あっ次の仕事はバケモノ退治です 考察。 あの頃のオカ板の思い出

『弱いヒーロー』漫画のネタバレ感想|弱い少年が頭脳で勝つ冷酷非道なケンカバトル!

あっ次の仕事はバケモノ退治です 考察

「」、「」のカタカナ表記。 『 』に登場する敵キャラクター。 本項で解説する。 概要 物語の舞台であるに現われる、 とはまた異なる正体不明の新たなる敵。 神浜市のうわさを調査しているによって命名された。 に似た空間を自身の周りに展開し、のようなものを引き連れているなど魔女との共通点も多いが、結界の内側に 「アラもう聞イた?誰から聞イた?」とびっしりと書かれている、異空間を創るのではなく現実空間に直接展開する等違いも多く、 そして最大の違いが倒してもを落とさない事。 つまりたち以外の魔法少女にとっては戦うだけ損。 神浜市に存在する特定の「うわさ」(都市伝説のようなもの)に固執し、それが現実になるような行動をし、結果として人間に害を及ぼす。 うわさと異なる行動をしたり、うわさの内容から外れようとする者に対しては容赦せず、 怒りすら見せて襲い掛かる。 やの例を見るに、神浜市には噂話に尾ひれが付いて広まりやすい風土があるようだ。 やちよによると、無条件で出現するうわさ 例:ミザリーウォーター 、特定の行動で出現するうわさ 例:絶交ルール 、特定の場所に出現するうわさ 例:口寄せ神社 の三つの分類に分かれているとのこと。 自身の司るうわさに関係する感情や概念に対して耐性を持ち、 それを心に抱いている者が少しでもダメージを与えることは不可能。 反対に、それと対になるものを持っている者の攻撃は致命傷になりうる。 魔法少女の集団 「」は、このウワサを守護している。 アニメ版では、3話時点までは「絶交階段の 噂を現実にする 鎖の魔女」として絶交階段のウワサが認識されていたが、ウワサ戦後に グリーフシードを落とさない等の不審な点から魔女ではないと疑われ始める。 説明文も 一期時点では 変更されており、さらに やまでに止まらずさえ大きく変更されたものもある。 一覧 ウワサの解説文は共通して韻を踏んだコミカルな世間話調の文体になっている。 また、よく見るとどのウワサにもデザインのどこかにが取り入れられている。 主人公『』&その妹『』は名前が(韻を踏んだ文字の集まり)に含まれているが……? ウワサさん : 神浜市のいたるところに出没する、うわさを人々に吹聴して回る 「使い魔のようななにか」。 一般人(魔法少女ではない者)には 普通の人間に見え、その際には自分の友達と認識されていることもある。 ウワサさんがその場を立ち去ると、一般人は誰とウワサについて話していたかの記憶がなくなってしまう(本物の友人とすでに聞いたウワサについて改めて話していた一般人はお互いに「相手から聞いた」と認識していた)。 当初は正式名称が不明だったが2018年4月28日〜5月8日に東京有楽町マルイにて行われたシャフト原画展のマギアレコードの変身アニメ原画・資料展示イベントにて「ウワサさん」と書かれており後に本編でもその名称で呼ばれていた。 アニメ版では ウワサをウワサと認識しないと魔法少女でも正体を見破れないことが示唆されている。 当初は「不特定多数の 一般人」による噂という形で放映されていたが(声の出演は伊野尾理枝、木下瑞穂、三俣遥河、今村博)6話でいろはたちに認識されてようやくゲームと同じ声になった。 いろは達はの生徒にうわさを吹聴するウワサさんを目撃して、後を付けて行くが……。 ちなみに初登場自体は4話。 13話では のとして登場。 一般人には運転手に見えるのだろうが、 外見では手がないのにどうやって運転しているのだろうか。 うわさが作られた経緯が判明するの魔法少女ストーリーでもこの口上が述べられている。 結界自体やマチビト馬のウワサの外見がアプリ版と著しく異なっている。 アプリ版の面影はあるものの 性質が別物と化している。 名前がに焦点を置いたものへと変更された他、 の異色さがさらに強調された。 一期時点では唯一ウワサの解説が変更されていない。 うわさが作られた経緯が判明するの魔法少女ストーリーでもこの口上が述べられている。 ) 名前 属性 耐性 弱点 水 、闇 受信ペンダントのうわさ アラもう聞いた?誰から聞いた? 受信ペンダントのそのウワサ 自身がないとき、怖いとき 何も考えたくないとき、悲しいとき そんなときは、これヒトツ! 付けたら心も頭のパーッとマッシロ どんな感情もなくなっちゃう だけど使うときは気をつけて! マギウスに言われたことはなんでも聞いちゃう受信機になっちゃうって マギウスの翼の間ではもっぱらのウワサ ナンデモイッテー! 名前 属性 耐性 弱点 木 神浜聖女のうわさ アラもう聞いた?誰から聞いた? 神浜聖女のそのウワサ シャイニーなセイントが神浜に、天の光と共に大降臨!! ハートが傷ついた少女は、救いの手を差し伸べられただけで、もーメロメロ 解放に導く聖女様に取り込まれて、手になり足になり頑張っちゃうって の間ではもっぱらのウワサ スクイタマヘー! (本編では説明されないがアーカイブの魔女・使い魔・ウワサ図鑑にて確認できる) 名前 属性 耐性 弱点 木 万年桜のうわさ みんなで走り回れるようにって 草原が広がっていて みんなでお花見ができるようにって 大きな桜の木がある そこでいつか 入院していた3人の女の子たちが 元気になって退院してきて いつもお見舞いに来ていた 一人の女の子と再会するの すると大きな桜の木は 4人の再会を祝福するように 満開の花を咲かせる (第8章50話(いろは・さな編3話)・いろはのセリフより。 ウワサさんによる口上は不明) 名前 属性 耐性 弱点 不明??? のうわさ 名前 属性 耐性 弱点 光 闇 ALL 作中、何のうわさを実現しようとしているか語られず。 入れ替わり通りのうわさ アラもう聞いた?誰から聞いた? 入れ替わり通りのそのウワサ どこまでも長く続く一本道で あの子とあの子が出会ったとか! 目と目が会ったらコンニチハ! そしてそのままサヨウナラ! 今日からは、あの子があの子で あの子があの子になっちゃったみたい! 入れ替わったら偽物が本物になるって 神浜市の少女の間ではもっぱらのウワサ フーアーユー? (『〜〜』第8章 Scene 08 より) (この時はやちよもウワサについて調べたばかりの頃なのでかなり初期のウワサと思われる) 名前 属性 耐性 弱点 心の迷い? 自我をはっきりと持つこと? FM神浜のウワサ アラもう聞いた?誰から聞いた? FM神浜のそのウワサ 神浜暮らしに潤いくれる ポップチューンと楽しいおしゃべり 朝の目覚めに、仕事のお供に、ワクワクの深夜に いつでもそばにいてくれるけど ラジオを切ろうとすると フルボルデージで全身ビリビリ! うねる電波は次元を越えて 遠いご近所まで届いちゃうって 神浜市のリスナーの間ではもっぱらのウワサ ステイチューン! (より) のウワサだが アニメでもチョイ役で登場する。 