幸甚に存じます。 「幸いです」の意味とは?ビジネスで使える敬語の言い換え表現を紹介

「幸甚に存じます」とは?意味や言い換え!例文と解釈

幸甚に存じます

幸いです 読み: さいわいです 相手に実行してほしい、こうしてくれれば嬉しい、ありがたい 「幸いです」という言葉には、「相手に実行してほしい」「こうしてくれれば嬉しい」などの意味です。 自分の気持ちをへりくだって間接的に相手の行動を促す表現であり、ビジネスメールの文末で使われます。 柔らかい印象を与えてくれるため、依頼の意味以外にも「お口に合えば幸いです」など好意を伝える際にも使える表現です。 「幸いです」は敬語として正しいか? 「幸いです」は丁寧な表現ですが、敬語として正しいのか、目上の人に使っても良いのか不安な方もいるのではないでしょうか? 「幸いです」の敬語としての使い方について見ていきましょう。• 5日までにメールをいただけると 幸いに存じます。 今回ご提案させていただいた内容について、何卒ごいただけると 幸いに存じます。 したいことがございますので、お時間をいただけますと 幸いに存じます。 、弊社の担当までご一報いただければ 幸いと存じます。 上司や取引先、目上の人にお願いをする場合は、 「幸いに存じます」と添えることで敬意が伝わる表現。 「幸いに存じます」は口頭でも使える表現なので、相手に直接会ってお願いしたいときにも、失礼を与えることなく伝えることができるでしょう。 続いては、「幸いです」の言い換え表現を解説していきます。 3.「幸いです」の類語・言い換え表現 「幸いです」には同じ意味を表す言い換え表現があります。 例文:「お手数おかけいたしますが、 よろしくお願いします。 」 最後に、「幸いです」を使う際の注意点や、英語で表現したいときの例文を紹介します。 4.ビジネスで「幸いです」を使う時の注意点 ビジネスシーンで「幸いです」を使う場合は、いくつかの注意点があります。 注意点1.急ぎの依頼に対して使わない 相手への依頼の際に用いられる「幸いです」という表現ですが、頼みごとを伝えるにはあいまいな敬語表現です。 「幸いです」には「できればでので」のようなニュアンスが含まれているため、 急ぎの依頼に対しては使わないように注意しましょう。 相手に納期を厳守してもらいたい場合は、「5日までに提出していただけますよう何卒お願い申し上げます」としっかりお願いすることが大切です。 注意点2.文中では何度も使わない 「幸いです」をメールや手紙で何度も使ってしまうと、言葉の重みがなくなり心がこもっていないような印象を与えてしまいます。 文中では何度も使わず、 最後の文末で使用するなど、使いすぎには注意しましょう。 5.「幸いです」の英語表記と例文 「幸いです」を英語表記で表すと次のような表現になります。

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「幸いです」の意味とは?ビジネスで使える敬語の言い換え表現を紹介

幸甚に存じます

「幸甚」は「こうじん」と読みます。 「幸甚」の「幸(こう)」は文字どおりに「しあわせ」という意味を持つ漢字です。 「幸(こう)」は、「幸福(こうふく)」「幸運(こううん)」などその人にとって望ましい事実を表す漢字で、私たちの日常にとてもなじみの深い言葉です。 また「幸」は「さち」とも読みます。 「幸(さち)」とは海の幸、山の幸といった自然界からの恵みや、良縁など好ましいめぐりあわせ、良い運勢を表します。 では「幸甚」の「甚(じん)」についてはどうでしょう。 「甚」とはあまり見覚えがない漢字です。 「甚」という字は訓読みで「はなは-だしい」と読みます。 「甚だしい」とは「ひどい」という意味で、通常の程度をはるかに超えている様子を表します。 