コウモリ の フン。 困っています!軒下にコウモリ?

コウモリから感染症が伝染る可能性はあるの? [感染症] All About

コウモリ の フン

毎年6月頃から、こうもりの活動が全国的に活発化します。 特に、こうもりの繁殖が盛んな地域では、毎年夏前から秋にかけて、多くの住民がこうもりの糞対策に追われます。 私の友人(女性)も、コウモリのフン害に悩む住民の1人でした。 友人が今の家に引っ越してきたのは秋の深まる10月のこと。 引っ越し直後はさほど気にならなかったのに、翌年春から玄関や庭、エアコンの上に山積み式で溜まってゆく糞を見て、彼女はよく呆然としていたものです。 ある日は、ベランダの窓を開けた時に、家の外壁にとまっていた10匹以上のコウモリがサッシの上からバタバターっと飛び立っていきました。 また別の日には、玄関先の扉を開いた際、上部からコウモリの糞がバラバラッと降り注いできました。 天井裏にコウモリが侵入して、部屋中に糞を撒き散らして帰っていったこともありました。 いくら小さくてひ弱に見えるコウモリでも、これでは立派な害獣(がいじゅう)です。 コウモリの存在に対する不安と、糞汚染の恐怖は、これまで一朝一夕に解決できるものではありませんでした。 今回の記事では、コウモリの糞対策に関してお悩みの方へ、コウモリの糞によって起こりうる健康被害について解説しながら、 『これさえ実践すればフン害が消える』という、筆者とっておきのフン害対策を紹介します。 友人も毎年この方法を実践してから、コウモリのフン害に遭うことがなくなりました。 あなたも、ぜひ実践してみてください。 1 『野生鳥獣保護法』で殺せないコウモリのフン害 ここ日本では、コウモリは蛾や蚊などの害虫を食べてくれる益獣(えきじゅう)として『野性鳥獣保護法』によって守られています。 鳥獣保護管理法では、「鳥獣」を「鳥類又は哺乳類に属する野生動物」と定義しています。 「鳥獣」の概念には、平成14年の法改正によりネズミ・モグラ類と海棲哺乳類が含まれることとなりました。 ただし、鳥獣保護管理法第80条の規定により、「環境衛生の維持に重大な支障を及ぼす鳥獣又は他の法令により捕獲等について適切な保護管理がなされている鳥獣」として、ニホンアシカ・アザラシ5種・ジュゴン以外の海棲哺乳類、いえねずみ類3種については、鳥獣保護管理法の対象外とされています。 環境省『鳥獣保護管理法の概要 2』より抜粋: つまり、コウモリを駆除する際には、1匹たりとも殺してはいけないということ。 そのため、フン害をなくすには、コウモリをただ追い出すしか方法がありません。 この『追い出す』というのが、かなり難しいのです。 糞を除去しても、数時間後にはまた同じ状態に戻ってしまう…本当は旦那さんにコウモリの駆除や糞の掃除をお願いしたいけれど、日中は仕事でいないことがほとんどですよね? 女性が1人でコウモリ駆除と糞掃除に立ち向かうのは、とても過酷なことです。 風のある日は、乾燥したコウモリの糞がコロコロと散乱し、雨が降る日は、糞の臭いがいつもより強烈になります。 それに、コウモリのフン害で一番注意すべき点は、汚れや臭いではなく 『コウモリの糞に含まれる菌』の方なのです。 1-1 コウモリの糞に含まれる菌とは? コウモリの身体の表面には、ダニやノミといった寄生虫が生息しているケースが多く、どの個体も大変不衛生ですが、より気をつけたいのが 『糞に含まれる病源菌』の方です。 なんと、コウモリの糞には無数の『カビ菌』が含まれているのです。 さらには、コウモリは『ノミ』や『ダニ』といった寄生虫を体表に保有しています。 フン害の中でも特に注意したいのが、玄関ドアの上や、外に設置されているエアコン室外機に糞をされた時。 