名前 属性 耐性 弱点 ? PUキャラ補正、 毛皮神のウワサ ハッピースタンプのウワサ (『』より) 毛皮神のウワサはの特徴を形作り、ハッピースタンプのウワサは劇中起こる(いい方向への)トラブルを引き起こす。 名前 属性 耐性 弱点 知古辣屋零号店のウワサ アラもう聞いた?ダレから聞いた? 知古辣屋零号店のそのウワサ ひっそり佇むその店はカカオマスを売ってる問屋サン! 含まれてるのは可能性で仕入先はオンナノコ! 知らない間にコッソリ盗んで店頭に並べて売っちゃうよ! ダカラみんな気をツケテ! バレンタイン前にはキヲツケテ! 盗られた可能性を売られた子はずーっと悪いバレンタインしか過ごせないって女の子たちの間ではもっぱらのウワサ イヤモウサイテー! 『』より。 ウワサの大元と思われるおばさんが少女達のバレンタインの可能性を過去未来関係なく奪い、販売することで可能性を売られた少女の今後のバレンタインを不幸なものにする。 最終的に事情を知ったいろは、やちよによって全ての可能性を奪い返された。 星屑タイムビューワのうわさ アラもう聞いた?ダレから聞いた? 星屑タイムビューワのそのウワサ 夢か希望か行く末か 誰もが秘めた気になるミライ! メッセージをまとめてお願いすれば どんな姿も届けチャウ! だけど信じちゃダメダメよ これはアクマで見るミライ! 自分の意思でも誰かの意思でも変わるかもしれないって 中央区のオンナノコの間ではもっぱらのウワサ! モーミターイ 『』より。 自分の未来を見ることができる。 既にねむが消したが、今までのウワサを記録しているが再現した。 アラもう聞いた?ダレから聞いた? キリサキさんのそのウワサ 路地裏フラフラ彷徨い込めば 響くはスズノネ リンリンリン 無くしたモノを響かせて スズノネ リンリン リンリン スズノネ どこどこどこなの? 見つからなーい お名前教えてくださいな ホントにホント? その名前 正しくなければ ズッタズタ! ズタズタ切り裂き 記憶のちぐはぐ ズッタズタ! ダメダメダメダメ もっとダメ! 答えられないのは もっとダメ! それならアナタはキリサキさん! ようこそ 無名の無くし人! 無名のアナタはキリサキさん! 無くした名前はすぐそこにあるって 廃墟の迷子たちの間ではもっぱらのウワサ! ワタシダレー? 『』より。 自分の名前を探しており、間違った名前を言った者を取り込む。 風の伝道師のウワサ 姿やウワサさんによる口上は不明。 アリナ・グレイとの戦いの際、柊ねむが命と引き換えに、世間に魔法少女の事を広めるために作ったウワサ。 に憑いており、彼女から「リィちゃん」と呼ばれている。 レアリティースターのウワサ 『』より。 によって管理された、教会に擬態したウワサ。 レアリティーアップを求めた魔法少女をプライズボックスにご案内する、らしい。 バトルで登場する姿は、頂上の装飾が星に変わっている他は完全に 絶交階段のウワサの流用。 詳細不明 いずれも第7章でいろは、やちよに退治された。 覗き見城下町のうわさ 城下町をぐるって見て回ったあとに自分の足の間から町を覗いてみると古い町並みを見る事ができるといううわさ ただ、見すぎると向こうの住人にされてしまう クビナシ珍走団のうわさ 人が見ていない隙に暴走行為を繰り返すうわさ 音が聞こえるのに何も見当たらない場合は彼らのせいであることが多く 見つけてしまうと珍走団に加えられてしまう パズルタイルロックのうわさ 地面の模様とあべこべになったマンホール その模様を全て揃えると神浜市役所の隠された金庫に繋がる道が現れる 中には色んな罠があるらしい おしゃれモンスターのうわさ 目一杯着飾った自信がある女の子のところに現れる 気がつくと路地裏に連れて行かれてしまい 相手の方がオシャレだと認めないと服を剥がれる CVについて 配信開始当初はボイスで喋るシーンがなかったが、に開催された『f4ファンフェスティバル』にて、メインストーリーの順次フルボイス化発表と共に「ウワサさん」の担当声優が加藤英美里であることが判明した。 (同時に小さいキュゥべえの声優も加藤英美里と判明した) イベントで流された音声は声優に詳しいプレイヤーならだれが喋っているかわかるような音声だったが実際に実装された際は事前情報を知らないと声優がわからないくらい声に大幅な加工がされていて(テレビで流れるプライバシー保護の音声を意図的に音声開始タイミングをずらして数タイプ纏めて流しているような感じ)より不気味になっている。 関連タグ ……魔女とは異なる魔法少女の敵つながり。 ……マギアレコードで新たに登場する魔女とは異なる魔法少女の敵繋がり ……噂が現実になるつながり。 ……に慣れてくると何れはシナリオそっちのけでこうなってしまう。 実際マギアレポートでもウワサ素材収集がネタにされている。 ウワサの目的 メインストーリー第7章にてマギウスの構成員をおびき出す目的でいろはとやちよに害のないものも含めて大量に駆逐される。 そして、創造主がであり、 を孵化させるのに必要な感情エネルギーを集める装置として作られたことが判明した。 説明があった直後、エネルギーが目標値近くまで達したため、ねむによってすべて消される。 キレーションランドのうわさの時のみウワサが倒された後にいつもの口上を喋っておりに「そのウワサは倒されたからもういいよ」的なことを言われていたため広める対象のウワサが消えてもすぐに自動的にウワサさんがウワサを広めるのを停止するというわけではないようだ。 ねむにとってウワサとは彼女が 文字通り命を削って作った創作物であり、制作コストが高すぎる分想像力の産物ゆえに作者のセンスに左右される部分こそあるが はっきり言って内容はなんでもあり。 終盤では拠点防衛等組織のシステムに直接組み込まれたウワサも多数登場した。 うわさの真相 上記のウワサの目的だが、これは「神浜のうわさ」をマギウスの目的の為に"流用"したに過ぎない。 「神浜のうわさ」とは元々、うい・灯花・ねむが入院時に、退院後に神浜の街を探検する為の道標として、度々見舞いに来ていたいろはと共に創ったモノだったのである。 その中身は既存の噂とうい達による創作が混ざってものになっている。 ういの消失と共にうわさはエネルギー収集装置として、いろはに仇なす物として歪められてしまったが、その実やちよの「神浜うわさファイル」を通じていろはを導き、4人が再会する為の道標にもなっていたのは皮肉であったと言える。 ウワサ再び 第二部「集結の百禍編」ではねむが万年桜以外の全てのウワサを消したはずなのに再登場。 新たな敵であるキモチのの部下としてが再登場した。 関連記事 親記事.