「幸甚」の意味は 「幸甚」とは、「幸せ」「幸福」と言う意味を持つ「幸(こう)」と、「甚だしい(はなはだしい)」「ひどい」という、通常のレベルをはるかに超越している様子を表す漢字「甚(じん)」を組み合わせた言葉で、その意味は「通常をはるかに超えるほどに、強く感じる幸せ」「常識ではとても考えられないほどの、大きな幸福感」となります。 「幸甚」は、大昔に中国から伝来して日本語となった「漢語(かんご)」の一つで、「幸いなること甚だしい(さいわいなることはなはだしい)」という意味を持ちます。 「幸甚」は現代の日本語において、「非常にありがたい」「なによりの幸せ(仕合せ)」といった感謝の気持ちを表す熟語として、広く使われています。 「幸甚」の使い方は 「幸甚」は主に手紙やメールなど、文章作成に用いる書き言葉として使用します。 「幸甚」とは、先方への心からの敬意と、感謝の気持ちを示すのに適した言葉です。 ビジネスシーンでは、上司など立場が上の人にお礼の気持ちを込めて、「幸甚に存じます」と文章を締めくくる定型句として使うと良いでしょう。 「幸甚」の多用は禁物です 「幸甚」は、「誠に幸甚の至りです」といった話し言葉として使ってもいいですが、注意すべきは「幸甚」という言葉を多用しないことです。 これは手紙やメールなど文章を書く場合でも同じです。 「幸甚」とは、通常ではありえない大変な幸福に預かりますと、先方への心からの敬意を込めた感謝の意思を表す言葉ですので、「幸甚であります」「幸甚に存じます」と何度も繰り返し使うと、「幸甚」という言葉に込められた気持ちが軽々しく感じられ、相手に不遜な(思い上がった)態度と見られてしまいます。 このように「幸甚」という言葉を多用してしまうと、せっかく丁寧な言葉を使っているつもりが、かえって相手の気分を悪くさせてしまいます。 そのため「幸甚」は話し言葉よりも書き言葉として、「幸甚に存じます」と文章を締めくくる一言として使うのが最適でしょう。 「幸甚に存じます」は立場が上の人に対して使う言葉 「幸甚に存じます」はビジネスシーンを始め、立場が上の礼を尽くすべき相手に使う言葉です。 「幸甚に存じます」とは「ありがとうございます」と同じ、感謝の気持ちを表すお礼の言葉の一つですが、「幸甚」の持つ「幸いなること甚だしい」という意味から、「通常ではありえない、大変に大きな幸福に預かりました」という、同じ感謝の意思を示す言葉でも、極めて重々しい感情が込められた言葉になります。 「幸甚に存じます」は職場の上司や重要な顧客に対して、あるいはプライベートで非常に親しい間柄でも、お世話になった恩師や先生といった礼儀を尽くすべき相手に対して使うのが適切です。 「幸甚に存じます」は立場が上の人に、「誠に幸甚に存じます」と大変な感謝と敬意を込めて、お礼の意思を表すために使うべき言葉でしょう。 「幸甚に存じます」を身近な親しい人に対して使うのは不適切です 「幸甚」の敬語表現である「幸甚に存じます」をごく身近な友人や知り合いなど、気の置けない(気を遣わない)相手に対して使ってしまうと、「幸甚とは何のことやら」と奇妙な気持ちにさせてしまうため、使うべきではありません。 いくら「親しき仲にも礼儀あり」といえども、「幸甚に存じます」と言ってしまうと滑稽に思われるだけで、相手には何も伝わらないでしょう。 親しい友人などにお礼の気持ちを丁寧に伝えたいのなら、やはりこの場合は「幸甚に存じます」ではなく、「幸せに感じます」「嬉しく思います」「ありがとうございます」といった言葉が適切でしょう。 もし友人などにお礼を述べる場合に、強い気持ちを込めて「幸甚」という言葉を使いたいのであれば、「幸甚です」という使い方がよいでしょう。 