室外機からコウモリの糞に含まれるカビ菌が侵入したり、糞が直接、私たち人間に降りかかることで、我々がカビ菌や寄生虫に侵されてしまう危険性があるのです。 1-2 糞の影響によって起こりうる病気 コウモリの糞に含まれる、無数のカビ菌。 コウモリの糞に内在するカビ菌が、私たちの呼吸器官に入り込んだり、皮膚にできた微細な傷口と接触すると、最悪、感染症が引き起こされます。 また、コウモリの糞を身体に浴びると、コウモリの体表に寄生していたノミやダニに寄生される恐れもあります。 ちなみに、日本に最も多く生息するのは『アブラコウモリ』という、体長およそ4~6cm程度の小さなコウモリです。 身体の小さなアブラコウモリは、室外機やエアコンダクトの狭い隙間から易々と内部に入り込み、そこで巣を作ってしまうことがあります。 コウモリが室外機やエアコンダクトに巣を作れば、コウモリの糞に含まれるカビ菌や、ノミ、ダニが私たちの生活スペースにより近づきます。 また、コウモリによる狂犬病の可能性も否定できません。 コウモリの狂犬病 1980年から1997年の間に発生した狂犬病患者の58%はコウモリ由来のウイルスによるものであることが明らかにされています。 引用元: 子供やペットに影響はないのか?心配になりますよね? 1-3 子供やペットへの影響は? 恐ろしいことに、皮膚や呼吸器が未発達なお子さんは、我々大人よりもカビ菌の影響を受けやすい傾向にあります。 また、犬や猫といった動物を飼っていると、散歩時や、飼い主の知らぬ間にペットとコウモリが接触し、その際にノミやダニに寄生されてしまう危険性があります。 それを知らずペットを触れば、我々人間も『寄生虫の被害』に遭ってしまいます。 大切なご家族やペットをコウモリのフン害から守るため、これから紹介する 『コウモリ撃退に効果的なアイテム』を使って、事前にコウモリを撃退しておきましょう。 2 コウモリ撃退に効果抜群な2つのアイテム 『コウモリ撃退に効果抜群な2つのアイテム』についてお話する前に、まずコウモリの生態について簡単にお話しします。 コウモリは、視覚がほとんど機能していない生物です。 彼らは、超音波を発しながら宙を飛行し、物質から跳ね返ってきた己の超音波を感知しながら、餌を捕獲し、巣作りを行うのです。 そのため、 コウモリは以下の2つが大嫌いです。 2-1 強力磁石 磁気には『超音波を狂わす効果』があるため、 超音波を発しながら飛行するコウモリの駆除に絶大な効果を発揮することがあります。 強力磁石は、100円ショップに売られているもので十分。 ぜひとも、コウモリを寄せ付けたくないベランダのサッシや玄関周辺に、沢山の磁石を設置してください。 もちろん、目立ちにくい所に施すだけでも十分効果的です。 ちなみに、筆者の家では磁石を以下のように配置しています。 窓のサッシの上の細いスペースには、棒磁石を7~8つ敷き詰めて配置。 エアコンの室外機には、機器の天面と裏側に、大きさが直径2cm程度の丸型の磁石(プラスチックが施されていないもの)を、等間隔で5つほど、透明な梱包用テープを使って貼り付けています。 玄関には、大きさ6mm程度の目立ちにくい丸型磁石を、目的の個所へちりばめるように、透明な梱包テープで貼り付けています。 車庫の天井隅にも、エアコン室外機に配置したのと同じ丸型磁石を、1カ所につき、4~5つ程度貼り付けています。 コウモリが寄り付く機会の多い場所と、フン害が気になる場所へ磁石を置くようになってから、筆者自宅のフン害は著しく改善されました。 ちなみに、高い場所へ磁石を設置する際は、女性よりも身長の高い男性に作業をお願いした方が安全ですので、旦那さんに一度、磁石の設置について相談した上で実践してください。 2-2 ラジオ ラジオの機器から発せられる電波にも、超音波を乱す効果があるので、ラジオもコウモリの駆除にとても有効なアイテムです。 