと、女性は「ちゃんと話せば、友達なら大丈夫」と励ましてくれた。 女性が「ちょっと見て貰える」と、自分の書いている絵を杏奈に見せる。 そこにはマーニーの屋敷が描かれており「あの屋敷の事が好きなの、でも早く描き上げないと人が入るみたいよ、改修工事も進んでる」と女性が言った。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:9【家の工事と少女との出会い】 驚いた杏奈はマーニーの屋敷に行ってみると、確かに工事の人が来ていて修理が進んでいた。 杏奈が2階の窓を見上げると、眼鏡をかけた知らない少女が窓を開けたので慌ててその場を立ち去ろうとする杏奈に、少女が「あなたマーニー?」と尋ねる。 杏奈は驚いた様子で少女の方を振り返る、少女は屋敷の表側に案内してくれ玄関から中へと入れてくれた。 中に入ると修理はまだ進んでおらず、杏奈が見たままの姿をとどめていた。 少女が自分の部屋だと通してくれたのは、マーニーの部屋だった。 すると少女が杏奈に「前はあなたの部屋だったんでしょ?あなたいつもあそこから、私の部屋を見ているじゃない」と杏奈を窓際まで連れて行くのだ。 杏奈は「この屋敷が好きなだけ」と、とっさに嘘をつくと「嘘、さっきマーニーって呼んだらあなた驚いたじゃない」と、少女に確信を着かれてしまった。 観念した杏奈は「どうしてマーニーを知っているの」と聞き返すと、少女は引き出しから一冊の日記を出してきて杏奈に渡す。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:10【マーニーの日記】 その日記はマーニーの物で、日記には杏奈と過ごした日々の事が書かれていたが、「杏奈」という名前は何処にも書かれていなかったのだ。 そして最後に書かれた日記には「夕べのパーティーの事で、ばあやが怒り部屋に閉じ込められてしまったから、しばらくはボート乗りは出来ない」と記されていた。 日記はそこまで書かれて、その後のページはまるで誰かに破られたように無くなっていた。 杏奈の事をまだマーニーだと疑って止まない少女に杏奈は、「マーニーは私が作り上げた空想の中の女の子、でもこれはマーニーの日記だわ、まるで本当にここに住んで居たみたい」と杏奈ですら現実とも空想ともつかないといった感じがしていた。 それを聞いて少女はガッカリする、何故ならマーニーが日記を取りにやって来たのだと思っていたからである。 すると杏奈は自分は札幌から療養の為に此処へやって来た事を説明すると、少女は自分は東京から引っ越しして来た「彩香」だと名乗った。 納得のいかない彩香は杏奈に「空想の世界の女の子と日記の女の子の名前が一緒なのはどうして?きっと、マーニーは居るのよ。 探してみる」と言った。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:11【夢の中のマーニー】 その夜、夢の中にマーニーが出てきて杏奈が描いていたマーニーの似顔絵を見て、「自分の絵を描いてもらったのは初めて」と喜ぶ。 杏奈は突然現れたマーニーを、やっと会えたと抱きしめる。 杏奈がマーニーに「今度は私の部屋に来て」と手を取るが、マーニーは屋敷からは離れられないと言う。 すると杏奈はマーニーの好きな所へ行くと言い、マーニーの後へと着いて行った。 キノコ狩りを楽しむマーニーは自分の家族の事を楽し気に話し出す、そんなマーニーを見て「あなたは恵まれた人、あなたなら良かった」と自分の家庭環境を僻む様に杏奈が言った。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:12【杏奈の気持ち】 「私、貰われっ子なの」と、杏奈は自分の事を話し始めた。 本当の両親は子供の時に事故で亡くなった事や育ててくれた祖母も亡くなった事を話した。 「わざと死んだんじゃないって分かってるけど、許せないの私を一人ぼっちにした事」と涙を流しながら怒って言った。 