「幸甚に存じます」は、「普通では考えられないほどの、大きな幸福を感じます」という意味を持つ「幸甚」に、「思う」「考える」「知っている」という言葉の謙譲表現である「存じます」をつけた、手紙やメールなどの文章作成に使われる書き言葉です。 「幸甚に存じます」は「存じます」という、相手に対する謙遜の意思を表した敬語表現で、「幸いなること甚だしく、心より感謝いたします」「通常では考えられない大きな幸福を賜り、厚く御礼申し上げます」という意味になります。 敬意と感謝を込めたお礼とお願いの言葉として 使い方としては、自分よりも立場が上の、礼儀を尽くすべき相手に対して、「この度は~をして頂きましたこと、誠に幸甚に存じます」と、心からの敬意と感謝の意思を表した、お礼の言葉として使います。 またその他に、立場が上の人に何かをお願いしたいときに、心からの謙遜と多大なる感謝の意思を込めて、「~して頂けましたら、誠に幸甚に存じます」という風に使うことができます。 「幸いです」との違いは 「幸甚に存じます」とよく似た使い方をされる丁寧な日本語に、「幸いです(さいわいです)」があります。 「幸いです」は、誰かに頼みごとをする時に使う言葉で、「~してくれると、とてもありがたいですが」という意味を持ち、「~して頂ければ、幸いです」などと使います。 「幸いです」は、ビジネスシーンにおいてもよく使われている言葉ですが、敬語表現としては十分ではありません。 このため目上の人に使う際は、必ず謙譲語の「存じます」を付けて「幸いに存じます」として使います。 「幸いです」の強い敬語表現として使う 「幸いに存じます」を「とてもありがたい」という意味の「幸い」から、「幸福なること、甚だしい」の「幸甚」に変えた「幸甚に存じます」は、「幸いです」の謙譲語「幸いに存じます」の、さらに強い敬語表現として、一段上の、高い尊敬の気持ちを込めた言葉となります。 「幸甚に存じます」は、通常よりもさらに立場が上の、より礼儀を尽くす必要のある相手に対して、強い謙遜と大きな感謝の意思を表して御礼を申し上げたり、また何か頼みごとをお願いしたい時に、便利に使うことのできる言葉です。 幸甚の至り 「幸甚」という言葉の使い方として、「幸甚の至り(こうじんのいたり)」があります。 「至り(いたり)」の「至」という漢字は、音読みで「し」と読み、これは「至高(しこう)」「至福(しふく)」「至上(しじょう)」など、物事が行き着く最高の状態を表します。 「幸甚」が「幸福なること甚だしい」「通常の範囲をはるかに超越した、幸せを感じる」という意味ですので、「幸甚」に最高の状態を示す「至り」をつけることで、その意味をより強調した表現になります。 より深い感謝と御礼の気持ちを強調 つまり「幸甚の至り」とは、「幸福な気持ちが、通常の範囲をはるかに超えた最高の状態にある」という意味で、より大きな感謝と御礼の気持ちを表す言葉になります。 このような敬語表現を使う目的は、送り手が持つ尊敬の意思や感謝の気持ちを、上手に伝えることです。 「幸甚の至り」は、通常よりも立場が上の、より礼節を尽くす必要のある相手に、無理をお願いして何かをしてもらった時などに、尊敬の意思を込めて「幸甚の至りにございます」と、深く感謝と御礼の気持ちを伝える時に、便利に使える言葉です。 幸甚の極み 「幸甚」という言葉の意味をより強調する使い方として、「幸甚の至り」の他に「幸甚の極み(こうじんのきわみ)」という物があります。 「幸甚の極み」の「極」という漢字には、「北極(ほっきょく)」「南極(なんきょく)」という言葉のとおり、ある物事がそれ以上は行くところがない、限界に達した様子を表します。 「極み」と「至り」の違いとは 「極み」は、これ以上行きつくところがないという意味で「至り」と良く似ており、一般的に「極み」と「至り」の区別は難しいとされていますが、「幸甚」という言葉に続けて使う場合では、その使用用途に違いがあると考えます。 