更年期生理周期が短い。 閉経前は生理周期が短い?更年期で吐き気や食欲不振になる?漢方は効果的?

更年期の生理周期はどれくらい?長引くもの?短いこともある?

更年期生理周期が短い

日本産婦人科専門医。 2008年東北大学医学部卒。 初期臨床研修を終了後は、東北地方の中核病院で産婦人科専門研修を積み、専門医の取得後は大学病院で婦人科腫瘍部門での臨床試験に参加した経験もあります。 現在は... 女性は、50歳前後で生理がなくなる「閉経」を迎えるのが一般的です。 この閉経を挟んだ前後5年間を「更年期」と呼びますが、この時期は女性の体に様々な変化が起こります。 毎月来ていた生理も不規則になるため、不安を感じるかもしれません。 そこで今回は、更年期の生理周期がどう変化するのか、原因も含めてご説明します。 正常な生理周期は? 生理周期とは、生理が始まった日から次の生理が始まるまでの期間を指します。 更年期の生理周期と比較するためにも、まずは正常な生理周期を理解しておきましょう。 生理不順は、初潮を迎えてから閉経するまで、どの女性にも起こりうるものです。 関連記事 更年期の生理周期は?長引く?短くなる? 更年期の生理周期の変化は人それぞれですが、一般的には、生理周期が短くなり、経血量が少なくなっていったあと、生理周期が3ヶ月に1回など間隔が長くなっていきます。 生理周期が短くなる(生理が早く来る) 女性ホルモンには、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの種類があります。 エストロゲンにより、子宮内膜が厚くなり、プロゲステロンによってその厚い状態が維持されます。 妊娠が成立しなかった場合、不要になった子宮内膜が剥がれ落ち、血液と一緒に体外に排出されるのが「月経(生理)」の仕組みです。 更年期に入ると、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が少なくなり、子宮内膜が十分厚くならずにすぐ剥がれ落ちてしまうので、生理が早く来るようになります。 生理周期が長くなる(生理がなかなか来なくなる) しばらくすると、経血量が減っていき、生理が早く終わるようになります。 閉経が近づくにつれて、女性ホルモンの量はさらに減り、正常に働く卵胞の数も少なくなるため、排卵が起こらなくなります。 それに伴い、数ヶ月に1度しか生理がこなくなり、最終的には閉経を迎えるのです。 関連記事 更年期の生理周期が乱れる原因は? 更年期に生理周期が乱れ始めるのは、卵巣機能の低下に伴い、ホルモンバランスが変わることが原因です。 1人の女性が一生のうちに排卵する卵子の数は、生まれた時点で決まっています。 更年期になると、正常に機能する卵胞が少なくなり、卵巣から分泌される「エストロゲン(卵胞ホルモン)」という女性ホルモンも減少します。 エストロゲンの分泌が減ると、脳の視床下部から分泌されている「ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)」のコントロールが効かなくなります。 やがて、排卵がなくなり、閉経を迎えると、卵胞はすべてなくなります。 なお、女性ホルモンの分泌量が減ると、子宮内膜が成長しなくなるので、生理時の経血量が少なくなり、生理の持続期間も短くなっていきます。

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生理周期が短い(24日以内)の人は要注意!実は病気の可能性も!?