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『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の謎を徹底的に解明する[準備編 その4]13番目の使徒に堕とされる

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『弱いヒーロー』弱い少年が頭脳で勝つ!冷酷非道なケンカバトル漫画のネタバレ感想 LINEマンガで独占配信されている弱い少年が頭脳と道具と人の心理を用いて戦う韓国の学園ケンカバトル漫画『弱いヒーロー』。 華奢で美しい見た目とは裏腹に、相手を縛り付けてからボコボコにしたり、顔面も躊躇なく蹴っ飛ばす容赦ない暴力を振るう主人公のギャップに驚かされながらも、頭脳を使ったスリル満点のバトルに熱狂する作品となっています。 そして、悪者が成敗される爽快感も最高なのです。 バトル漫画があまり好きでない人でもハマること間違いなしの冷酷非道な頭脳派バトル『弱いヒーロー』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。 出典:「弱いヒーロー」、原作:ソパス、作画:RAZEN、出版社:LINE Digital Frontier LINEマンガで話題沸騰中の韓国の学園ケンカバトル漫画『弱いヒーロー』の設定やあらすじをご紹介していきます。 弱い主人公が、不良ばかり集う学校でどのように生き残るのか、目が離せない作品です。 作品の設定や概要• 原作:ソパス• 作画:RAZEN• 出版社:LINE Digital Frontier(LINEマンガ)• ジャンル:韓国漫画、バトル・アクション 舞台は、不良が集まる遠田高校。 遠田高校に通う、結城麗、的場晃、名越翔太、伴陸人の4人は遠田高校の伝説になると予告されている。 遠田高校は不良が集まっているため、誰もがトップの座を狙っていて、日々ケンカが起こっている。 そして、主人公の結城麗は華奢な体つきながらも頭脳を用いた残酷な戦法でケンカを売ってくる者を次々返り討ちにしていく。 また結城たちのいる地域には、「佐倉が丘連合」という柴崎のいる鈴日高を筆頭にして、大羽田高、尾山高、京津高、勇正高の5校で構成される不良組織がある。 この組織と遠田高校の抗争も大きな見どころとなっている。 あらすじ 不良たちが集う荒れた学校である遠田高校に入学した出身中学不明の主人公・結城麗。 華奢で美しい見た目の結城は、クラスの階級トップの速水隼にちょっかいを出されるが、速水の動きを封じたうえでボコボコにするという冷酷非道な衝撃のデビュー戦を果たす…。 ケンカに明け暮れる『弱いヒーロー』の主な登場人物 力が強い者、人を使う者、頭脳を使う者などそれぞれの武器を活かしてケンカを繰り広げる『弱いヒーロー』の主な登場人物をご紹介していきます。 個性豊かでかっこいいキャラクターたちに是非見惚れてください。 遠田高校 結城麗(ゆうき れい) 160㎝くらいの身長で、細身で色白で銀髪の主人公の美しい少年。 不良が集まる遠田高校の1年生。 クラスの番長的な存在であった速水隼を冷酷非道な方法でボコボコにしたことで、一気に有名になる。 自分よりガタイのデカイ相手とのケンカに内心で恐怖しながらも、どうやって相手に勝つかだけを考えて戦っている。 過去に大きな事件があったため、同じ過ちを繰り返さないために「絶対に負けない」と誓っていて、相手に舐められないために容赦なく制裁を下していく。 的場晃(まとば あきら) 遠田中学出身で、遠田高校に通っている暗い赤色の髪をした少年。 「サイコパス的場」と呼ばれていて遠田高校で一番強い人物。 力は強いのに、仲間想いでとても優しい性格をしている。 そして、名越翔太とはいつも一緒に行動していて、名越のことが大好き。 また勇正高校の光永拓海とは因縁があり、過去には腕を傷物にされたことがある。 どうでもよい情報として、トイレでゲームするのが好きで一度始めると1時間は出てこない。 名越翔太(なごし しょうた) 遠田中学出身で、遠田高校に通っている短髪の少年。 いつも的場と一緒につるんでいる。 5人相手でも怯むことなく挑む勇気麗の姿を見て、惹かれるようになる。 気が荒く、的場のことなどで挑発されるとすぐカッとなって喧嘩を始めてしまう性格をしている。 伴陸人(ばん りくと) 道義中学出身で、遠田高校に通っている目までかかる長いマッシュの緑髪が特徴的な高身長の少年。 結城麗を助けたり、的場たちとつるむようになっていく。 攻撃では足蹴りが特に強い。 学校に早朝から登校しているが、机をベッドにして寝ている不思議な人物。 新居広志(あらい ひろし) 遠田高校に通うメガネをかけたパシリの少年。 中学でずっとパシられていて、高校でもそんな思いをしないために、目立つことのよう空気のように過ごそうとしていた。 しかし、結城麗と隣の席になったため、不良たちとも色々関わるようになり、結城や的場たちに不良情報を提供して協力するようになる。 パシリ経験が長いため、不良たちの情報を集めるのが得意。 狩野拳(かのう けん) 遠田高校に通う黒マスクを着けて、ツンツンした頭をしているのが特徴的な少年。 林道中学出身で、中学ではアタマを張っていた。 金に物を言わせて、自分は手を汚さず陰で人を操っていく陰湿なタイプ。 ケンカはさほど強くないが、自分より弱い奴にケンカを売って徹底的に叩きのめして地位を上げて、中学では総番になった。 的場がいるから遠田高校のアマタ張れない上に、的場にみんなの前で恥をかかされたため、とても嫌っている。 また、遠田高のアタマになって連合に入るという野望があり、力では勝てない的場を潰すために、人脈を使って画策する。 また両親が地元で有名な不動産会社を営んでいるため金持ちである。 速水隼(はやみ しゅん) 遠田中学校出身で、現在は遠田高校に通っている不良の少年。 クラスで番長的な存在だったが、少し結城麗をからかおうとしたら、ボコボコにされたため、地位は失墜した。 それ以来、結城麗に対してかなりビビってしまう。 井田大和(いだ やまと) 遠田高校に通う金髪の不良少年。 クラスではアタマを張っている。 中学でも先生をボコボコにするほど凶暴であったため、速水がビビるほど有名な人物。 いつも堀田とつるんで冷酷非道な悪さをしていた。 ケンカも正面から正々堂々ではなく、少しずつ追い詰めてボロボロにするやり方をしている。 そして結城を排除したい狩野に利用され、結城にケンカを吹っ掛けることになる。 堀田大雅(ほった たいが) 井田と一緒にいる遠田高の不良少年。 見た目はイカツイが本能的には強い者に従い利益を得るタイプ。 白木勇仁(しらき ゆうじん) 新居広志のパシリ仲間だった男の子。 オーストラリアに行っていたが、日本に戻ってきて遠田高校に編入することになった。 昔はパシリだったが、現在はエルボーという得意技を武器に喧嘩でも活躍する。 ほら吹きなところがあるが、根はとても良い人。 また英語ができるため、英語が苦手な結城に好感を持たれる。 連合 柴崎ハル(しばさき はる) 佐倉が丘連合のリーダーで、鈴日高等学校のトップでもある最強の高校生。 中学時代に佐倉が丘に会わられた時はほとんど革命のようなもので、恐ろしいスピードで名を広めていき、カリスマ性と指導力、イメージ作り、パフォーマンス、さらに実行力で地域の中学をすぐにまとめた。 そして商才もあり、利益を使って組織を大きくしていき、高校に進学する前に佐倉が丘最大の高校生連合を潰し、若干16歳の柴咲は佐倉が丘を完全に掌握した。 全てを完璧に自分の思い通りにコントロールし、全てにおいて圧倒的な存在として君臨している。 神冬馬(じん とうま) 鈴日高校の生徒会を務めているメガネをかけた高身長の少年。 勇正高校 光永拓海(みつなが たくみ) 吉辰中学校出身で、勇正高校に通っている不良の少年。 勇正高校ではアタマを張っているほどケンカが強い。 