それぞれの言葉を英訳すると、「極み」が「peak」という尖った山の頂上や、塔や屋根などの尖った先端を表し、「限界に達する」といった意味の単語となるのに対して、「至り(至高)」は「supremacy」、これ以上ない位に最高の状態を示す言葉になります。 「極み」と「至り」の英訳、「peak」と「supremacy」を比べて考えると、「幸甚の極み」は「通常の範囲をはるかに超えた幸福で、自分がこれまで経験した限界に達している」となるのに対し、「幸福の至り」では「通常の範囲をはるかに超えた幸福で、もうこれ以上の物は他にない位に、最高の状態」という意味になります。 「極み」と「至り」では使用用途が明らかに違う これら「幸甚」を使った二つの言葉の使い方の違いは、「幸甚の至り」が「幸甚に存じます」と同じで、立場が上の人への敬意と深い感謝を込めた、御礼の言葉であるのに対して、「幸甚の極み」では、立場が上の人への御礼ではなく、相手が自分と対等か、むしろそれよりも下の人に対して、感謝の気持ちを伝える場合に使うのが適当でしょう。 「幸甚の極み」は、例えば高級料理店などで食事をした際に、顧客の立場から、その店で受けたおもてなしについての感想を、「どの料理も大変素晴らしく、誠に幸甚の極みでございました」と、賞賛と感謝の意思を述べるといった場合に、とても便利に使えるでしょう。 幸甚の至りである 「幸甚」という言葉の意味をより強調した「幸甚の至り」に、物事を断定する意思を表す助動詞「だ」の連用形「で」と、補助動詞「ある」を付けて、「幸甚の至り」が意味する、「通常の範囲をはるかに超越した幸福が、もうこれ以上は他にない最高の状態にある」ことは確実だと主張する使い方が、「幸甚の至りである」です。 「である」は、ある事実を断定し強く主張する表現方法で、敬語ではないため、「幸甚の至りである」は立場が上の人に対して使うことはできません。 「幸甚の至りである」は、例えば恩師である師匠がその弟子に対して、感謝の気持ちを述べる時などに、「大変結構なお品を賜り、誠に幸甚の至りであります」と使うのが適切でしょう。 「幸甚」の類語・言い換えについて 「幸甚」とは「幸せなること甚だしい」という意味で、「通常の範囲をはるかに超えた、幸福に預かり」と、立場が上の人に敬意と感謝を込めた言葉です。 「幸甚」は通常「幸甚に存じます」という敬語として使います。 「幸甚に存じます」と似た意味を持つ類語には、「幸いに存じます」「ありがたく存じます」があります。 どちらも目上の人に何か頼みごとをしたいときに、敬意と感謝を込めてお願いする場合に使える敬語表現です。 「幸甚」と同じ意味を持つ言い換えには、「何よりの幸せに存じます」「お願い申し上げます」があります。 こちらは立場が上の人に必ずしてもらいたい頼みごとがあり、「どうしてもしていただきたい」と懇願する場合に、相手に対して謙遜の意思を示しながら、その旨を強調し、効果的に伝えることができる言葉です。 「幸甚」の例文 「幸甚」の敬語表現は、「思います」「知っています」の謙譲語「存じます」をつけた、「幸甚に存じます」です。 「幸甚」は、立場が上の人に対して敬意をこめた感謝の気持ちを表す時に、とても便利に使える言葉です。 「幸甚」は通常、「幸甚に存じます」という、相手に対する謙遜の意思を表した敬語表現として用います。 「幸甚」は用途によって使い分けができます また「幸甚に存じます」を、通常よりもさらに立場が上の人に、強い尊敬の意思を込めて使う時には、「幸甚」の持つ「幸せなること、甚だしい」という意味を強調した、「幸甚の至りに存じます」を使うと良いでしょう。 「幸甚」の使い方として、「幸甚です」「幸甚に思います」という言葉もありますが、こちらは敬語表現としては十分ではないため、目上の人に使うには不適切です。 