筆者も、小さな磁石だけではコウモリを駆除しきれない、庭などの広いスペースに大型のラジオを置いていますが、これも設置後すぐに効果がありました。 庭にラジオを配置してから、日に日にコウモリが寄り付かなくなり、今では糞掃除をすることもなくなったのです。 ちなみに、電波を発する機器の一例としてラジオを挙げましたが、 コウモリの嫌う周波数で超音波を発生させる『超音波発生器』を使うとより効果的です。 コウモリの被害が気になる場所へ、磁石と超音波発生器(もしくはラジオ)を設置すれば、筆者と同じく、コウモリの糞対策に追われることもなくなります。 3 エアコンダクトには防鳥ネットを張る エアコンダクトのように、コウモリが屋内に入り込む隙間がある場合には、防鳥ネットを張って、コウモリの侵入を防ぎます。 コウモリは体長が小さいので、網目の細かい防鳥ネットを使用してください。 4 漂白剤対策は効果がない? ところで皆さんは、コウモリのフン害対策に『漂白剤』が効果的である、という噂をご存知ですか? 私の友人の話では、以前、彼女の住むマンションの管理人へコウモリのフン害を相談した際に管理人がやってきて、漂白剤の臭いがする液体をエアコンや玄関に置いていったのだそうです。 しかし、漂白剤の臭いがする液体によって特にコウモリが寄り付かなくなるということはなく、友人はその後も変わらずフン害に悩まされ続けました。 漂白剤は、菌の消毒には効果的ですが、肝心のコウモリを駆除する効果はありません。 なぜならコウモリは、漂白剤の臭いを忌避(きひ)しない傾向にあるからです。 ちなみに、コウモリはハッカのようなメントール系の臭いを嫌いますので、ハッカ成分が含まれる『コウモリ忌避スプレー』を使えば、コウモリを『一時的に』追い払うことはできます。 しかし、 忌避スプレーの効果はあくまでも『一時的』なもの。 忌避スプレーの成分は時間の経過とともに消失しますので、これ1つでコウモリを完全に駆除するのは不可能なのです。 磁石やラジオ、超音波発生機器、そして防鳥ネットを駆使して、自宅周辺にコウモリが寄り付かない環境を作ることこそが、コウモリのフン害対策に最も効果的です。 5 屋根裏にコウモリが入り込んでしまったら コウモリが屋根裏から屋内へと侵入してしまった場合には、 これから紹介する3つのステップ通りに対策を講じることで、屋根裏からコウモリを完ペキに追い出すことができますし、同時にコウモリの再来も防ぐことができます。 【事前準備】 身に着けるもの 屋根裏の床や、自宅周辺に残った糞を片付ける際には、「マスク」「手袋」「防護服か不要な衣服」の3点は必ず身につけてください。 マスク コウモリの糞に含まれるカビを吸いこんでしまわないように、マスクは必ず着用してください。 手袋 コウモリの糞を掃除する際には、カビ菌だけでなく、ダニやノミといった寄生虫と接触してしまう恐れもありますので、手袋も必ず着用しましょう。 防護服か不要な衣服 コウモリの糞を掃除する際には、知らない間に糞が衣服に付着してしまう可能性があります。 衣服にコウモリの糞に含まれるカビ菌や、体表に寄生するノミ・ダニが付着すると、感染の危険が高まるため、大変不衛生です。 駆除に必要なグッズ ご自宅で徹底して駆除を行う際には、以下のようなグッズを揃えておきましょう。 (初年度の場合)。 以下で紹介する駆除ツールの価格は、あくまでも一例であり、価格がよりお安い製品や、よりお高い製品もあります。 まずは コウモリの侵入経路となりそうな隙間や穴を、事前に養生テープなどでしっかりと塞いでおきましょう。 5-2 ステップ2 駆除煙と超音波発生器を使って撃退する コウモリの侵入経路を塞いだら、バルサンのような発煙駆除剤で、大量の煙を焚きます。 