王になった男 評価。 王になろうとした男 (映画)

王になろうとした男 (映画)

王になった男 評価

並外れた決断力 仁祖(インジョ)がクーデターを成功させたのは、用意周到な準備があったからだ。 彼は、光海君(クァンヘグン)の一番の罪状として、大妃(テビ/王の母)であるはずの仁穆(インモク)王后を幽閉して身分を剥奪したことを挙げた。 儒教を国教とする朝鮮王朝においては、血がつながっていないとはいえ、母にあたる仁穆王后を厳しく処罰するというのは、あってはいけない倫理観なのである。 そのことを一番に糾弾すべく、仁祖は光海君に怨みを抱く者たちを集めて挙兵した。 光海君側にも油断があったとはいえ、仁祖は先王を退位に追い込んで、まったく新しい政権を作った。 これは、並外れた決断力がなければできないことだ。 それを実行したという意味で、仁祖は非常に能力の高い男であった。 しかし、それは王になるまでの話である。 王になってからの仁祖はどうだったか。 仁祖の一番の大失敗は、朝鮮半島の北部で強大な国家を築いていた後金を甘く見てしまったことだ。 仁祖は、もともと後金を「辺境の蛮族」として卑下していた。 自分たちのほうがはるかに格が上だと勘違いして、後金が兄弟の関係を築こうと話をしてきても、無視してまったく取り合わなかった。 その結果、どうなったのか。 どんどん強大になっていく後金は朝鮮王朝に対して強い怨みを持つようになり、二度にわたって大軍で押し寄せてきた。 それによって、朝鮮王朝は圧倒的な軍事力の前に屈辱的な降伏を強いられた。 1637年1月、仁祖は清(後金から国号を変更)の皇帝の前で、ひざまずいて地面に額をこすりつけた。 そんな謝罪を強いられたのだ。