「幸甚です」「幸甚に思います」は、親しい友人など身近な人に、手紙やメールで感謝の気持ちや、嬉しかった思い出などを伝えたいときに便利に使えるでしょう。 メールでの「幸甚」の使い方は? ビジネスシーンにおいて上司など立場が上の人に、お世話になった感謝の気持ちを込めたお礼を述べたり、あるいは何か大切な頼みごとを、謙遜と感謝の意思を表して懇願するときなどに、メールを使ってその旨を相手に伝える場合は、「幸甚」の敬語表現「幸甚に存じます」「幸甚の至りに存じます」を使って、上手に文章を作成すると良いでしょう。 「幸甚」はビジネスでもプライベートでも使えます このような敬語表現は、「幸甚」の持つ「通常の範囲をはるかに超越した、大きな幸福」という意味を明快にし、送り手の意思をより丁寧に、効果的に伝えることができるでしょう。 また親しい友人や身近な人に送るメールで、感謝込めたお礼や、楽しかったことなどの感想を伝えたい場合には、「幸甚です」や「幸甚の極みです」などを使うと、送り手の気持ちを上手に表現することができ、とても便利です。 「幸甚」という言葉は活用範囲が広く、メールにおいてもいろいろなシーンで使うことができます。 「幸甚」を使って表現力を高めましょう 「幸甚」という言葉について、読み方や便利な使い方などを紹介しました。 「幸甚」は「幸せなること甚だしい」という意味で、「普通のレベルをはるかに超えた、幸せな気持ち」を相手に伝える言葉です。 「幸甚」は通常、「幸甚に存じます」「幸甚の至りに存じます」という敬語表現として、立場が上の人に対して心からの感謝の気持ちを述べたお礼の言葉や、大切な頼みごとを、強い謙遜と感謝の意思を込めてお願いする時に、非常に便利で効果的に使える日本語です。 また「幸甚」は、ビジネスシーンのみでなくプライベートでも、手紙やメールなどで感謝の気持ちや、楽しかった思い出などを伝える場合に、「幸甚です」「幸甚の極みです」といった言葉を使って、上手に表現することができます。 「幸甚」はいろいろな使い方ができる言葉です。 上手に使うことで日本語の表現力を高め、毎日の生活に存分に活用しましょう。

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「幸甚」の読み方・使い方・例文・類語・敬語|メール

幸甚に存じます

「幸甚」の意味と正しい使い分け、上手な使い方 「幸いです」のワングレード上の表現=「幸甚」 ビジネスメールや文書で誰かにお願いごとをする際に、定番の言い回しとして「〜していただけると幸いです」が用いられるケースがよくあります。 「幸いです」は「自分にとってうれしい・幸せなことだ」という意味を持ち、「そうなってくれたら運が良い」というニュアンスも含まれています。 「助かります」と比べるとはるかに丁寧な表現ではあるのですが、お得意先や目上の方が相手の場合は、「幸いでございます」や、 「思います」の謙譲語である「存じます」をくっつけた「幸いに存じます」を使います。 そして、もうワングレード上の表現として、ぜひ一度トライしてみていただきたいのが「幸甚」という言葉です。 「この上なくありがたい」という気持ちを伝える「幸甚」 改まった商用の手紙や文書などで、 「幸甚です」「幸甚に存じます」という表現を目にされたこともあるかと思います。 もともとは手紙言葉であり、昨今ではビジネスメールでもよく用いられるようになってきました。 「幸甚」とは、文字通り「甚(はなは)だ(=普通の程度をはるかに超えて)幸せ」の意を表す、「幸福の最上表現」です。 相手に対して敬意を払う表現でもあるため、「幸いです」の代わりに「幸甚です」を使うことによって、「この上なくありがたい」という想いが強く表現されます。 