このとき、超音波発生器を一緒に使うとなお良いです。 コウモリは臭いの強い煙を嫌がりますので、沢山の煙から逃れようとして、窓から出ていきます。 5-3 ステップ3 窓に網戸(防鳥ネット)を張って換気する 駆除煙を炊き終わった後は、屋根裏部屋の空気を入れ替えるために、しばらくの間窓を開け放って、換気を行う必要があります。 窓に網戸があれば網戸を張り、窓に網戸がない場合には、網目の細かい防鳥ネットを網戸代わりに張って、小さなコウモリの侵入を防いでください。 これで屋根裏にコウモリが再来することはなくなります。 とはいえ、屋根裏は薄暗く日中でも不気味ですから、女性一人で駆除するのは心細いですよね?もし可能であれば、この記事をご主人さまにもお読みいただいて、コウモリ駆除は勇気と度胸のある男性に引き受けてもらうのが理想的です。 掃除完了後には消毒を行う コウモリの糞を掃除する際は、防護服を着用するか、もしくは汚れて捨ててしまっても構わない服を着用し、掃除が終わったら屋外で脱いでごみ袋へ密封しましょう。 また、ホウキやチリトリといった道具を使用する際には、お掃除完了後に殺菌剤を吹きかけて、消毒をしっかりと行ってください。 糞のあった場所にも、十分に殺菌剤を吹きかけてくださいね。 屋根裏駆除の注意点 バルサンのような発煙駆除剤は、使用後にお部屋の掃除をしなくてはならない製品が多いので、なるべく『お掃除の手間がかからないタイプ』の製品を選んで使いましょう。 7 『フン害ゼロの家づくり』を徹底する方法 今紹介した駆除の方法は、コウモリを家に寄せ付けないために、そして、屋根裏など屋内にいるコウモリを追い出すために大変効果的です。 しかし、お住まいの家に隙間が多くある場合や、自分でコウモリの侵入経路を全て探し出すことができない場合、これらの措置を取っても完全に追い出せない可能性があります。 また、発煙駆除剤を使用して屋根裏部屋が思いのほか汚れてしまった場合には、駆除だけでなくお掃除にも費用や手間がかかってしまいます。 コウモリ駆除に一進一退を繰り返しているのであれば、一度、コウモリ駆除業者に依頼してみてはいかがでしょう? 駆除には、1箇所あたりおよそ30,000円前後の駆除費用がかかります。 しかし 業者はコウモリが侵入する経路を確実に塞いでくれます。 そのため、翌年以降も駆除効果が持続され、毎シーズンごとに駆除ツールを買うよりも費用が安く上がることがあるのです。 さらに、実例を1つ紹介します。 家の近所に、実際にコウモリ駆除を業者へ依頼した方がいます。 (その方は便利屋さんに頼んでいました) 便利屋さんは、駆除煙や器具をこなれた手つきで操り、コウモリをみるみるうちに撃退していきました。 あれは、我々素人にはできない早技です。 ご近所さんによるとその時の駆除費用は31,500円だったそうです。 忌避スプレーやバルサン、除菌剤を、毎年大量に購入していたご近所さんでしたが、翌年以降は駆除アイテムを買わずに済んでいるそうです。 ちなみに、お住まいの地域の市役所に相談すると、信頼のできる駆除業者を紹介してくれることがあります。 業者へ依頼をお考えの際にはまず市役所へ電話して、行政と連携している駆除業者があるかどうかを確認してください。 まとめ こちらのページでは、コウモリのフン害対策や、コウモリを撃退するために効果的な手段、駆除にかかる費用について紹介しました。 もともと、コウモリに悪気はありません。 しかし、フン害が続くとどうしても憎らしく感じてしまうのもの。 こちらでお話しした『コウモリ撃退に効果的な駆除方法』を実践し、万が一それでも駆除できなかった場合には、腕の確かな駆除業者に依頼して、お住まいの環境を衛生的に保ちましょう。

次の

「コウモリ→センザンコウ」経由でヒト感染か 米研究

コウモリ の フン