そんな杏奈を見て「あなたは幸せだと思う。 貰い子でもその時引き取ってくれた両親こそ本当に親切な人なんじゃない」と言うマーニーに自分が傷ついた原因でもある事を話しだすのだ。 それは引き取ってくれた両親が、役所から自分を育てる為にお金を貰っていた事を知ってしまったと言う事だった。 「あの人達は私のおかげでお金を貰っている。 その事を隠していつも私にバレるんじゃないかと心配そうな顔をしている」と言うと「こんな事を気にしている自分が嫌いだし、誰も信じられない」と自分を責める。 そんな杏奈にマーニーは「お金を貰っている事と、あなたを思っている気持ちは別よ」と慰める言葉を掛けるが、今まで傷ついてきた分マーニーの話に聞く耳を持とうとはしなかった。 頑なな杏奈を抱きしめ「泣いていいのよ」とマーニーは優しく言うと「あなたを愛しているわ、今までのどんな子よりもあなたが好き」と愛おしむ様に言った。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:13【マーニーの話】 今度はマーニーの事を聞かせてと言うと「パパとキノコ狩りをしたはずっと昔の話、ママは大抵は旅行をしている」と言うとマーニーは崖から一歩歩み出し落ちて行った。 慌てて杏奈が駆け寄るとマーニーは崖下の浅瀬を歩いていた。 そして父は仕事で年に2回しか帰って来ない事や、普段屋敷に居るのはばあやと双子の家政婦のねいや達と自分だけだという事、両親が帰って来た時は盛大にパーティーを開き沢山の人が集まり、新しいドレスを着て踊るのその時だけは自分は世界一恵まれた子だと思ったと少し淋しげに言った。 そしてお手伝いのばあやや、ねいや達にされていた仕打ちを話す。 ねいや達にサイロに連れて行かれた酷い話を聞く、本気で怒る杏奈であった。 まさか幸せそうなマーニーがそんな目に合っているとは思わなかった杏奈に、マーニーは「私はあなたなら良かった」と言い今度は立場が逆になってしまった。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:14【サイロに行く】 サイロの話を聞き怖い所ではない事を証明しようと、杏奈はマーニーを連れてサイロに行く事にした。 マーニーが誰だって構わない、杏奈はただマーニーを苦しみから助けたいという一心だった。 しかしマーニーの事を心配する杏奈「あなたと一緒なら大丈夫、和彦」と「和彦」の名前を口にする。 それを聞いて杏奈は足を止めるが、マーニーは先に登っていってしまうのだ。 そこへ彩香が通りかかり、杏奈に「日記の切れ端を見つけたの」と言うが、先に登って行ってしまったマーニーが気になり、「また今度」と彩香に告げ杏奈は坂を上り始める、彩香はがっかりして「大発見なのにな」とボソッと言った。 サイロに着くと扉が開いており、中へと入りマーニーを探すと上の方に居るマーニーを見つけた。 マーニーは見た事のないコートを羽織り、隅っこで蹲っていた。 杏奈が近づくと「和彦」と言って杏奈にしがみついてきた、「しっかりして、杏奈よ」とマーニーの目を見て伝えると、マーニーは瘴気に戻り杏奈の事を思い出す。 コートを掛け直すと二人は眠ってしまった。 夢の中で杏奈はマーニーが迎えに来た和彦と、サイロから出て行く様子を見ていた。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:15【消えたマーニー】 杏奈が目を覚ますとマーニーは本当に居なくなっていた、マーニーを探しにサイロから飛び出すと雨の中を走り出した。 杏奈は置いて行かれた事に「あなたまでも、私を置いて行ってしまった」と自分が子供の頃に一人ぼっちにされた事と重ねる様に言いながらも走り続けたが、木の根に足を取られ転んでしまうとそのまま動けなくなった。 その頃彩香は家でマーニーの日記の切れ端を呼んでいた、和彦の事やサイロの事が書いてあり、サイロに向かって歩いていた杏奈の事が心配になり、兄を連れサイロへと向かったのだ。 