また、より一層気持ちをていねいに表したい場合は、「幸甚に存じます」「幸甚の至りです」という最上級の言い回しもあります。 「依頼」「感謝」「贈り物」の場面でそれぞれ使われる「幸甚」 「幸甚」という言葉には三つの使われ方があります。 一つは、目上の方や立場が上の取引先などに対し、自らの要望や依頼事項を丁寧に伝える場合です。 相手に望みを叶えてもらえると「この上なく助かる」という気持ちが、そこには込められています。 (例) 「ご連絡をいただけると幸甚に存じます。 」 「ご来臨くだされば幸甚の至りに存じます。 」 二つめは、相手からの配慮や心遣いに対する自らの「深い感謝の意」を伝える場合です。 (例) 「お招きいただき幸甚に存じます。 」 「お気遣いをいただき幸甚の至りです。 」 そしてもう一つは、目上の方などに「贈り物」をする場合です。 贈る相手にぜひ喜んでもらいたいという想いです。 (例) 「お気に召していただければ幸甚に存じます。 」 「ご笑納いただければ幸甚に存じます。 」 相手に応じた「使い分け」と、使いすぎないことが肝要 「幸甚」は「これ以上ありがたいことはございません」という意味合いを伝える表現なので、使いすぎると他人行儀なイメージや大げさな印象を与えかねません。 距離が近い相手や親しい関係なら「助かります」や「ありがたいです」、会社関係の相手などには「幸いに存じます」、目上の方の場合は「幸甚に存じます」というように使い分けが大切です。 贈り物に添える文面に使う場合も同じです。 ごく親しい相手に対しては、丁寧さがむしろ嫌味に感じられてしまう恐れがあります。 こちらも「幸いです」「何よりの幸せです」などの表現と上手く使い分けてください。 また、使いすぎると仰々しくなり硬い印象を与える表現であるため、相手に「くどい」と思われないよう、同一文章内での「幸甚」の使用は一回にとどめるように気をつけましょう。 堅苦し過ぎるのも…という人のための「幸甚」の言い換え方 相手との心理的な距離感をつかみかねていて、「幸甚」という言葉は少し堅苦し過ぎるかも…と不安に感じる場合は、「幸い」「ありがたい」「うれしい」などの言葉を使った下記のような表現をお勧めします。 (例) 「ご連絡をいただけると幸いです。 」 「ご来場くださればありがたく存じます。 」 「お招きいただき光栄に存じます」 「お気に召していただければうれしい限りです。 」 なお、目上の人や上司に叱責を受けたときに、「お許しいただけるなら幸甚です」などと用いてしまうと、かえって相手を馬鹿にしたような印象を持たれる恐れがありますので、不用意に使ってしまわないように気をつけましょう。 文豪たちの作品に見る「幸甚」の使われ方 少しかしこまった形で用いられる「幸甚」ですが、昔の文学作品では時折見かける表現でもあります。 いくつか例を挙げてみますので、参考にしてください。 「大方の諸君子にして、予が常識の有無を疑はれなければ幸甚である。 」(芥川龍之介「きりしとほろ上人伝」) 「楽な気持で推理をたのしみながら愛読をたまわれば幸甚です。 」(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖」) 「全文或いは概要を貴誌に掲載して貰へれば幸甚です。 」(萩原朔太郎「蒲原有明に帰れ」) 「各地方小学教師のために備考の一助ともならば幸甚のみ。 」(福沢諭吉「小学教育の事」) 「すでに求め終わっているのなら幸甚である。 」(有島武郎「片信」) 「今後の私抄について彼我対照して戴ければ幸甚である。 」(北原白秋「夢殿」) 「賢明なる読者諸君に対して、いささかでも反省の資料になってくれたら幸甚である。 」(太宰治「花吹雪」) スポンサードリンク.

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