プライドもかなり高い。 そして、的場晃とは因縁がある。 その因縁に目を付けられて、狩野に利用されてしまう。 的場とのケンカで負け越したため、冷ややかな視線にずっと苦しめられていて、連合では一番下っ端となっている。 麻生元樹(あそう もとき) 勇正高校のナンバー2である端正な顔をした少年。 光永拓海のことを信じており、忠誠心がとても強い。 そして喧嘩も強い。 目取間歩(めとりま あゆむ):メット 勇正高校の通う丸く体型でマッシュ頭の不良少年。 猛者が集まる勇正高では一軍に属し、クラスではアタマを張っている。 しかし、麻生元樹たちとともに遠田高校の的場を狙いに行くが、結城麗にボコボコされたため、勇正高校での立場はなくなる。 そして、結城麗に対してもひどく怯えるようなる。 一橋秀(ひとつばし しゅう) 勇正高校に通っていて、結城麗と同じ塾にも通っているロンゲのイキった少年。 メットと同じクラスで、勇正高校では自称2軍。 トークの才能はあり、結城の噂などをたちまち広めていく。 京津高校 門脇亜門(かどわき あもん) 京津高校現ナンバー1の少年。 元から実質トップでアタマみたいなもので、ナンバー1になる準備もしていた頭の回転が早くてずる賢いやり手。 柴崎曰く存在感には欠けている。 柴崎に圧をかけられて、遠田高校をしめることになり、遠田高校の生徒を問答無用で襲って心理的に追い詰めるという卑劣な作戦をとる。 柳田陽月(やなぎだ ひづき) 京津高校の旧ナンバー1の少年。 実力はあったが、連合からは除名されている。 かなりの行動派だった人物。 成金である狩野のことは嫌っている。 仲里悟(なかざと さとる) 京津高校の灰色の短髪の1年生。 ケンカっ早いことで有名で、先輩相手でも平気でカツアゲなどをする。 的場とやり合いたいと思っていて、門脇に的場の相手を任される。 尾山高校 真桑岳斗(まくわ がくと) 尾山高校のアタマをとって連合にも最後に合流した紫の髪で赤色のブレザーが特徴的な少年。 尾山高の赤色のブレザーは地域では恐怖の象徴となっている。 今年に入って突然登場したダークホース。 後先考えず感情のままに動くタイプで冷酷かつ凶暴で誰も真桑岳斗とはやり合わない。 しかし、真桑も柴崎の前では大人しく首を垂れる。 四谷大樹(よつや たいき) 尾山高校の生徒会に所属している細めの生徒。 先生たちへの根回しが上手くて周りから好感を持たれているが、強い者には媚びて弱い者にはイジメをする性格の悪い戦略家。 真桑の下に付いているが、機械を狙っていいとこ取りをしようと目論んでいる。 大羽田高校 川名翔陽(かわな しょうよう) 大羽田高校のナンバー1のオレンジ色の髪をした少年。 連合で柴崎を除いて1番強い人物として知られている。 柴崎が中学連合で勢力を広げているときも、川名翔陽はどこにも吸収されることなく独自の路線を歩んでいた。 どこかに属すにはあまりにも器が大きい存在。 さらに義理深くて、誰かを痛めつけたりもせず、漫画もきちんと買って読むうえにイケメンでラップも上手いらしい。 百瀬三留(ももせ みつる) 大羽田高校のナンバー2のラッパーのような見た目をした少年。 中学時代+その他の登場人物 三田則記(みた のりき) 結城麗の中学時代の親友。 周りの喧噪を気にも止めずにひたすら勉強している結城に興味を持ち、声をかけてから2人は仲良くなる。 普段は特に勉強もしないため成績はそれほど高くないが、本気で勉強すると結城を超える成績を出す程の実力を持っている不思議な人物。 また学内や学外の賞金のある大会や公募を総なめにして、それを学校に寄付している。 しかし、あることが原因で中学時代は理不尽なイジメに遭うようになる。 そして、結城に迷惑をかけないために、1人でイジメに耐えていた。 糸日谷真澄(いとひや ますみ) 中学時代、食堂で1人でご飯を食べているところを三田に声をかけてもらい、三田と結城と一緒につるむようになった少年。 はじめは2人に気に入られようと必死だったが、慣れてくると三田への劣等感から寄行に走るようになる。 プライドが非常に高い人物。 角地進(かくち しん) 結城の中学校の1軍の不良である釣り目の少年。 あることがきっかけで糸日谷を仲間に引き入れ、糸日谷の口車に乗り、三田をいじめるようになる。 親が市議会議員のため権力を持っている。 真野(まの) 結城と仲の良かった中学時代の友人。 明るい茶髪で眼鏡をかけているのが特徴的。 グループLINEで三田と結城がハブられていることや、三田がいじめられていることなどを結城に伝えていた優しい子。 氏家先生(うじいえ) 結城と三田のクラスの担任の先生。 三田の功績は大きいが、自分の仕事が増えるため、三田のことを煩わしく思っている。 三田のいじめに関しても学校の体裁を守るために隠ぺいしようとする。 佐伯先生(さえき) 結城のいた中学校の女性の先生。 生徒思いで三田や結城のことを最後まで気にかけて面倒みてくれる。 アン ビリヤード場の可愛い店員。 遠田高校の生徒はアン目当てでビリヤードをやりにくるほど可愛い。 大城社長 O社の社長。 連合の柴崎とコネクションがあり、柴崎のおかげで傾きかけていた会社が立ち直った。 そのため、高校の柴崎に対してもペコペコして敬語を使っている。 頭脳を使ったケンカが面白い『弱いヒーロー』の3つの見どころ(ネタバレあり) 出典:「弱いヒーロー」、原作:ソパス、作画:RAZEN、出版社:LINE Digital Frontier ただの殴り合いとは一線を画す頭脳を使った予測不能なケンカに魅了される『弱いヒーロー』には面白い見どころがたくさん存在します。 そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます。 結城麗のケンカ 『弱いヒーロー』では主人公の結城麗の残虐なケンカが見どころとなっています。 結城は華奢で美しい見た目をしていて、ケンカなんてすることもない弱そうな雰囲気なのに、頭を使って自分よりもガタイのいい相手を次々にボコボコにしていくのです。 しかも、そのケンカの仕方も冷酷非道で全く容赦がないのです。 相手の手を縛り上げて、自由をなくした上でひたすらひっぱたいたり、ボールペンで手をブッ刺したり、レンガを使って頭を殴ったりなど、冷酷で狡猾な戦闘スタイルは、見た目とのギャップがすごくて開いた口が塞がらなくなるほど驚かされます。 そして利用できるものは道具だろうと人の心だろうと全部利用して、憎い登場人物たちをぶっ飛ばしていくので、見ていて本当にスカッとするのです。 何の躊躇もなく顔面を思い切り蹴り、頭を足で踏みつけるようなサイコな感覚を持った新しいヒーローである結城麗の戦闘には是非注目してもらいたいです。 次々現れる危ない奴ら また結城たちの前に現れる敵となる登場人物たちも見どころとなっています。 金と人脈と頭を使って邪魔な人間を排除しようと考える狩野拳、相手の徐々に追い詰める井田大和、圧倒的な力を持っていて的場に恨みを持つ光永、そして最強の男・柴崎など、強敵が現れて結城たちを追い詰めていくのです。 ケンカ漫画となっていますが、敵キャラはそれぞれが全く異なった性格をしていて、戦闘スタイルも異なるので、毎回新しい根回しや戦闘が見られて飽きることなく楽しめます。 そして、敵キャラは陰湿な性格の者も多く、読者の憤りは溜まっていきますが、そんな奴らを主人公の結城たちがボコボコにしてくれるので爽快感が最高なのです。 次々現れる敵に対して、結城や的場たちがどのように対応して、どのようにボコボコにしていくのかはハラハラしながらご覧になってみてください。 遠田高校の伝説の4人 そして物語の冒頭では、結城麗と的場晃と名越翔太と伴陸人が遠田高校の伝説の4人になると予告されており、どのような経緯を経て伝説となるのかは見どころとなっています。 はじめは何の関わりもない彼らでしたが、名越たちは無鉄砲ながらも勇敢な結城麗の姿に惹かれ、勇正高校とのバトルでは共闘し、次第に4人のつながりも強くなっていくのです。 