そこで雨に打たれて倒れている杏奈を見つけると、急いで大岩の家まで運んだ。 杏奈は高熱を出しうなされていた、夢の中で杏奈は「私に黙って帰るなんて酷い、絶対に許せない」と怒りながら屋敷に向かい歩いていた。 屋敷の前まで来ると2階の窓にマーニーが居て、開かない窓を壊し杏奈に向かって「私の大好きな杏奈」と叫んだ。 しかし杏奈は「どうして私を裏切って置いて行ったの」と言うと、マーニーは「仕方なかった、あなたはあの時あそこには居なかった」と言った。 どう言う事か訳が分からない杏奈に、「私はここから居なくならなければ行けない、あなたにサヨナラしなければいけない、だから杏奈私を許すと言って」と言う。 杏奈は全てを悟った様に「もちろん許す、あなたが好きよ、永遠に忘れない」と言うと、マーニーは微笑みながら消えていった。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:16【久子の話】 サイロの事をまったく覚えていない杏奈に、彩香は日記の切れ端と一緒に見つけたという絵を見せてくれた。 絵の裏には「to Marnie from Hisako」と文字が書かれていた、久子(声:黒木瞳)とは丘の上で屋敷の絵を描いていた女性だった。 久子の元へ行き日記を見せマーニーの事を教えて欲しいと頼むと、「辛い話になるわよ」と久子が言ったが、構わず杏奈は話を聞く事にした。 「もう随分昔の事二人共まだ小さかった、よくあの屋敷に遊びに行ったわ」と遠い目をしてゆっくりと話し出した。 マーニーがパーティーの事や、両親の事をいつも自慢げに話していた事や、実際は放ったらかしにされていた事、またお手伝いさん達に苛められていた事を話した。 その後は札幌に移り住んで幼馴染の和彦と結婚し2年後に絵美里という女の子が生まれた事で、ようやく暖かい家庭を手に入れマーニーは幸せそうだったらしいが、和彦が病気で亡くなり何年かしマーニーも和彦が亡くなったショックで体を壊しサナトリウムに入った事を教えてくれた。 彩香が「絵美里ちゃんは、どうなったの?」と聞くと「預ける人が居なくて小学校に上がると時全寮制の学校に入れさせられ、14歳になり戻って来た時には別人の様にわがままで独立心が強くなっていたそうよ」と言った。 病気だったとはいえ自分を遠くにやったマーニーの事を恨んでいた事、打解ける間も無くお腹に赤ちゃんが居た絵美里は家を出て男の人の元へ行ってしまった事、その後絵美里夫妻は自動車事故に遭い残された子供はマーニーが引き取った事、マーニーは絵美里が残してくれた子にだけは寂しい思いをさせまいと一生懸命育てていた事、しかし絵美里が亡くなったショックもあり、次の年マーニーも病気で亡くなった事、それは今からもう10年前の事だと話してくれた。 「マーニーはあの家が好きだった。 彼女は寂しかったけれど前を見つめ笑顔で懸命に生きようとしていた。 あなたもマーニーに会ったのね」と久子は杏奈に言った。 思い出のマーニー:ネタバレあらすじ:17【全ての謎が解ける】 頼子は杏奈が居ない間、古いアルバムから一枚の懐かしい写真を見つけていた。 それは杏奈が頼子の家に来た時に、握りしめていた写真で施設の人が「杏奈のおばあ様の物」だと言っていたと教えてくれた。 写真を見て杏奈は驚く、それは白黒で撮られたあの屋敷の写真だったからだ。 写真の裏を見てもっと驚く、そこには「私の大好きな家 マーニー」と書かれていたからだ。 杏奈はマーニーの実の孫だった。 杏奈がいつもつけているブルーの髪留めは、祖母であるマーニーが自分に付けてくれた物だった。 マーニーは自分の話やいろんな事を乗り越えて来た、「だから杏奈も」と言ってつけてくれた髪飾りだった。 思い出のマーニー:結末【母との和解】 すっかり元気に明るくなった杏奈に、少し躊躇いながら毎月自治体からお金を貰っていた事を話した。 杏奈にこの事を話すか話すまいか迷っていた事を告げると「どうであれ、杏奈を思う気持ちは変わらない」と頼子が言った。 