更年期生理周期が短い

しかし 生理の変化にはかなり個人差があり、必ずしもこの通りになる訳ではありません。 1、生理周期が短くなる 更年期に入りまずおきやすいのは、 生理周期の短縮です。 生理周期が24日より短くなることを 頻発月経と呼びます。 加齢と共に卵巣機能が衰え、それまで分泌できていたエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌できなくなることにより、脳が卵巣にむかって「もっとエストロゲンを分泌してください!」と指令をだします。 この指令により、一時的に卵巣が活発に働き、 卵胞が短い期間で育ちやすくなります。 そうなることで、月経から排卵までの期間が短くなり、生理周期も短くなります。 生理周期が短くなる人は、「今まで生理周期に問題がなかった」という人が多いようです。 更年期に入って生理周期が短くなることで、「そろそろ更年期なんだ」と気づく人も多いんですよ。 生理周期が短くなる(頻発月経)については、の記事をご覧ください。 2、生理が長くなる 生理周期が短くなったあとは、 生理が長くなる・だらだら続くことが多くあります。 生理が長くなるのも、生理周期が短くなるのと同じように、卵巣機能の衰えによるホルモンバランスの変化が原因です。 生理がだらだらと長く続くときは、子宮筋腫・子宮内膜症などの病気の可能性も否定できません。 生理が長くなるだけでなく、激しい生理痛がある、生理の量があまりにも多くなる、などの症状がでている場合は、病院で検査を受けるようにしてください。 生理が長くなる(過長月経)についてはを参考にしてください。 3、生理周期が長くなる 生理自体がだらだら続くようになったあとには、 生理周期が長くなることがあります。 月経周期は39日以上ととても長くなり、人によっては2か月に1回・3か月に1回しか月経がないこともあります。 生理周期が長くなってきたら、卵巣機能はほとんど衰えてしまっている状態です。 いよいよ閉経間際だと考えてください。 生理周期が長くなると、「もうこれで閉経をしたのか」と思い、避妊をせず性行為をしてしまう人がいらっしゃいます。 厚生労働省の調査においても「最近になっても、更年期の中絶件数は減っていない」ことが分かっています。 あなたの健康を守るためにも、避妊は確実にするようにしてくださいね。 更年期の妊娠・避妊についてはをご覧ください。 4、閉経 生理周期が長くなり、最後には 閉経を迎えます。 閉経は、 最後の月経開始からおおよそ1年経過しても生理がないことを指します。 日本人の平均閉経年齢は50歳であると報告されています。 53歳までに閉経を迎える人は日本人女性の約8割で、54歳になると約9割まで上昇し、 57歳になると全ての女性が閉経したとのことです。 (参考:女と男の更年期 小山嵩夫著) 閉経前の兆候 人にもよりますが、閉経前には、 生理周期が長くなる・生理の量が少なくなることが多いようです。 閉経前の兆候としては、多くの方が 生理周期が長くなることを経験されていらっしゃいます。 また、徐々に生理の量が減ってくる人も多いようです。 私たちが歳を重ねれば重ねるほど、卵巣機能が衰えてしまいます。 卵巣機能が衰えるということは、それまでちゃんと分泌できていた女性ホルモンが分泌できなくなるため、生理にも影響します。 生理をおこすための女性ホルモンを分泌できなくなるのですから、生理の量が減ったり、なかなか生理がこなくなるのは当然のことですよね。 もちろん、生理状態の変化がおこるなかで、急激に生理周期が短くなったり、生理の量がドッと多くなることがあります。 ですが、閉経直前の兆候としては、「生理の量がかなり少なくなる」「生理周期がかなり長くなる」ということが起こりやすいようです。