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仁祖(インジョ)の正体!王になってはいけない男

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スポンサーリンク 作品紹介 本作の監督は『拝啓、愛しています』のチュ・チャンミンさん、脚本は第57回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞した『オールド・ボーイ』のファン・ジョユンさんです。 2012年大鐘賞で最優秀作品賞を含む歴代最多の15部門受賞をはじめ、その他にも数々の賞を獲得し、2012年を代表する一作となりました。 主演のイ・ビョンホンさんにとっては初の時代劇作品であり、本格コメディそして一人二役というのも初挑戦となります。 ハン・ヒョジュさんは本作と同時期に映画『ファイヤー・ブラスト恋に落ちた消防士』の撮影もしており、そちらではコ・スさんと共演しています。 「神弓 KAMIYUMI」の リュ・スンリョンさんは、本作と同年に出演した『僕の妻のすべて』もヒットし、翌年には超ヒット作『7番房の奇跡』でも主演するなど大ブレイク!その全てで主演男優賞・助演男優賞を獲得しています。 他にも、個性派俳優のキム・イングォンさん 初の時代劇 や、ベテラン俳優チャン・グァンさん、「サニー 永遠の仲間たち」「怪しい彼女」のシム・ウンギョンさんなども素晴らしい演技を披露しています。 スポンサーリンク 王になった男【韓国映画】あらすじ 朝鮮の王クァンヘ 光海 イビョンホン は、王宮を取り巻く権力争いと派閥争い、そして自身の命の危険も伴いひどく荒れていました。 そんな中で、王は都承旨ホ・ギュン(リュスンリョン)に自身の影武者を探すよう指示していたのです。 ある時、道化師として王の姿を真似ていたハソン(イビョンホン)を発見し、そのそっくりな見た目と巧みな話術に目をつけます。 いきなり王宮に連れてこられたハソンは、理由もわからないまま王の前へ連れていかれ、影武者となるよう言われるのでした。 当初は夜だけの身代わりとして雇われたハソンでしたが、王を狙う勢力によりハソンは15日間に渡って王に成りすますことになるのです。 スポンサーリンク 王になった男【韓国映画】みどころ 何といってもイ・ビョンホンさんの見事な一人二役っぷりでしょう! 王とハソンは、見た目は同じでも中身は正反対というのが面白く、ハソンからはこれまでの王にはなかった熱い想いや優しさが感じられてきます。 落差の大きい二役を演じ分けたイ・ビョンホンさんの演技力が発揮された作品であると言えます。 王宮内は毒蛇ばかりで、正しいことをしようとしても邪魔が入ったり、間違ったことを罰しようとしても止められたりするところ。 そんな場所に影武者として入ってきたハソンが、庶民目線からものを言い善政を敷こうとするのはとても痛快です。 そんなハソンにどんどん周りが巻き込まれていくのも、見ていてとても楽しくなると思います。 ハソンとホ・ギュン、チョ内官のやり取りは面白く、本来は勝手なことをするハソンを怒るはずのところを、彼の善良さに惹かれて手伝ってしまうのも実に楽しい! 他にも、王様の生活の様子が庶民からするとかなり奇妙で、韓国ドラマに見るピリピリとした王宮内のものとは違いコミカルさが伺えます。 それは、一般の常識では考えられないものを見る面白さであり、トイレのシーンなどはちょっと下品ではありますが格別に面白いです。 時の権力者や政治、社会などを批判する作品はどうしてもシリアスになりがちなんですが 特に日本人ではそう 、本作はそれを分かりやすくコミカルに描いたことで間口が広がったんだと思います。 普段韓国の時代劇は好んでみないのですが、本作には他の作品にある堅苦しさや小難しさがないのが嬉しいですね。 この映画の設定自体は、影武者が自我を出していくという事以外は良くあるものですし、ハソンの考えや行動自体は実に全うなものなんですが、その模範的な姿こそ観客が見たかったものなんだと思うんです。 どのドラマを見ても王でありながら、周りの勢力に気を配ったり母親に逆らえなかったりと、飾り物の王でしかなかったものを実に真っ正面から正論を語ってくれ、どこかむず痒い気もするんですが聞いていて胸の奥が熱くなり目頭も熱くなるんです! 王でありながら権力者たちに押されて命さえ危うかったものが、影武者として登場したハソンの正論により徐々に周りも影響され国を変える行動を起こす。 物語の流れとしてはよくあるものなんですが、これを二時間ちょっとの映画の中にうまくまとめたのが見事だと思います。 「立場変われば人変わる」とはよく言ったもので、これまで道化師として生きてきたハソンが、見た目がそっくりということで王の座に着き、それにより何かを変えようという気持ちになったという物語が本作。 ハソンの吐く言葉は、国の実情や細かい勢力のことなどを知らないから平気で言えたことなのかも知れませんが、国民はそういう真っ直ぐな王様を待っているからこそ、この映画が受け入れられたんじゃないでしょうか。 この映画を見ながら考えていたことは、ラストはハソンがこのまま王としてやっていくのか、それとも光海君が戻ったことで命を狙われてしまうのか、もしくは光海君もハソンの影響を受け共存していくのか、というものでした。 正直どのラストでもいいと思うんです! 短い間でも王として正しいことをしてきたハソンは、誰かに強い印象を残したことでしょうし、実際ホ・ギュンやチョ内官は完全に惹かれています。 史実をモチーフとしながらも、そこにフィクションを加えた本作が伝えたいものは、庶民であるハソンが一瞬でも理想とする王になった!ということじゃないでしょうか。 これは時代劇という媒体を使って、理想とするリーダー像を描き観客の喝采を得た作品なんです。 まとめ:時代劇という理由だけで食わず嫌いをすると損をします!王とはなにか、国とは何かしらという大きなテーマを扱いながらも、映画の中で理想のリーダー像を描いた笑と涙の傑作です! 最後に 日本にも時代劇の傑作はもちろんあります。 しかし近年で見てみると玄人好みのものや、振り切ったエンタメ作品がほとんどで、本作のようなメッセージ性とエンターテインメント性のバランスが良いものは殆どありません。 この映画は韓国国民の5人に1人が見た大ヒット作です。 つまり、わかる人だけ見ればいいというのではなく、伝えたいことがあるならまずは多くの人に見てもらう必要があることをわかってる!ということなんです。 それは、時代劇だけでなく事件ものや政治や企業の腐敗などについての作品でも同様で、重たいメッセージ性があったとしても誰もが楽しめるエンターテインメント作品に仕上げるということ。 もちろん何もかもエンタメ作品にすればいいわけではないんですが、このセンスに関しては残念ながら今の邦画は歯が立たないですね。

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【映画レビュー】王になった男のあらすじとネタバレ感想【理想の王様】│縦の糸はホラー 横の糸はゾンビ