コウモリの糞が家の中に落ちていて、悪臭や虫が湧いて困っていませんか? もしくは、コウモリの糞なのかネズミの糞なのか見分けが付かなくてどういった対処方法をしたらいいのかわからない、そもそもコウモリへの対処方法がわからないという人もいるかと思います。 コウモリが住み着いている限り屋根裏や軒下、ベランダなどに糞尿がばら撒かれるので困りますよね。 そこで今回は、コウモリとネズミの糞の見分け方と簡単にできる家に住み着いたコウモリへの対処方法をご紹介したいと思います。 コウモリとネズミの糞の見分け方 天井裏や軒下、ベランダなどに「小さな糞」が落ちていたのを発見したとき、その糞が何の糞なのか見分けがすぐにつく人はそれほど多くはないですよね。 種類にもよりますが、コウモリとネズミの糞は大きさが似ているので見慣れていない人だと見分けがつかないかと思います。 住み着いているのが、コウモリなのかネズミなのかわからないと駆除対策がとれなくて困りますよね。 しかし、あらかじめコウモリとネズミの糞の特徴を知っていれば見分けることも可能です。 そこでまずは、コウモリとネズミの糞の見分け方からご紹介したいと思います。 コウモリとネズミの糞の特徴と違い コウモリとネズミの糞は、それ単体では見分けがつきませんが並べてみると色や形が違うのではじめての人でも見分けがつくと思います。 コウモリの糞の特徴 コウモリの糞は、約5~10mm程の大きさで黒っぽい色をしています。 コウモリは、血を吸うイメージがあると思いますが日本にたくさんいるコウモリは血ではなく「虫」を食べます。 虫はたんぱく質の塊です。 一般的にたんぱく質を多くとっている生き物の糞は黒っぽい色になるので、コウモリの糞も黒い色をしています。 糞の大きさはクマネズミ(家に巣を作るネズミ)と似ていますが、ネズミの糞は茶色っぽい色なので色で見分けることも可能です。 また、コウモリの糞は穀類を食べるネズミと違ってもろいので糞をつついてボロボロと崩れるとコウモリの糞だと見分けることも可能です。 ただ、コウモリの糞もネズミの糞もたくさんの寄生虫・病原菌を含んでいるのでさわったりせずに見つけたら早めに片付けて消毒したほうがいいでしょう。 ネズミの糞の特徴 ネズミの糞はネズミの種類によって、大きさや色、落ち方などが異なります。 日本の民家に侵入して巣を作るのは主に「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」ですが、これら3種類のネズミの糞の特徴などをまとめた表があるのでご紹介します。 細長くて、ぼとぼとと広範囲に落ちている。 パラパラと量が多い。 米粒大ほどで、先端が尖っている。 好きな餌(ネズミは雑食) 穀類のほかに、肉類・魚介類が好き 穀類と果物が好き 穀類と野菜が好き コウモリと違って、たんぱく質以外に穀類や野菜などを食べるので糞の色は茶色っぽくなっています。 また、糞に食物繊維が混ざっているのでコウモリの糞よりも固くなっているのが特徴的です。 コウモリの糞尿が落ちている場所 コウモリとネズミの糞そのものの特徴について紹介しましたが、糞尿が落ちている場所でもコウモリとネズミで違いがあります。 ネズミの場合は、床下や天井裏、外壁と緩衝材の隙間などで糞尿が見つかります。 それに対して、コウモリの場合は屋根裏や軒下に住み着くのでその周辺に落ちています。 ネズミの場合は屋内、コウモリの場合は屋外と覚えておくといいかもしれません。 ただし、コウモリも侵入できる入り口があれば屋根裏などに住み着いて屋内に糞尿を撒き散らすことがあるので注意が必要です。 日本の家に侵入するコウモリの種類 「ネズミも種類によって糞の形が変わるなら、コウモリも種類によってぜんぜん違うんじゃない?」と思いますよね。 