そして自分の代わりに的場が戦ってくれたり、勝利する瞬間を目の前にしたときの結城の姿は感慨深いものがあり、悲しすぎる過去を持って孤軍奮闘していた結城麗が仲間とともに戦う光景は、なんだか嬉しくて自然と応援してしまいます。 度重なる困難も仲間想いな彼らが協力して乗り越える姿は胸にグッとくるものがあるので、是非応援しながら主役たちが伝説となるところを見届けてほしいと思います。 LINEマンガで人気の『弱いヒーロー』はこんな人におすすめ 『弱いヒーロー』は、憎い登場人物たちに制裁を与えるスカッとした漫画を読みたい方には特におすすめの作品です。 物語は、華奢で美しい見た目をした主人公の美少年が、頭を使って冷酷非道な方法で不良たちをボコボコにしていくバトルアクションものとなっています。 そして登場する敵たちは主人公に嫌がらせをしたり、人を使って自分の手を汚さない者がいたりと陰湿な人が多く、見ていてストレスを感じるものになっています。 しかし、それらを主人公が容赦なくぶっ飛ばしてくれるので残酷なケンカだけど、心が晴れ渡るようなスカッとした爽快感を味わえるのです。 さらに普通のケンカ漫画とは違い、弱い主人公が頭を使って敵を倒していくので、毎回どのような方法でケンカをするのか楽しみで読み始めたら止まらない作品となっているのです。 普段ケンカもののバトル漫画を読まない方でも楽しみやすい物語であり、先の読めない展開にずっとワクワクできて、ハラハラしたバトルに興奮すること間違いなしの名作ですので、是非ご覧になってみてください。 管理人の思う『弱いヒーロー』が伝えたいこと(考察) 出典:「弱いヒーロー」、原作:ソパス、作画:RAZEN、出版社:LINE Digital Frontier 『弱いヒーロー』では、思考を巡らせて現状を乗り越えていくことの必要性を伝えたいように感じられます。 主人公の結城麗は、現状が良くなると勘違いして現実から目を背けても何も変わらない、自分で考えてもがくしなかないという意識の元、常に思考を巡らせてケンカをするのです。 相手に恐怖し、ケンカの後も手の震えが止まらない結城麗ですが、現実に真っ向から向き合う姿は本当にかっこよく、どうやって勝つかだけを考え続ける姿勢は自分も見習いたいと思いました。 何もしていなければ現状は好転しないし、何事でも自分で考え努力して、乗り越えなければならないと鼓舞される物語となっていました。 勝つために考え続けて行動し続ける結城麗の姿は人として見習えることも多いので、作品を読んで自分の行いを変えていってみてください。 『弱いヒーロー』の評価まとめと感想 最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。 漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。 当サイトの評価 4. 7(記事作成者の評価) コミックシーモア ー まんが王国 ー Renta! 弱い主人公が頭を使って戦っていくという新しいヒーローの姿に目が離せない漫画となっていました。 手汗握るバトルと予測不能な戦闘描写、主人公の見た目とケンカのギャップ、そしてワクワクが止まらないストーリー展開に大満足の作品だったため、高評価にさせて頂きました。 特に主人公が敵を倒す瞬間の爽快感は最高です。 この爽快感を多くの方に味わってもらいたいおすすめの作品となっています。

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ウワサ (うわさ)とは【ピクシブ百科事典】

あっ次の仕事はバケモノ退治です 考察

Contents• はじめに 小説「ぼぎわんが、来る」は全3章構成なのですが、それぞれの章で主人公 (語り部)が入れ替わる特殊な構成になっています。 いったい田原家に何が起こるのか? 無敵の妖怪「ぼぎわん」の正体とは? それではさっそく、結末までのあらすじ・ネタバレを見ていきましょう! あらすじネタバレ 第1章 訪問者(秀樹視点) それが来たら、絶対に戸を開けてはならない。 声に答えてはいけない。 さもなくば、『お山』に連れていかれてしまう。 亡き祖父・銀二から教えられたのは三重県K地方に伝わる妖怪「ぼぎわん」への対処法。 秀樹は子供の頃、玄関越しに「ぼぎわん」と出会ったことがある。 輪郭のはっきりしないぶよぶよとした灰色の塊。 落ち着いた女の声で「それ」は言った。 「ギンジさん…ギンジさんはいらっしゃいますか」 バケモノに「帰れ!」と一喝した祖父は、それから間もなくして息を引き取った。 やがて時は流れ、秀樹は家庭を築いた。 妻(香奈)と2歳になるひとり娘(知紗)を守る一家の大黒柱。 秀樹は良きパパになろうと努め、仕事の傍ら積極的に育児にも参加していた。 「ぼぎわん」のことも、亡くなった祖父母のことも、すっかり頭から抜けてしまっていた。 …だが、「ぼぎわん」の方は秀樹のことを忘れてはいなかった。 最初の犠牲者は、謎の来客を取り次いだ秀樹の部下・高梨。 そうとは知らず「田原秀樹はいるか」という怪異の声に答えてしまった高梨は、前触れなく大量出血し、病院に運び込まれた。 出血の原因は「謎の噛み傷」 外傷が癒えた後も高梨の体はどんどん衰弱していき、最後には枯れ木のような身体になって亡くなった。 次に怪異が現れたのは、秀樹たちが住まう家。 ある日、秀樹が帰ると、買い集めたお守り類がすべて引き裂かれており、その中で知紗を抱いた香奈がぶるぶると震えていた。 (ぼぎわんが、来た…!) そう直感した秀樹は、ぼぎわんと戦うことを決意。 民俗学者の友人・唐草大悟から紹介された霊能力者・比嘉真琴とそのパートナー・野崎に協力を依頼することにした。 ところが、真琴が提案した解決策は次の通り。 「家に帰って、奥さんとお子さんに優しくしてあげてください。 それでたぶん、来なくなると思いますよ」 (ふざけている!そんなことでバケモノが来なくなるものか!) パパ友と交流を深めるなど、秀樹には積極的に育児に参加しているという自負があった。 的外れな提案に激怒し、その場を後にする秀樹だったが、結局、後日改めて協力を申し出てきた真琴たちを受け入れることにした。 知紗はすぐに子供好きな真琴になつき、しばらくは平穏な日々が続いた。 しかし、そんな平和な日常はいとも簡単に崩れ去る。 怪異は何の前触れもなく再来した。 きっと一度目の訪問でも同じ現象が起きたのだろう、再び買い集めたお守りの数々が目の前でビリビリと真っ二つに裂けていく。 「ぼぎわん」が少しずつ近づいて来ているのだ。 頼みの綱の真琴はガタガタと震えながらも、額に汗して呪文を唱えている。 だが、迫りくる「ぼぎわん」に対して実力不足であることは誰の目にも明らかだ。 いよいよ怪異の気配が玄関にたどり着き、誰もが「もう終わりだ」と思った瞬間、ふっと嫌な雰囲気が消えた。 「……帰った。 とりあえず、今は」 真琴の言葉に脱力する一同。 その直後、真琴のスマホが着信音を鳴らした。 電話をかけてきたのは、超一流の霊能者である真琴の姉・比嘉琴子。 「あれは相当に厄介なので、微力ながらお力添えをさせていただきたくお電話いたしました」 琴子は真琴を通じて完全に状況を把握していた。 「あなたに近づこうとしているモノは、極めて凶悪です。 そして極めて執念深い。 さらに、極めて強い。 真琴ではどうにもなりません」 琴子は幾人かの霊能力者を秀樹に紹介した。 どうやら「ぼぎわん」は予想よりも遥かに強大な力を持つバケモノだったようだ。 琴子が紹介した高名な住職ら霊能力者たちは、「ぼぎわん」の存在を感知したとたんに「自分の手には負えない」と匙を投げた。 唯一、逢坂勢津子という人情派の霊能力者だけは協力を申し出てくれたが、少し目を離した隙に「ぼぎわん」に腕を根元から噛み千切られ、やがて亡くなった。 「田原さん、ご家族…」 逢坂の最後の言葉に秀樹はハッとする。 今、秀樹と野崎は逢坂に会うため喫茶店に来ている。 ここで逢坂の腕を噛み千切った妖怪は、いまどこにいるのか? 