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あらすじ [ ] 再会 [ ] ・にある北極星新聞の記者キップリングは、一人オフィスに残り記事を書いていた。 そこに、乞食のような男が現れ、キップリングとの再会を喜ぶ。 キップリングは彼が何者か分からなかったが、「君の前で契約を交わした」という言葉を聞き、その男が3年前に出会ったカーネハンだと気付く。 キップリングは、契約を交わしたもう一人の男ドレイボットの行方を尋ねるが、カーネハンは彼が死んだことを告げ、二人で交わした「王になる」という夢の顛末を語り始める。 夢の始まり [ ] 3年前のラホール。 退役軍人のカーネハンはラホール駅でキップリングの懐中時計を盗むが、時計にはの紋章が刻まれていた。 キップリングが自分と同じフリーメイソン会員だと気付いたカーネハンは、慌てて汽車に乗り込み彼に時計を返す。 意気投合したカーネハンは途中の駅で下車し、キップリングに次の駅にいるドレイボットに伝言を頼む。 キップリングはドレイボットに伝言を伝えるが、彼らが藩王を脅迫しようとしていることを知り、地区長官に密告する。 長官は二人を逮捕するが、キップリングはフリーメイソン会員の二人を釈放するように要請し、二人は釈放される。 キップリングはラホールのオフィスに戻り記事を書くが、そこに二人が現れる。 彼らは「王になる」という夢を実現するためにアフガニスタン辺境部のカフィリスタンに向かおうとしており、キップリングを証人に「王になるまでは女と酒を断つ」という契約を交わす。 20丁のを手に入れた二人はカフィリスタンに向けて出発し、キップリングは選別としてフリーメイソンの紋章をドレイボットに渡す。 夢の成就 [ ] ドレイボットとカーネハンはアフガニスタンを横断し、大河を超えて雪山に入るが、カフィリスタンを目前にして行く手を巨大なに遮られてしまう。 食料も焚き木も使い果たした二人は死を覚悟するが、雪崩によってクレバスが埋まり、二人はカフィリスタンに入国する。 カフィリスタンに到達した二人は、女性を襲う仮面の部族に出くわし、マルティニ・ヘンリー銃で部族を追い払う。 二人は捕虜を連れて襲われていた部族の城に向かうが、そこには英語を話す男ビリー・フィッシュがいた。 彼はインド軍所属ので、数年前に地形調査隊の一員としてカフィリスタンを訪れていた。 二人はビリーを仲間に引き込み、首長ウータを丸め込みイギリス式の軍事訓練を施し、ウータを利用してカフィリスタンを征服しようと企む。 二人は部族を率いて仮面の部族に戦争を仕掛けて降伏に追い込む。 その際、ドレイボットの胸に矢が命中するが、に当たり命拾いする。 それを見た部族たちは、ドレイボットが伝説で語られる、かつてカフィリスタンを征服した神シカンダー()の息子だと信じ出す。 カーネハンは伝説を利用してドレイボットを「神の息子」に仕立て上げ、戦わずに周辺部族を従属させるが、そこに聖都シカンダルグルの大司祭セリムの使者が現れ、シカンダルグルへの出頭を命令する。 二人はシカンダルグルに出頭するが、そこでセリムは「本当の神か確かめる」としてドレイボットを剣で刺そうとする。 その際、抵抗したドレイボットがフリーメイソンの紋章を所持しているのを見たセリムは、彼をシカンダーの息子として認める。 不思議に思ったドレイボットとカーネハンに対し、セリムは祭壇に刻まれた紋章を見せる。 そこにはフリーメイソンの紋章が刻まれており、フリーメイソンが数千年前にカフィリスタンに存在していたことを示唆していた。 夢の終わり [ ] 「シカンダー2世」としてカフィリスタン王に即位したドレイボットは人々から崇められ、将軍になったカーネハンと共にシカンダーが残した莫大な財宝を手に入れる。 悲願を達成したことを喜ぶカーネハンは、「雪解けを待ち、財宝を手にインドに戻ろう」と提案するが、王座の魅力に憑りつかれたドレイボットはカフィリスタンに留まることを選択する。 ドレイボットは戦争中に見かけた、シカンダーの妃と同じ名前を持つ美女ロクサネを王妃に迎えることを決める。 これに対し、「神と人間の結婚」にセリムたち高僧は反発し、カーネハンとビリーも正体が露見することを恐れて反対するが、ドレイボットは聞き入れず強引に結婚を宣言する。 結婚式の前日、カーネハンはドレイボットに別れを告げて出発しようとするが、ドレイボットに「せめて結婚式は見届けて欲しい」と懇願され、結婚式に参列することを決める。 翌日、カフィリスタン中の人々が集まり結婚式が執り行われた。 しかし、「神に愛された女は灰になる」という言い伝えを信じたロクサネは、恐怖のあまりドレイボットの頬を噛んでしまう。 