確かに、種類によって糞の形状は異なります。 しかし、日本で民家に住みつくタイプのコウモリというと「アブラコウモリ(通称:イエコウモリ)」のみと言われています。 他の日本にいるコウモリだと、「オオコウモリ」や「クビワコウモリ」「ヤマコウモリ」など色々いますが、これらのコウモリは森林や岩の陰などに住みつくタイプなので民家近くで見られることはほとんどありません。 日本にも色々なコウモリがいましたが、その多くが自然環境で生きるタイプのため、森林減少や土地開発などで住処がなくなり絶滅したか絶滅寸前になっています。 アブラコウモリ(イエコウモリ)の特徴 アブラコウモリは、蛾やアリなどの昆虫を餌としています。 糞の特徴は、冒頭で紹介したように約5~10mmで黒っぽい色をしています。 他の絶滅寸前のコウモリと違って、集団で家の天井裏や軒下に住みつくことがあります。 1つの集団で10匹を超えることもあるので、住みつかれると糞尿で天井が腐る、壁紙が変色する、悪臭がする、虫がわくといった被害が起こりやすくなります。 コウモリの糞害にあったときの簡単な対処法 コウモリの糞害にあったとき、自分でコウモリを捕まえたり毒餌を使って駆除したいという人もいますが、コウモリは「鳥獣保護法」で勝手に駆除・捕獲・殺傷することが禁止されています。 よく鳥獣保護法は罰せられることはないと思っている人がいますが、それは違います。 違反内容によりますが、懲役1年以下または100万円以下の罰金、懲役6ヶ月以下または50万円以下の罰金、50万円以下の罰金、30万円以下の罰金といった具合に罰則があります。 コウモリの糞害を抑えるために、犯罪者となって履歴書などの「賞罰」の欄に犯罪の履歴を書くのは嫌ですよね。 ただし、コウモリに危害を加えずに家の中から追い出すことはできるのでその方法をご紹介したいと思います。 コウモリを家から追い出す方法 コウモリが家の中に入ってきた場合、自然に出て行くのを待つか、市販の忌避剤などを使ってコウモリが外に出て行くようにする対処法があります。 屋根裏や天井裏などの家の中に住み着いている場合と、雨戸や軒下などの屋外に住みついている場合で使える忌避剤や対処法が異なるのでそれぞれ分けてコウモリを家から追い出す方法をご紹介したいと思います。 コウモリを家の中(屋根裏や天井裏)から追い出す方法 コウモリを屋根裏や天井裏などの家の中から追い出す場合は、「忌避成分が含まれた煙」の使用が効果的です。 ただ、ホームセンターやネットショップで探してもコウモリ専用のくん煙忌避剤はなかなか見つからないと思います。 そういったときは、「ハッカ油」成分が含まれたくん煙忌避剤を選ぶのがおすすめです。 コウモリの忌避剤にはハッカ油が使われている コウモリは、「ハッカ油」のようなスッとしたハーブ系の臭いを嫌います。 実は、ネズミもハッカ油の臭いが嫌いで、ネズミの忌避剤にはハッカ油成分がよく含まれています。 そのため、コウモリ専用の忌避剤が見つからないときはネズミの忌避剤の中で「ハッカ油」のようなスッとしたハーブ系の成分が入っている忌避剤で代用するのがいいでしょう。 追い出したコウモリを家に入れない方法 一度家の中からコウモリを追い出しても、臭いになれたり、時間が経つと再度家の中に戻ってくる可能性があります。 そのため、コウモリ駆除などを行う駆除業者では家の中に入ってこられる隙間を金網などを使って埋める措置をとります。 個人でもできないことはないですが、コウモリが入ってこられる穴を探したり、高所で重い工具を使いながらの作業に慣れていない場合は業者に依頼することをおすすめします。 コウモリを屋外(雨戸や軒下)から追い出す・寄せ付けない方法 コウモリを雨戸や軒下などの屋外から、追い出したい・寄せ付けないようにしたいという場合。 