嫌な予感がした秀樹は家に走りながら電話をかけ、香奈と知紗を家から離れさせた。 電話を切ると、今度は琴子からの着信。 「あれは田原さん、あなたを追いかけています。 既にあなたのことは完全に知覚しています。 絶対に逃げられない。 ご家族に合流してはいけません」 琴子によれば、残されてた手は1つだけ。 秀樹自身が家に結界を張り、怪異を追いやる…危険を伴う方法だったが、家族のため、秀樹は「ぼぎわん」と決着をつける覚悟を決めた。 家に帰ると、秀樹は琴子の指示に従って呪いの準備を進めた。 ・家中の鏡を割る ・刃物を簡単には取り出せない場所に隠す ・水を入れた茶碗を床に並べる それらの効果は秀樹にはわからなかったが、ともかく準備は整った。 あとは玄関の鍵を開けて待つだけ。 じりじりと時間が過ぎていく。 不意に、家の固定電話が鳴った。 スマホで通話中の琴子は「あれです。 出てはいけません」と言う。 やがて留守番電話に切り替わると、固定電話から 比嘉琴子の声が聞こえてきた。 「油断していました。 すぐにそこから逃げてください。 あれの罠です。 万が一無理なら…」 怪異が嫌がるもの…鏡や刃物で身を守るように。 秀樹の思考が止まる。 呪いの準備のため、鏡は割り、刃物は隠している。 そもそも、固定電話の方が本物の比嘉琴子なら、今まさにスマホで通話中の「比嘉琴子の声をした女」はいったい誰なのか? 手元のスマホから琴子の声が聞こえてくる。 「わたしもいろいろと、知恵をつけたということですよ」 全身に悪寒が走った。 すべて、「ぼぎわん」の仕組んだ罠だったのだ。 逃げ出そうにも、床一面に並べた茶碗が邪魔で走り出せない。 そうこうしているうちに、開け放たれた玄関から 人の形をした何かがゆっくりと入ってきた。 1歩ずつ、秀樹に近づいてくる。 「ヒデキさん、行きましょう、お山に。 みんな待ってる」 黒く長い髪と両腕。 輪郭のはっきりしない灰色の胴体。 女の声。 怪異は少しずつ、確実に近づいてくる。 気づけば、目の前の景色が一変していた。 ぬらぬらとした紫色の空間に、大小バラバラな白い塊が並んでいる。 この黄ばんだ白いものの列は…歯? 目の前の光景がバケモノの口の中だと気づいたときにはもう遅かった。 「ううあ、あ、おお、おそい…もう、あかん」 としわがれた声がして、がりりり、という音が秀樹の脳に直接響いた。 頭がかじられる音だと気づいた瞬間、秀樹の意識はブツリと途絶えた。 第2章 所有者(香奈視点) 半分しか顔の残っていない秀樹の遺体が見つかってから2週間後。 バタバタとした日々が過ぎ、香奈はようやく日常を取り戻し始めていた。 夫が怪物に喰われたことへの悲しみや喪失感はない。 むしろ、香奈の気分は晴れ晴れとしていた。 これでもう秀樹の育児に付き合わされることはない、と。 香奈と知紗にとって、秀樹の「育児」は苦痛以外の何物でもなかった。 ・泣きわめいている知紗を自分本位に抱え上げ、振り回す ・家事育児で疲れている香奈に大量の育児本を読むように命令する ・「パパ友との交流会」に行っては、酒臭くなって帰ってくる ・自分の予定が急に空いたからと、前々から香奈と知紗が楽しみにしていたママ友との食事会を無理やりキャンセルさせる。 「家族との時間の方が大事だろう」と言って。 時に秀樹は育児ブログの記事を書くため、目の前にいる知紗を邪険に扱いさえした。 要するに、秀樹は「良きパパである自分」に酔っていたのだ。 秀樹が夢中になっていたのは「育児に熱心なパパになること」であって、育児そのものではなかった。 秀樹の目には、目の前にいる香奈や知紗など映っていなかったに違いない。 何の助けにもならないどころか、香奈や知紗に負担をかけてばかりの「育児ごっこ」 質が悪いことに、秀樹は自分が正しい振る舞いをしていると盲目的に信じ込んでいた。 「パパきらい。 パパ怖い」と娘に言われているとも知らず。 ある日、香奈は秀樹がつくった名刺を発見した。 【ぽかぽか陽気に誘われて、今日も子供と遊びます 田原ファミリー代表取締役・イクメン会社員 田原秀樹】 名刺の裏には秀樹自作の勘違いポエムが印刷されている。 きっと仲間内に配って遊んでいるのだろう。 (わたしはこんなものに付き合わされているのか。 知紗はこんなことのために生まれ、育てられていたのか。 秀樹にとって育児とは、こんな紙切れをばらまくことなのか。 この家は、秀樹のエゴで囲われた牢獄だ。 わたしと知紗は彼の囚人…いや、奴隷なのだ) 香奈の中の何かがプツリと音を立てて切れた。 「うあああああ!」と泣き叫びながら、香奈は秀樹が集めていたお守りの数々をハサミで切って回った。 そう、秀樹が「ぼぎわんが来た」と直感した一度目の事件は、実は錯乱した香奈が起こしたものだったのだ。 その後、秀樹は勝手に納得して専門家である真琴を連れてきた。 そして、バケモノに頭と顔を喰われた。 自分の都合が悪くなると「うるさい!たかが1人産んだくらいで偉そうにするな!」と逆ギレしてきた夫はもういない。 知紗と2人きりになり、香奈は今、幸せだった。 しかし、香奈が手に入れたささやかな幸福は長くは続かなかった。 ある夜、突如として知紗が憑かれたような状態になり、 秀樹の声で話し始めたのだ。 正気に戻ると、知紗は言った。 「パパきてたよ。 おやまで遊ぼうって」 (まだ、終わっていない…!) 「ぼぎわん」の魔の手を感じた香奈は、真琴・野崎に相談。 2人は以前にも増して田原家の状況を解決するべく動き始めた。 それはちょうど、真琴が遊びに来ていた時のこと。 ぼぎわん伝承について調べていた野崎から緊急の連絡が入った。 「唐草にハメられた!ぼぎわんは親や兄弟の声色を使って、子供を自ら山へ向かわせることもできる。 やつは遠隔攻撃できるんだ!娘さんは今まさに狙われている!」 香奈はとっさに「知紗!」と叫び、その姿を探す。 すると、今まさに知紗はベランダの柵を乗り越え、どこかへ行こうとしていた。 白目をむき、尋常ではない気配を漂わせている知紗の口から、またも秀樹の声が響く。 「知紗は俺のものだ。 産んだだけの女に渡すものか」 暴れる知紗をなんとか真琴が取り押さえる。 「ぐあ…あ…あああ…と、とぉ…あいとん、ぞ…」 しわがれた声がもがき苦しむ知紗の口からもれる。 『戸が、開いている』 真琴はすぐに怪異の言葉を理解し、呆然とつぶやいた。 「ベランダの窓が開いてる…入ってこれるんだ」 次の瞬間、柵の向こうから歪な灰色の手がぬっと現れた。 ぼきわんが、来たのだ。 真琴は弾かれたように駆け出すと、香奈に知紗を渡して部屋の中へと突き飛ばした。 「逃げて!」 真琴はそのままベランダ側から勢いよくバンと窓を閉めた。 その瞬間、 窓ガラスに鮮血が飛び散った。 真琴のくぐもったうめき声が聞こえる。 香奈は知紗を力いっぱい抱きしめると、鞄だけを掴んで家を飛び出した。 行先は京都にある秀樹の実家…気は進まないがそこしかないだろう。 新幹線が走り出すと、それまでの焦りが少し落ち着いた。 すっかりいつも通りな知紗を男女兼用のトイレに連れていく。 個室の中に入り、鍵をかける。 すると… コンコン。 コンコン。 外から見ればわかるはずなのに、執拗に扉がノックされ始めた。 「チサさん、いますか」 その声を聞いた瞬間、香奈は悪寒とともにすべてを理解した。 ぼぎわんが、追ってきたのだ。 「チサさん、おやまに行きましょう」 ドアがガタガタと激しく揺れ始める。 「おいで知紗。 一緒にお山で遊ぼう」 今度は秀樹の声。 香奈はとっさに叫んだ。 「やめて!秀樹はそんなこと言わない!あの人は、知紗とわたしを…お前から守ろうとしたもの」 自分で言ってハッとした。 (そうだ、あの人はわたしたちを苦しめたけれど、このバケモノからは最期まで守り通そうとしてくれた。 命と引き換えにしてまで。 その犠牲に報いるためにも、わたしたちの子供を渡すわけにはいかない!) 香奈は真琴から預かっていた組紐(くみひも)をぐるぐると個室内に張り巡らせ、結界のようなものをつくった。 すると、次第にドアの揺れが小さくなっていき、声も遠のいていく。 助かった…。 