不死身のはずのドレイボットから血が流れる姿を見たセリムは、彼が神を騙る偽物だと気付き、二人は怒り狂う群衆から逃げようとする。 ドレイボットは銃兵に攻撃を命令するが、群衆の数に圧倒され全滅し、二人を逃がそうとしたビリーも殺されてしまう。 二人は群衆に捕まり死刑を宣告され、ドレイボットは吊り橋を渡るように命令される。 死を覚悟した二人はイギリスの歌を歌い始め、ドレイボットは切り落とされた吊り橋と共に3,000メートル下の谷に落ちていく。 カーネハンは磔にされるが、翌日になっても死ななかったため、奇跡を信じた群衆によって解放され、1年かけてラホールに辿り着く。 王になろうとした男 [ ] 冒険の顛末を語り終えたカーネハンは、「ドレイボットは私を見捨てず、私も彼の頭を見捨てなかった」と告げ、キップリングにドレイボットの首を渡す。 驚くキップリングに対し、カーネハンは「急用がある」と言い残してオフィスを後にする。 ドレイボットの首は白骨化していたが、その頭上にはカフィリスタン王の証である王冠が輝いていた。 キャスト [ ] 役名 俳優 日本語吹替 版 機内上映版 () ピーチ・カーネハン ビリー・フィッシュ ウータ首長 ドラミ・ラルビ 地区長官 () カフ・セリム カルーム・ベン・ボウリ バフ モハマド・シャムシ グラム () ムルバニー ポール・アントリム 役人 グラハム・エイカー ロクサネ () 初回放送 『』 1976年制作 製作 [ ] は1950年代から、とを主演に本作の映画化を計画していた。 しかし、映画化の権利を取得する前の1957年にボガードが死去し、ゲーブルも1960年に死去してしまう。 その後、主演はと、とにそれぞれ変更された。 1970年代に入ると、主演はとが検討されたが、ニューマンは「主演は英国人俳優が演じなければならない」とヒューストンに助言し、とを推薦した。 ロクサネ役は、との娘 ()が予定されており、彼女はオファーを快諾して減量や歯の矯正を行い役作りを進めた。 しかし、ヒューストンはよりアラブ的な女性を求め、「私たちはどこかでアラブの姫を探さなければいけない」とケインとの会食時に語っている。 その会食には、ケインの妻 ()が同席しており、彼女は出身だったため、ヒューストンは彼女を説得してロクサネ役に起用した。 撮影はと・で行われた。 評価 [ ] のジョン・シモンは「ジョン・ヒューストンにとって、『』を超える最高の作品」と絶賛した。 のは「ジョン・ヒューストンは20年以上映画化を望んでいましたが、待つだけの価値はありました」と批評している。 は四つ星満点を与え、「『王になろうとした男』は、ひどくスリリングで楽しいエンターテインメントのため、時間を忘れてしまいます」と批評した。 はケインの演技について、「それがジョン・ヒューストンの意図であろうとなかろうと、この冒険とアクションの映画はマイケル・ケインの低い演技力のために大雑把なコメディになっている」と批評している。 ノミネート [ ] では四つの賞にノミネートされた。 :、 ()、 ()• :、 ()• : () この他にがに、イーディス・ヘッドが ()に、がにそれぞれノミネートされた。 出典 [ ]• IMDb. Retrieved September 18, 2013. Box Office Report via. Retrieved September 18, 2013. 吹替の帝王. 2019年1月31日閲覧。 Huston, J. 1975. The making of the man who would be king. Allied Artists Pictures. 2017年7月28日閲覧。 Patricia Neal: An Unquiet Life by Stephen Shearer pg 313• Simply Networking Solutions. 2013年1月7日閲覧。 New York: 58. Cocks, Jay 29 December 1975. Time. 2012年1月7日閲覧。. Roger Ebert 1976年2月23日. rogerebert. com. 2010年1月25日閲覧。 Variety 1974年12月31日. 2013年1月8日閲覧。 The New York Times. 2008年12月30日閲覧。 参考文献 [ ]• Kipling, Rudyard 2008. The Man Who Would Be King. NuVision Publications. 外部リンク [ ]• - (英語)•

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