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月経異常か不正出血か、更年期の生理周期

更年期生理周期が短い

出典: 更年期による生理不順や不正出血の原因は、卵巣機能の低下によるものです。 上の図のように、卵巣から分泌される女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌量は卵巣機能の低下により40歳前後から徐々に減少していきます。 そして、更年期に差し掛かるとその量は急激に減少します。 このホルモンのバランス崩れが生理不順などを引き起こしていくのです。 生理周期が短い、生理が長い…閉経までの変化のパターン 更年期の卵巣機能の低下により閉経していくパターンとしては下の図のように、基本的にまず 生理周期が短くなる 頻発 ( ひんぱつ )月経から始まります。 さらに卵巣機能が低下していくと、 月経が8日以上続く 過長月経になることもあります。 このときの月経は、排卵のない無排卵性出血(機能性出血)のことが多いです。 そして 月経周期が39日以上と長くなる 稀発 ( きはつ )月経になり 閉経していきます。 生理の変化には個人差があり、 頻発 ( ひんぱつ )月経や過長月経や 稀発 ( きはつ )月経の順が変わったり、 頻発 ( ひんぱつ )月経からいきなり閉経になる人もいますが、 1年以上生理がこなくなったら閉経とみなします。 また、 閉経が近づき排卵が起こらなくなると機能性出血といい、月経とは違う不正出血が起こることがあります。 個人差はありますが、 量が減らずにダラダラと出血が続く場合は器質性出血といい、子宮がんや子宮筋腫の可能性があるので、婦人科を受診するようにしましょう。 閉経とは?閉経になる年齢は何歳くらい? 下の表によると、月経が乱れ始めた平均年齢は48. 1歳、50歲から53歲までの間に閉経する人が多いです。 しかし、最近ではストレスやダイエットなどの影響で30代で早期閉経を迎える人もいます。 更年期に生理が来ない!これって妊娠?閉経? 近年は平均出産年齢も上がっている傾向にありますが、40代にもなってくると妊娠の確率はぐっと減ってきてしまいます。 それは 卵巣の中の卵子の元になる卵胞の数が減ってくるからです。 生理はきていても排卵していないと妊娠はできません。 そんな中、閉経に近づき生理が不順になってくると妊娠なのかな?と思ってしまう方もいるかもしれません。 排卵しているかを調べるには基礎体温をつけるとわかります。 高温期が来なければ排卵していないということになります。 しかし、確実に知るためには病院に行けば、ホルモン数値で閉経かどうかを判断することもできます。 1年以上生理が来なくてホルモン数値が基準よりも低ければ閉経したと言えるでしょう。 閉経後はおりものの量も減る? おりものは個人差もありますが、 通常は排卵の時と生理前に増えることが多いです。 しかし、 閉経に向けておりものの量は減っていき、閉経後のおりものの量はさらに減ります。 更年期になっておりものの量が増えた、色がいつもと違う(茶色、黄色、黄緑色など)ときは病気の可能性もあるので婦人科の診察を受けましょう。 これって不正出血?生理との見分け方 更年期の生理周期は長かったり短かったりと乱れます。 でも、まだ閉経を迎えておらず終わったかな?と思ったらまた出血があったり、不順なときは生理なのか不正出血なのか自分ではなかなか判断ができませんよね。 不正出血の場合、膣炎や子宮がん、子宮筋腫の可能性があります。 また、閉経後の出血もほとんどが不正出血です。 病気の可能性があるので症状がある場合は病院を受診しましょう。 基礎体温や排卵検査薬でチェック 閉経すると排卵もなくなります。 排卵の有無を調べることで閉経したかどうか見当をつけることができます。 基礎体温を測り、高温期があると排卵していることになります。 また妊娠しやすい日を調べるための排卵チェッカーも、排卵が起こっているかを調べることができます。 確実に調べたい方は病院で検査してもらうことをおすすめします。 病院では女性ホルモンの元になるエストラジオールの濃度を調べる検査や、卵巣に刺激を与える卵胞刺激ホルモンの濃度を調べる検査、卵巣の状態や卵子がどれくらい残っているかなどを調べることができます。 機能性出血は自然に治まることが多い 機能性出血は更年期にある症状で、ホルモンによる月経のコントロールが変化することにより起こる不規則な出血です。 更年期だけではなく若い世代にもストレスなどで起こることもあり、自然に治まることが多いです。 器質性出血は病気の可能性があるので病院へ 閉経に近づくにつれて生理周期は不定期になってきますが、 ダラダラと長く続く出血は原因となる病気などが存在する器質性出血の可能性があります。 器質性出血は子宮筋腫や子宮がんの症状の可能性があるので症状に気づいた場合はすぐに病院を受診しましょう。 出血が長引いたり腹痛がある場合は子宮内膜症や子宮がんの恐れも 前に紹介したようにダラダラと長引くような出血は子宮筋腫や子宮がんの症状の可能性があります。 また生理の経血の量が増えたり下腹部痛や貧血などの症状も子宮がんや子宮筋腫の症状なので、月経痛がひどいな、貧血気味だな、など普段と違う症状がある時は注意しましょう。 