香奈が息を吐きだした、その時だった。 「ようみぃ、あいとるやろ、うらぁ」 『よく見ろ、開いてるだろ、裏が』 個室内に窓はない。 ドア以外に開閉するものがあるとすれば… 香奈が手を伸ばすよりも先に、便器の蓋がバンと跳ね上がった。 そこから大きく長い二本の手が、黒い舌が、長い黒髪と小さな頭が這い出てくる。 怪異はでたらめに並んだ歯をむいて、長い両手を差し出して、叫ぶ間もなく香奈から知紗を奪い取ると… その小さな身体を丸呑みにした。 新幹線の終着駅。 精神崩壊した状態で発見された香奈は、そのまま精神病院に収容された。 医者ならずとも、快復の見込みがないことは誰の目にも明らかだった。 第3章 部外者(野崎視点) 野崎と真琴は恋人関係にある。 2人はともに子供ができない体質だったが、子供への接し方は真反対だ。 真琴は子供が大好きで、子供を守るために依頼を受けることもしばしばある。 一方、野崎は子供…というよりも「結婚して子供がいるのが普通だ」という常識が、そう考える大人たちが大嫌いだった。 一言でいえば羨望、あるいは転じて憎悪。 だから野崎は田原家の依頼にしても、最初はそこまで深入りするつもりはなかった。 真琴が最初に忠告したように、原因は夫婦間の不和。 田原秀樹のDVにあるのだから。 まったくくだらない。 とはいえ、いつものように真琴が知紗を守るため首を突っ込んでいる以上、付き合わないわけにもいかなかった。 田原家の依頼では、真琴が頻繁に田原家に出入りする一方、野崎は怪異としての「ぼぎわん」の伝承について調査していた。 情報源の1人は、真琴たちと田原家をつないだ民俗学者・唐草大悟。 秀樹の親友である彼は田原家のことを何かと心配しているようで、野崎は彼から預かった伊勢神宮の剣祓(けんはらい。 お守りの一種)を田原家に持っていったこともある。 だが、実はその剣祓は意図的に効果が裏返るようにアレンジされた 「魔道符」だった。 魔道符とは字の通り「悪いモノを呼び込む呪符」 唐草は未亡人になった香奈を何度も誘っていたが、その度に断られていた。 その腹いせとして、あるいは怖がった香奈が自分になびくように、唐草は魔道符を田原家に送ったのだった。 知紗がぼぎわんに狙われていたのは、きっと魔道符のせいでもあったのだろう。 「唐草にハメられた!」 そう電話をした直後、ぼぎわんは田原家に現れ、真琴を血まみれにした。 野崎は急いで田原家に向かい、辛うじて息をしていた真琴を病院へ搬送。 幸い命に別状はないとのことだったが、何日たっても真琴は一向に目を覚まさない。 医師に聞いても、原因は不明だという。 野崎の脳裏に、ぼきわんに噛まれて亡くなった高梨や逢坂のことが浮かぶ。 このままでは… 真琴の噛み傷が化膿し、膿が病室に臭気を漂わせ始めたころ、その人物は颯爽と現れた。 真琴とは比べ物にならない実力を持つ霊能者・比嘉琴子。 琴子がタバコの煙を吹きかけると、病室内の空気は嘘のように清められ、真琴も目を覚ました。 「姉ちゃん…?」 「久しぶりね、真琴。 それじゃあ、状況を聞かせてもらえるかしら?」 真琴と野崎から事の経緯を聞いた琴子によれば、知紗はまだ生きている可能性が高いという。 「知紗ちゃんが…!?」 真琴は無理を押して起き上がろうとするが、「寝ていなさい」と琴子にぴしゃりと止められた。 ぼぎわんの噛み傷からは毒(呪い)が体に浸透する。 真琴が治癒に専念すれば毒を打ち消すことも可能だが、それには安静と時間が必要だ。 「でも…知紗ちゃんを助けないと。 わたしが…」 「真琴。 こんな時にうってつけの人材がいるの。 あなたの目の前に」 「まさか…」 「価格は…家族割にするわ」 こうして真琴からの依頼により、琴子がぼぎわん退治に乗り出した。 そして琴子からの要請により、野崎もその仕事を手伝うことになった。 野崎と琴子がまず向かったのは秀樹の実家。 そこで琴子が明らかにしたのは 銀二(祖父)による志津(祖母)・澄江(母)への日常的な暴力(DV)だった。 さらに琴子は、銀二の虐待により澄江の姉である秀子が幼い頃に落命していた事実をも指摘。 また、それにより間接的に澄江の兄・久徳までもが亡くなっていることを言い当てた。 血の気の引いた顔でぶるぶると震える澄江に琴子は言う。 「だから、秀樹さんは亡くなったのです」 今とは時代が違うとはいえ、志津は内心では夫である銀二のことを恨んでいた。 銀二に不幸があればいいと、魔道符に手を出してしまうほどに。 つまり、 「ぼぎわん」を呼んだのは志津であり、その原因をつくったのは銀二だったのだ。 そもそも「ぼぎわん」とは何なのか? これまでの調査で得た知識を統合し、野崎はある仮説を立てた。 ぼぎわん伝承の地である三重県K地方、ここではかつて 口減らしが行われていたのではないか? 不作が続く不毛な土地に対して、人口は多かった。 村全体を守るために老人や子供が犠牲になっていたとしてもおかしくはない。 ただ、問題はその手段だ。 おそらくK地方の人々は、老人や子供を山の妖怪に差し出すことによって、口減らしを実行していた。 人口を減らしたい村と人間を喰う妖怪の共存関係。 K地方には「こだから山」と呼ばれる山がある。 おそらくそれは人間にとっての子孫繁栄を意味していたのではないのだろう。 『山の妖怪に差し出された我が子が、せめて山で幸せに暮らしていますように』 そう願わざるを得なかった親たちの無念の思いが「こだから山」の語源なのだ。 ならば、ぼぎわんの潜伏先は…知紗の居場所はもしかして…? 琴子と野崎は「こだから山」へ向かったが、ぼぎわんの住む『異界』への門はなかった。 ぼぎわんの住処は、彼岸(冥界) 「お山に住む・連れていかれる」というのは、当時の人々の「解釈」に過ぎなかったということか。 残された手は、1つだけ。 魔道符でぼぎわんを呼び出し、直接対決するしかない…! 対決の舞台は東京、真琴の部屋。 琴子は儀式の準備を整えると、魔道符によって自分自身を呪った。 「来ます」 開け放たれた扉から、ぼぎわんが侵入してくる。 「お山へ行きましょう…コトコさん」 本当ならば答えてはいけない問い。 だが琴子は声を返した。 「ここにいるわ」 瞬間、虚空に巨大な口が現れ琴子を喰いちぎろうと襲い掛かってくる。 ガキン! 猛烈な一噛みは、しかし琴子が掲げた古い鏡の前で空を切った。 ぼぎわんの歯 vs 琴子の鏡。 激しい攻防が続き、部屋の中のあらゆるものが壊れていく。 ふと野崎が目をやると、玄関口に知紗が立ってた。 「カズヒロさん…お山へ」 どう見ても知紗は正気ではない。 この瞬間、野崎はハッと理解した。 (ぼぎわんは…こうやって増えるのか!) ぼぎわんは人間から子供を奪い、自分の子にする。 奪われた子供こそが、次のぼぎわんになるのだ。 きっと今、琴子と戦っている怪異も、元はさらわれた子供だったのだろう。 そして、目の前にいる知紗は… ぼぎわんになりかけているのだ! 知紗が歯を剥く。 野崎の全身が怖気立った。 戦いはますます激しさを増していた。 野崎は琴子から投げてよこされた鏡を使って知紗から身を守っている。 一方、鏡なしの琴子はやや押され気味のようで、すでに全身が血まみれだ。 このままでは… 捨て身の覚悟で琴子がぼぎわんを抑えている隙に、野崎は知紗のもとへ走る。 せめて、知紗だけは救わなくては…! しかし、頼みの綱の鏡は粉々に割れてしまい、逆に野崎が大ピンチに。 (もうダメだ…) 野崎がそう思ったときだった。 知紗の口の中からまばゆい光があふれだした。 光源は…真琴が知紗に預けていた銀の指輪! 野崎は一瞬の隙をついて組紐で知紗をぐるぐる巻きにした。 すると、子供とは思えないほど強かった知紗の力が弱まっていく。 …効いている! きっと銀の指輪を通じて真琴が力を送ってくれているのだろう。 「マコトさん」 事態を察した「ぼぎわん」が目にもとまらぬ速さで野崎を喰いちぎろうと迫ってきた。 目の前いっぱいに広がる口の中の景色。 最悪の結末を覚悟した野崎だったが… 「…真琴がどうしたって?」 見れば、凶悪強大な怪異は琴子の操る「糸」にがんじがらめにされていた。 