このような場合は、「スプレータイプ」の忌避剤を使うのがおすすめです。 くん煙剤だとコウモリ専用の忌避剤がなかなか見つからなかったと思いますが、スプレータイプの忌避剤はイカリ消毒株式会社の「」があります。 ホームセンターやネットショップで誰でも購入することができ、使用方法もコウモリの糞が落ちている場所に吹きかけるだけなので誰でも簡単に使うことができます。 風が強い日や雨が降っている日は避ける 風が強い日や雨が降っている日に屋外で忌避剤を使っても、忌避剤に含まれている成分が飛んでいってしまい、効果が薄くなる可能性があります。 そのため、忌避剤を屋外で使うときは風が弱い日や雨が降っていない日にするのがおすすめです。 また、忌避剤を使用した日以降でも2~3週間経過した場合、強い雨が降った場合などは忌避剤の成分が落ちている可能性があるので再度スプレーしたほうがいいでしょう。 コウモリの糞の掃除・消毒・処分方法 コウモリの糞は、放置しておくと悪臭や虫の発生、病原菌の繁殖などに繋がるためすぐに掃除・消毒・処分をしなければいけません。 そこで、掃除をするときによくやる失敗や消毒に使う消毒液の種類、糞をどうやって捨てたらいいのかといった処分方法などについてもご紹介したいと思います。 コウモリの糞の掃除方法 屋根裏・天井裏や雨戸・軒下でコウモリの糞が落ちていた場合、必ず「マスク」や「ゴーグル」「ゴム手袋」をつけた状態で掃除をしましょう。 糞は箒などで集めて、可燃ゴミのゴミ袋に入れておきます。 大きい分を集められたら、細かいカスや毛などをコロコロや雑巾を使ってきれいに取り除くようにしましょう。 コウモリの糞の消毒方法 コウモリの糞を取り除くことができたら、今度は糞があった場所の消毒を行います。 雑巾などできれいに拭いても、糞があった場所には感染症や病気の原因となる菌がたくさんいる可能性がありますので必ず消毒を行いましょう。 消毒の際は、漂白剤を水で薄めたもので拭くか、ドラッグストアで売られている除菌用のアルコールスプレーもしくは害獣駆除を行った後に使われる消毒剤を使います。 また、ダニなどが発生している場合は、専用のダニ駆除剤を撒いておいたほうがいいでしょう。 コウモリの糞の処分方法 コウモリの糞は、可燃ゴミとして一般のゴミ出しの日に捨てることができます。 ただ、袋が破れて糞が飛び散ることもあるのでできれば袋を二重にするなどの破れ対策をしておくと安心です。 コウモリの糞の掃除をしたら「手と服も消毒」 コウモリの糞の掃除をしたら、必ず手を洗ってアルコールなどで消毒をしておきましょう。 また、服にもコウモリの糞のカスや体毛、わいていた虫などがついている可能性があるので漂白剤などを使って消毒しておいたほうが安心です。 コウモリの糞の掃除をするときは、捨ててもいい服を使うか、漂白しても問題ない作業着などを使ったほうがいいでしょう。 コウモリとネズミの糞の見分け方と簡単な対処法まとめ 今回は、コウモリとネズミの糞の見分け方と糞やコウモリへの簡単な対処法などを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。 コウモリの糞はネズミの糞と違って、色が黒くて脆いのが特徴的でしたよね。 また、コウモリはネズミと違って鳥獣保護法によって個人が勝手に駆除をすることができないので対処法には気をつけておきましょう。 もしも、忌避剤などを使ってもコウモリが家から出て行かない、駆除が必要だが自分では法律の手続きが分からない、駆除ができないといった場合は駆除業者に依頼されると思います。 その際は、業者によって料金が異なるので相見積りを取って複数業者で条件などを確認してから依頼されることをおすすめいたします。

次の

「コウモリ」の駆除方法は?市役所で解決できるってホント?