杏奈は「知ってた」と言うと、頼子が自分の口から話してくれた事が嬉しいと素直に気持ちを打ち明けた。 帰る前に久子の元を訪ねると、晴れやかな表情の杏奈に「何だかとってもいい事が合ったみたいね」と言った。 隣に来た頼子が久子にお辞儀すると、「母です」と杏奈は今まで「おばさん」とよそよそしく呼んでいた頼子を紹介した。 頼子は驚きながらも嬉しくて涙が溢れる。 久子に「手紙書きます、素敵なお知らせがあるので」と約束する。 車に乗り駅へと向かう杏奈を、ボートから見送る彩香と十一、杏奈も元気に手を振る。 その向こうにマーニーの屋敷が見え、素敵な体験をした夏休みを見送る様にいつまでも眺めていた。 以上、映画 思い出のマーニーのあらすじと結末でした。 思い出のマーニー:声優 杏奈の声:高月彩良、マーニーの声:有村架純、佐々木頼子の声:松嶋菜々子、大岩清正の声:寺島進、大岩セツの声:根岸季衣、老婦人(晩年のマーニー)の声:森山良子、ばあやの声:吉行和子、久子の声:黒木瞳、彩香の声:杉咲花、山下医師の声:大泉洋、十一の声:安田顕 思い出のマーニー:レビュー・感想 「借りぐらしのアリエッティ」でデビューした米林宏昌監督による第二作。 前作では脚本に宮崎駿が携わっていたが、今回「思い出のマーニー」は米林本人が脚本に参画しており、「宮崎・高畑」が全くかかわらない初めてのジブリ作品というフレコミである。 喘息の療養のため、海辺の小村でひと夏を暮らすこととなった杏奈は、入り江の向こう側の奥深くに、どこか懐かしい謎めいた洋館があるのを見つける。 そこには、マーニーと名乗る金髪の少女が暮らしていた。 孤独な心を抱えた二人の少女による、現実とも幻想ともつかない不思議な交流が始まる。 「思い出のマーニー」の原作は同名のイギリスの児童文学の古典で、岩波少年文庫に収録されている。 ジブリの仕掛人・鈴木敏夫から、「思い出のマーニー」の映画化を勧められたとき、米林は、原作を文学作品として感動したものの、映画にするのは難しそうと感じたという。 アニメーションとして描くには、会話と、その微妙な変化で進む物語を描くことが困難なのだ。 こっそり洋館を訪れた杏奈が、初めてマーニーと向き合い、言葉を交わした夜、入り江が満潮になって帰れなくなった杏奈を、マーニーは手漕ぎボートで村まで送り届ける。 やさしく包み込むように静かな海面を進む小さなボート。 月の光に浮かび上がった二人の少女の妖しく、かつ美しいこと。 と、ここまで書いて、おそらくは原作そのままであろう舞台のしつらえが、あからさまなまでに「女性的」であることに気付く。 マーニーの洋館が「湿っ地屋敷」と名付けられているのだから、なおさらだ。 そして、物語の後半、二人の少女が秘密の交流を続けた湿地帯の入江を離れ、マーニーのトラウマとなっていた丘の上のサイロを勇気を出して訪れたとなると、もはやサイロは屹立する男性器の象徴としか見えなくなってしまう。 サイロを訪れた少女たちに、天は突然に表情を変え、激しい雨を浴びせかけたのも象徴的だ。 かくして、杏奈は、秘密の存在であった「大好きなマーニー」を失う。 もしくは、マーニーを思い出の中に返していくことで他者(あるいは、異性)とも暮らしていくことができるようになった自分を見つける。 もう、杏奈は、都会でも暮らすことができるようになっているはずだ。 などという飛び道具な感想になってしまったのは、パンフレットに寄せられた三浦しをんの<「いま」を生きるすべてのひとに>があまりにも的確すぎて、それ以上付け加える言葉が見いだせなくなくったのだ。 最後に、三浦しをんの一文を引用して締めくくりたい。 映画「思い出のマーニー」は、「大人を慰撫し、郷愁へ誘う作品」では断じてなく「子どもと、かつて子どもだったすべてのひとに、「きみは一人じゃないよ」と囁きかける作品」ではないかと思う。

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