「真琴の彼氏を喰うつもりか?それとも…真琴を傷つけるのか?わたしの最後の家族を」 もがき苦しみ、逃げようとするぼぎわん。 だが、その前に琴子が立ちふさがる。 「仕事は終いだ。 お前は消す」 宣言とともに、ぼう、と怪異の体を青い炎が包んだ。 この世のものではない悲鳴がとどろく。 やがて炎は最後の髪の毛一本までぼぎわんを燃やし尽くして消えた。 見てみると、知紗もすっかり子供らしい表情に戻っている。 …終わったのか。 騒ぎに駆けつけてきたパトカーの音を聞きながら、野崎は意識を手放した。 結末(エピローグ) それから約2か月半後。 晴れた冬空の下、知紗がちょこちょこと走っている。 知紗が戻ってきたことにより、香奈の症状は奇跡的に回復。 真琴も無事に退院し、今はピンクの髪をなびかせて知紗と遊んでいる。 戦闘の事後処理をした琴子は一日だけ入院すると、翌日には退院し、次の仕事へと向かった。 野崎はまだ傷が癒えていないものの、大きな問題はない。 正直なところ、怪異が完全に去ったかどうかはわからない。 それでも戻ってきた平穏な日常を、野崎は好ましく思う。 今ではもう、子供に対して複雑な感情を抱くこともない。 これからも知紗の成長を見守っていきたいと、野崎は思った。 公園からの帰り道、知紗は真琴の背中ですうすうと寝息を立てている。 その口元がもぐもぐと動いた。 「…んああ…さお…い…さ、むあ…んん…ち、が…り」 寝言だ。 きっと楽しい夢でも見ているのだろう…。 真琴の背に揺られ、知紗は幸福そうに眠っていた。 その意味はわからないままですが、それを知紗が口にしたということは…。 ハッピーエンドのように見せかけて、実は めちゃくちゃ怖い結末でした。 そのことに野崎が気づけなかったのは幸か不幸か…。 解説 ぼぎわんの正体とは? 作中において、「ぼぎわん」という名称は「坊偽魔(ぼうぎま)」「撫偽女(ぶぎめ)」が訛って伝えられたものとされています。 さらにそれら「坊偽魔」「撫偽女」は西洋でお化け全般を意味する「bogeyman(ブギーマン)」が語源。 しかし、当然ながら「ブギーマン」と名付けられる以前から、その怪異は存在していました。 問いかけに答えたものをお山に連れていく妖怪。 「山に連れていかれたって別にいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、ここでいう「お山」はいわゆる「あの世」と同義なわけです。 「いい子にしていないと、ぼぎわんにお山(あの世)に連れていかれるよ!」 子供を寝かしつけるために親が代々受け継いできた常套句、それがぼぎわんの正体…だったらまだ民俗学的な話で済んでよかったのですが…。 残念ながら「ぼぎわん」は実在する怪異であり、古くは村の口減らしのために老人や子供を食べる、という形で人間と共存関係にありました。 作中において、ぼぎわんの正体は「問いかけに答えたものをお山に連れていく妖怪」であると同時に「人間から子供を奪い、自分の子供にする妖怪」だとされています。 つまり、ある意味では ぼぎわんの正体は「さらわれた人間の子供」 しかも、琴子との戦闘シーンでは、元になった子供の意識(霊魂?)がまだぼぎわんの中に囚われている、という描写があります。 ぼぎわんになった子供は、口と歯の怪異の中で、永遠に痛み苦しみ続けることになるわけですね。 …なんとも哀れで恐ろしい話ではないですか。 ぼぎわんが怖い2つの理由 ちょっと想像してみてください。 今この瞬間、あなたの家の戸がノックされ「〇〇さん、いますか?」と落ち着いた女の声がします(怖っ!) さて、あなたならどうしますか? もし何の予備知識もなければ「わたしですけれど」と答えてしまうのではないでしょうか? すると、どうなるか。 気がつけば目の前には異形が現れ、気づいたときには「がりりり」と音を立て頭を丸かじりにしていることでしょう。 では、もしも問いかけを無視できた場合は? その場は助かるかもしれませんが、ぼぎわんが「執念深く知恵のある怪異」であることを忘れてはいけません。 ぼぎわんは電波を拾うようにあなたの親兄弟家族の声を、自在につくりだすことができるのです。 追い払うたびに怪異は巧妙な罠を用意し、確実にターゲットを追い詰めていきます。 では、それでも用心深くかわし続けていれば最後には助かるのでしょうか。 答えは「NO」です。 最終的に、ぼぎわんは力ずくで家の中に侵入することも可能です。 多くの妖と同じく「鏡」や「刃物」を嫌うと言及されていますが、本気を出せばそれらをものともしません。 つまり、琴子のような超一流の霊能者の協力を得られない限り、狙われた時点でゲームオーバー。 これが「ぼぎわん」の怖さの理由の1つ、 無敵性です。 しかも、「喰われる」という末路は考えうる最期の中でも抜群に嫌な部類のものですよね…怖いし…痛そうだし…。 続いて、私が「ぼぎわん」を怖いと感じる理由の2つ目は、その 出現理由です。 ぼぎわんの存在に恐れをなして逃げ帰った高名な僧侶曰く「あんなもん、呼ばんと来ぉへんやろ」とのこと。 ぼぎわんという超強力な怪異が秀樹の前に出現した理由は「田原銀二の孫だったから」 つまり、祖母である志津の銀二を恨む気持ち(が具現化した魔道符)が、子々孫々までをも呪ってしまっていたんですね。 だって、自分の命に関わる出来事が、他人から向けられた感情によって起こってるってことですよ? ランダムに選ばれたからといって納得できるものでもないですが、そこに人間の意志が介在しているというのは「怖さの種類」が違う気がします。 お化けよりも人間の方が怖い、なんて言葉もありますが、この場合はお化けも人間も怖いって感じですね。 感想 もうね、全編通して全部怖いんです。 じわじわ近づいてくる感じが怖い• 神出鬼没なのが怖い• いざとなると俊敏に襲い掛かってくるのが怖い• そもそも、ぼぎわんのビジュアルが怖い• 血生臭いのが怖い• どんどん犠牲者が増えていくのが怖い およそホラー作品を構成する要素を全部取り入れたんじゃないか?と思うほどあらゆる角度からの「怖さ」が小説「ぼぎわんが、来る」には詰め込まれています。 「どうせフィクションだし平気平気」と平静を保ちたいところだったのですが、その由来や伝承など、あまりに緻密につくりこまれた「ぼぎわん像」はどうしようもなくリアリティを帯びてしまっていて、「いる。 ぼぎわんは、いる」と脳が勝手に判断してしまいます。 だからこそ生じる「次の瞬間には、ぼぎわんが戸を叩くかもしれない。 もうすでにカーテンの向こうにいるかもしれない」という恐怖。 この作品に触れた後「名前を呼ばれること恐怖症」「チャイム恐怖症」になってしまう人は少なくないのではないでしょうか。 せめて作中で「ぼぎわんは完全に退治された。 もういない」と明言されていたならいくらか安心できたかもしれませんが、質が悪いことにこの作品は結末が一番怖い! 『元に戻ったはずの知紗が寝言でぼぎわんの言葉を口にする』 このラストを読んだ時、誇張抜きで鳥肌が立ちました。 作品的にはハッピーエンドともとれる結末だけど、数年後にはきっと再び……。 そんな想像が頭をよぎった時点で、自動的に「ぼぎわんは退治されてはいない。 この瞬間、誰のところに現れてもおかしくない」と認めてしまっているわけです。 正直、この感想を書いている瞬間も私はめちゃくちゃ怖がってます。 おそらく、しばらくこの不気味な怖さは心身から離れてくれないでしょう。 そのビジュアルもさることながら、作中ではホラーらしい登場の仕方やゾッとする正体など、「これが怖くなかったら逆におかしい」と言いたくなるほど濃密な恐怖がこれでもかと描かれていました。 結局、最後はヒロインの姉・比嘉琴子の力によりぼぎわんは消滅。 しかしながら完全には消え去っていないという予感を残し、なんとも後味の悪い結末を迎えました。 はっきり言って、これ、めちゃくちゃ怖いです!.

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