コウモリ の フン

コウモリは鳥類ではなく、我々に近い哺乳類です コウモリといえば、「トリでもない獣でもない仲間はずれ」「吸血鬼」「ドラキュラ」「闇の世界からの使者」など、あまりいいイメージがないかもしれません。 分類としては私たち人間と同じ哺乳類に分けられます。 コウモリは鳥の羽と異なり羽毛がなく、前足に飛膜と呼ばれる膜があります。 その膜が前足から後足まで伸びていて、翼のように飛行することができます。 後足で木などに掴まることはできますが、歩行ができません。 一般にイメージされやすい特徴として吸血がありますが、実際に行うのはごく一部の種類です。 主には夜行性で、植物や昆虫などの小動物を捕食しています。 哺乳類であるがゆえに、人獣共通の感染症を起こすウイルスなどを保有する可能性があります。 そしてその翼ゆえに、感染症を拡大させる可能性があるわけです。 ハンタウイルス感染症 日本でも1960年代に大阪梅田の居住環境の悪い地区で流行した感染症です。 1976年に韓国でアカネズミからウイルスが発見され、そのアカネズミの居住場所である川の名前から、「ハンタウイルス」と呼ばれるようになりました。 腎臓の障害を起こして出血傾向を示す腎症候性出血熱(HFRS, Hemorrhagic fever with renal syndrome)や主に肺の障害を起こすハンタウイルス肺症候群という病気を起こします。 ハンタウイルスは、ブニヤウイルス科ハンタウイルス属のRNAウイルスで、世界で同じような種類のウイルスが存在します。 主にネズミによって感染が拡大し、ネズミの触れたものを鼻・目・口で触れたり、ネズミに噛まれたり、ネズミのフンや尿に含まれるウイルスを吸い込むことで感染します。 ヒトからヒトへの感染もまれですが報告されています。 ネズミだけでなく、コウモリもこのウイルスを保有していると報告されています。 ウイルスが体内に侵入して発症するまでの潜伏期間は2週間程度です。 初期症状は風邪に似ていて、• 呼吸数が多い頻呼吸• 心拍数が多い頻脈• 下の方の背中の痛み• 筋肉痛• 嘔吐、嘔気、下痢• 全身倦怠感 などがあります。 腎症候性出血熱では、粘膜や皮膚での点状出血、日焼けのように顔が真っ赤になる、低血圧からショックを起こす、1週間以内に腎臓の機能が低下する腎不全がみられます。 ハンタウイルス肺症候群では急に悪化し、呼吸ができなくなる呼吸困難になります。 ウイルスに対する治療方法はないために、主に症状に対する対症療法になります。 ヒストプラズマ症 ヒストプラズマとは、Histoplasma capsulatumと呼ばれる真菌、カビです。 このカビが呼吸器や傷から体内に侵入することでヒストプラズマ症を引き起こします。 症状はほとんどみられませんが、軽い風邪のような症状もあります。 肺に侵入してしまうと肺炎を起こし、高熱や咳などの症状があります。 免疫不全などがあると全身感染となり、肝臓や脾臓が腫れてしまう肝脾腫や、副腎・骨髄・脳などにヒストプラズマが侵入して、そこで炎症を起こします。 このカビは温かくて湿気の多い環境を好み、コウモリのフンや尿などを栄養に増殖すると言われています。 治療は抗真菌薬を使いますが、症状に応じた治療も合わせて行うことになります。 コウモリが関係すると言われる病原体 コウモリはエボラウイルスを保有している中間宿主とも言われていますし、オーストラリアなどでは狂犬病ウイルスを保有していると報告されています。 … … コウモリ対策 日本ではあまり対策がされていませんが、オーストラリアではコウモリに接触することの多い人は狂犬病ワクチンの接種を勧められていますし、アメリカでは国外からのコウモリの輸入を禁止しています。 日本ではコウモリからの人への感染報告はほとんどありませんが、コウモリを捕まえたり、素手でさわったり、ペットとして飼育するなどの接触はできるだけ避けた方がよいでしょう。 コウモリの生息地域は山だけでなく、ビル、廃屋、人家の屋根裏などにも巣を作ることがあります。 フンが大量にある場合は、コウモリが住み着いている可能性があります。 夕方に家を観察して、コウモリが出入りしていないかどうか、出入り口にフンが落ちていないかどうかを確認し、その穴や隙間を塞ぐことが大切です。 コウモリは主に夏に繁殖期を迎えます。 そのため夏に穴を塞ぐと、巣にコウモリの子どもが残ってしまい、死亡腐敗する可能性がありますので、消毒が必要になります。 できれば、夏は避けた方がいいかもしれません。 コウモリは鳥獣保護法の対象になっていますので、勝手に殺傷・捕獲することは禁止されています。 くれぐれも素手でコウモリを触らないようにしてください。

次の