更年期の生理不順、不正出血を乗り切る7つの対策法 規則正しい生活で自律神経を整える 睡眠不足や食生活の乱れもホルモンバランスを崩し生理不順や更年期症状を悪化させることがあります。 規則正しい生活習慣を身につけ、自律神経を整えましょう。 適度な運動を行う 有酸素運動が更年期症状の緩和に効果があることも分かってきています。 また、運動不足になると低体温になり、代謝不良や血行不良になりやすくなります。 低体温の主な原因は極端な食事制限と筋肉量不足なので、適度な運動をして筋肉量を増加していきましょう。 バランスのとれた食生活を 更年期障害の症状には、疲労回復の効果があるビタミンB群や大豆製品などを摂取すると良いでしょう。 特に大豆製品に含まれるイソフラボンという成分は、植物エストロゲンと呼ばれ、更年期や生理の症状を軽くしてくれるので積極的にとると良いでしょう。 更年期の生理不順を楽にする方法については、こちらの記事も読んでください。 旅行など生理を避けたい日はホルモン剤で調整することも 更年期の生理は不順なので生理日の予測がなかなか難しいですよね。 旅行などのイベントで生理になるのをどうしても避けたい日は、女性ホルモン剤や低容量ピルなどを服用することによって生理の日にちを調整することができます。 他にも、更年期障害により不足してきたホルモンを補充するホルモン補充療法(HRT)というものがあります。 基本的にはエストロゲンと黄体ホルモンの2種類を使う更年期障害の症状の根本治療であり、飲み薬、塗り薬、貼り薬があります。 体の状態により使用法が違いますので、自分の体に合った治療法で役立てましょう。 布ナプキンが更年期の人にもおすすめ 布ナプキンとは、聞いたことはあっても使ったことがないという人が多いのではないでしょうか。 実は何度も使い回せて着け心地も良く、冷え性にも効果的と、良いことがたくさんあると最近人気です。 使い捨ての紙ナプキンだとそのまま捨てられて楽ですが、 布ナプキンは肌のかゆみ・かぶれが軽減されたり匂いが少ないというメリットもあります。 更年期のダラダラ続く生理や、いつ起こるかわからない不正出血対策に利用している人も多いそう。 また、いぼ痔などに悩む人も布ナプキンは使いやすいという口コミもあります。 布ナプキンについて詳しくはこちらの記事を読んでください。 漢方薬や命の母などの市販薬を摂り入れる 病院で受ける更年期治療には、よく漢方薬が使用されます。 ドラッグストアでも買える更年期対策として摂り入れられる市販薬を紹介します。 更年期治療に用いる漢方薬 加味逍遙散 ( かみしょうようさん ) 月経異常や更年期障害など女性特有の症状によく用いられる産婦人科の3大漢方薬の一つです。 体力が普通か、あまりない人ののぼせ、肩こり、めまい、足冷えなどの不定愁訴と呼ばれるさまざまな症状に効果があります。 桂枝茯苓丸 ( けいしぶくりょうかん ) 血の滞りからくる不調、 瘀血 ( おけつ )を改善することでよく用いられる産婦人科の3大漢方薬の一つ。 体力が比較的ある方で、のぼせやすいのに足が冷える、月経異常、肩こり、頭痛、めまいなどの更年期症状に効果があります。 桃核承気湯 ( とうかくじょうきとう ) 体力が比較的ある方で便秘がちの方の処方にも使われる漢方薬。 月経痛、月経不順のぼせ、肩こり、頭痛、めまい、冷え、不安、不眠などの症状に効果があります。 当帰芍薬散 ( とうきしゃくやくさん ) 体力があまりない方に、冷え、貧血、頭痛、むくみ、疲労感、月経不順などに効果があります。 血行を良くし、水分代謝を整え体の余分な水分を排出してくれます。 温清飲 ( うんせいいん ) 体力が普通で、皮膚がカサカサし色艶が良くない方やのぼせる方に使用されます。 月経不順、イライラ、不眠などに効果があります。 更年期障害の症状改善薬 命の母A 更年期治療薬としてCMでもお馴染みの命の母。 漢方医学の「気」「血」「水」のバランスを整える13種類の生薬が配合されています。 また、新陳代謝、疲労回復の効果があるビタミンB群や抗酸化作用のあるビタミンE群、骨の材料になるカルシウム、代謝を助けてくれるタウリンなどがバランスが良く配合。 更年期障害特有のイライラや急な汗、倦怠感、肩こり、ホットフラッシュや頭痛などの諸症状に対して効果が期待できます。 エクオールサプリで更年期症状を緩和する エクオールとは、大豆イソフラボンが腸内細菌によって変化して体内で作られる成分。 スーパーイソフラボンとも呼ばれ、女性ホルモンととてもよく似た働きをしてくれ、更年期症状の軽減に効果が期待できるとして注目の成分です。 しかし、近年の研究結果では2人に1人しか体内でエクオールを作れないことが分かってきました。 また腸内環境が悪かったり、生活習慣が乱れているとエクオールがうまく作られないこともあります。 誰でも効果的にエクオール効果を得ることができるのがエクオールのサプリメントになります。 おすすめのエクオールのサプリメントについて詳しくはこちらの記事を読んでください。

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